世話好き女子は都合の良い女になりやすい?
「彼を起こさなきゃ!」と旅先でも早朝から彼に電話したり、「あれや ってあげる」「これ忘れてない?」と世話を焼いたり。重宝されていると思いきや、それって実は逆なんです。
もくじ
世話好き女子は都合の良い女になりやすい?
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、尽くせば尽くしただけ愛されるんじゃないの?と思っているうあなたへメッセージです。
よく聞きますよね。
彼に世話焼いてばかりの女は都合の良い女になりやすい、なんて。
これは、半分正解で半分間違いだと思うのです。
なぜなら、適切な世話焼きは愛されるんですよ。
必要としていない世話焼きと、過剰な世話焼きは愛されず、悪用されます。
この悪用が「都合の良い女」になる源です。
ということで、本日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツはじめます。
尽くすほどにすり減っていくもの
彼に対して世話を焼くことって、「私からの愛情」だと思っている方って意外と多いように感じるんですけど、私これ、ちょっと違うと思っていて。
これはずばり「相手への愛」というより、「自分への愛」つまり自己満足の愛だったりするんですよね。
自己満足の愛の場合は、適切な世話焼きとは違うんです。
どういうことかというと、「適切な世話焼き」って、相手への愛がちゃんと含まれているんです。
でも、「適切ではない世話焼き」ってどういうものかというと、相手が必要と思っていない世話焼きとか、ちょっと多すぎる過剰な世話焼きということです。
これってつまり、相手を満たすというよりも自分を満たすための愛であることが殆ど。
だって、相手が必要と思っていなかったり、相手が多すぎると感じていたりっていうことですから、相手からすればむしろ迷惑行為でしかありません。
ほら、お母さんが自分の子どもに対して過剰に愛情を注ぎ過ぎて、何でもやってあげちゃうとその子が何も出来なくなっちゃったり、自分で考えることが出来なくなっちゃったりするじゃないですか。あれと同じです。
ということは、彼がラクちんになるためにやってあげすぎるのもどうかと思いますよ。
それをやっているとすり減っていっているものがあるんです。
あなたの時間。
あなたの命。
時間と命はイコールですものね。
そして、増えていっているものは「こんなに尽くしているのに・・・」という無償の愛ではない想いです。
彼の心をつなぎとめるのは辞めなさい
片想いから恋愛に突入したり、出逢って間もない彼や、恋愛下手さんがやってしまいがちなこと、それは「相手の心をつなぎとめる」ということ。
あなたが頑張って彼の心をつなぎとめようとしなければ、あなたから離れていってしまうような相手は、本来のあなたの相手ではないのかもしれません。
本当の相手は、あなたがつなぎとめようとしなくても、その関係性は繋がって続いていくものです。
つなぎとめようとすると、どうしても「過剰」になりやすいし、過剰になればなるほど「相手は何もしなくなる」もの。
だって、何もしなくてもしてくれるんだもの、ラクちんでしょ。
彼との関係性がそういうものが理想というのであれば無問題ですよ。
だけど、大抵の女子は「想い想われ」の状態を求めているのではないでしょうか。
要するに、想う分と想われる分の比重というか、注ぐばかりではなくて注がれたい気持ちもあるのではないかな、ということです。
過剰に彼の世話を焼いてしまう女性は、世話を焼いてもらいたかったり愛を注いでもらいたい気持ちもあるのですが、実はそれをされることに慣れていなかったり、抵抗感があったり、素直に相手からの愛情を受け取ることができないケースが多いものです。
あるアラフォー女性のAさんは、彼に対して何から何までしてあげるタイプ。あのまま行ったら、彼の靴下まではかせてあげちゃいそうな勢いでした。
付き合い始めの頃は、彼の方が彼女にぞっこんの状態だったのですが、気づけば立場逆転。Aさんの世話好きが爆発し始め、彼は何もしなくなっていきました。
Aさんのぼやきは「アノ人は何もしてくれない」「アノ人は何も考えていない」というものでしたが、彼のやる気や行動力を奪っているのはまさにAさん自身。
だけどAさんは自分が原因だとは思わず「他に好きな人がいるのかも」「私のこと飽きちゃったのかも」と焦っていました。
うわべだけの愛じゃイヤなら
散々世話を焼いておきながら、いきなり何もしなくなったら彼から捨てられてしまうかも・・・と思われるかもしれませんが、自分の愛情が空回りするような関係性から脱却したいと思うなら、どこかで一度軌道修正する必要があります。
- カタチばかりの恋人関係。
- ただ想いを注ぐだけの付き合い。
- 付き合っているのにどこか虚しさを感じる。
もし今、恋人との関係において、あなたがそんなふうに感じているのなら、一度見つめ直してみませんか。
彼のことではなくて、あなた自身のこと。
今のようなどこか冷めたようなうわべばかりの愛ではなくて、お互いを思い遣れる、互いを必要と感じられる関係を築いていきたいと思うなら、あなたばかりが苦労するような付き合いを続けていては、それは望めないでしょう。
だけど、今握りしめている「私が頑張らなければ」「私が愛情を注ぎ続けなければ」という想い、そうしなければ終わってしまうという妄想を手放していったら、今よりずっとあったかい恋人同士になれるはずです。
なにより、恋人同士のその立場って、いつだってフィフティフィフティですよね。
今どう見ても、私8割、相手2割・・・みたいな感じになっているのなら、ちょっと苦しい恋愛になっているのではないでしょうか。
自分の方が圧倒的に彼を想っていると仰っていたアラサーのAさんも、彼との関係に悩んでいてご相談にいらっしゃったのですが、ほどなくフラれてしまいました。「あんなに私、自分を抑えて彼に合わせていたのに」と仰っていましたが、それがまさに別れの理由に直結してしまっていたのです。
このAさんは、数ヶ月後彼とやり直すことになったのですが、その時のAさんは別れた頃のAさんとは違うAさんでした。合わせてしまう自分を捨てて、私は私でOKというAさんでした。
そしてそれが、Aさんの彼が待ち望んでいた彼女の姿だったのです。
うわべだけの恋人から、ホンモノの恋人同士になった瞬間って、こういう時に訪れます。
stand.fm音声配信|世話好き女子は都合の良い女になりやすい?
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
世話好き女子は都合の良い女になりやすい?
世話好きの度合にもよりますが、その加減がわからないと間違いなく都合の良い女になっていきます。そんなのイヤだ~というあなたはご相談ください。