危ない人間関係:距離を取っても疲れてしまうなら
職場でも友人関係でも、言いたいことがあんまりうまく言えないものだから、距離感を大事にしています。でも、それでもやっぱり疲れてしまうのです。家に帰ってからぐったりしてしまいます。
もくじ
危ない人間関係:距離を取っても疲れてしまうなら
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、どうしても人との距離感がうまく取れずに疲れやすいあなたへメッセージです。
- 危険な人には近づかない
- 意地悪な人にも近づかない
- 面倒臭い人には絶対に近寄らない
って思っているのに、気づけばそういう人に囲まれてしまう・・・。
もしあなたが、そういう状態なのだとしたら、そういう人ばかり注目しているからそんなことが起きてしまうのです。
- 危険な人には近づかないと思っていれば、危険な人に目線が行っています
- 意地悪な人にも近づかないと思っていれば、意地悪な人を感知します。
- 面倒臭い人には絶対に近寄らないと思っていれば、面倒くさい人が目につきます。
本当はどういう人たちと人間関係を築いていきたいのでしょう。
これが本当に大切なポイントです。イヤな人間関係に囲まれているという人は、ネガティブポイントに目線を合わせ過ぎているのかもしれません。
ではどうしたら、自分に快適な距離感を保ちながら人間関係を築いていったらいいのでしょうか。
ということで、本日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツはじめます。
人との距離感は心の距離感
- こんな人には近寄らないようにしよう
- こんな人とはお近づきになりたくない
もしあなたがそう思っているのに、気が付くとそういう人たちばかり周りにいる・・・という状況なのだとしたら、頭の中に「こんな人」が充満しているんじゃないかと思うんです。
例えば・・・
- 意地悪な人
- 冷たい人
- 八方美人な人
- 批判的な人
- 暴言を吐く人
- マウントを取る人
- 優柔不断な人
- 世話焼きな人
- ハッキリしない人
みたいなね。
「意地悪な人はイヤだな」「意地悪な人に目をつけられないといいな」と思っていると、「意地悪な人」が近くにいたりする。
「冷たい人は嫌い」「冷たい人に冷たいことを言われたくない」と思っていると、「冷たい人」に冷たい扱いをされていたりする。
頭に描いている人が現れてしまうのは、引き寄せの法則的にも妥当です。
と同時に、恐ろしいことにその要素があなたの中にもあるということでもあります。
- 意地悪な人がイヤだなと思っている人の中には、意地悪な要素があります
- 冷たい人は嫌いだなと思っている人の中には、人に冷たいという要素があります
- 八方美人な人は大嫌い!と思っている人の中には、八方美人的要素があります
- 批判的な人はイヤだなと思っている人の中には、人を批判する要素があります
- 暴言を吐く人なんて!と思っている人の中には、暴言が溜まっています
- マウントを取る人は本当にイヤだなと思っている人の中には、マウントを取っている要素があります
- 優柔不断な人は避けたいと思っている人の中には、優柔不断な要素があります
- 世話焼きな人は面倒だなと思っている人の中には、世話焼き要素があります
- ハッキリしない人がイヤだなと思っている人の中には、ハッキリしないという要素があります
こんなふうに、自分で自分の中にあるものを見ないようにしていると、それをオモテに出している人を見るとモヤモヤイライラするのです。
人との距離感は心の距離感。
つまり、心の中で見ないようにしていること、遠ざけようと思っていることが近くにやって来てしまいます。
距離を取るなら受け容れよ
自分の中にある想いは、けしてないものにしてはいけません。
「ある」と認めてあげることで、スッと消えていくことが殆どです。
- 意地悪な人がイヤだ。私の中にも意地悪な部分てあるんだな。
- 冷たい人は嫌い。私にも人に冷たいところあるしな。
- 八方美人な人は大嫌い!そういう私も八方美人なんだわ。
- 批判的な人はイヤ。かくいう私もココロで相当人を批判してる。
- 暴言を吐く人なんて!あぁでも私も暴言を言い溜めてるよね。
- マウントを取る人は本当にイヤ。だって私がマウント取れないじゃん。
- 優柔不断な人は避けたい。そんな私も優柔不断。
- 世話焼きな人は面倒。私も面倒な世話焼きだし。
- ハッキリしない人ってイヤ。自分がハッキリしないでいるのもモヤモヤする。
そう、こんなふうに鏡のように周りの人って自分の内面を映し出してくれているんです。
だから、頭の中で「あれはいや」「これはいや」と考えている人は、紛れもなく自分の中にその要素を持っているということなんです。
でも、一旦しっかりその現実を自分が受け容れてあげれば、そういう人は消えていきます。仮に目の前に存在していても以前とは印象が変わって行きます。
人を受け容れるより先に、まずは自分を受け容れること。
これがとっても大切なんです。
妄想するから疲れてしまう
距離を取ろうとして疲れてしまっている人は、その人のこと、その人のイヤだなと思っている要素ばかりが頭に渦巻いているため、自分の中にある同じ要素と共鳴してあれこれ妄想しています。
考えたくないのに、自分の中にあるものさえ認めずにいるものだから、余計にイライラが増してしまうのです。
一旦受け容れるということが簡単に出来れば、その妄想からも抜け出せるのですが、思い切り相手を否定したり卑下しているため、自分ごととなるとなかなかそうも出来ません。
だって、そんなことをしたら自分を否定したり卑下することになるから・・・。
でも、自分にある要素を持つ人を否定したり卑下している時点で、同じ要素を持つ自分をも否定して卑下しているのと同じなんです。
だから余計に相手にイライラし、自分に対してモヤモヤしてしまうのです。
そもそも「人に対して何かを感じる」ということは、自分の中にも「在る」ということですよね。まったくないものは反応・共鳴しないものです。
まったく気にならない人やものすごく気になる人が、人によって異なるのはそのためです。
職場の人間関係に苦しんでいたアラフォーのAさんも、同僚のBさん・上司のCさん・部下のDさんにイライラしっぱなしでした。でも、そのことを想うと同時にモヤモヤも止まらなくなっていたのです。
セッションを重ねていくにつれ、Bさん・Cさん・Dさんにイライラする内容は全部異なっていましたが、そのすべてをAさん自身が常々避けていたこと、見ないようにしていたことに気づきました。
- 出来るのに出来ないというBさん
- 大変なことを後回しにするCさん
- ギリギリにならないと動かないDさん
自分にその要素があると分かった時のAさんの表情。そして、受け容れてからのBさん・Cさん・Dさんへの想いの変化。目を見張るものがありました。
誰もが人に対していろんな想いを持っています。もちろん私も。でも、その都度想うのです。
気づかせてくれてありがとう。
そのために現れてくれてありがとう。
あなたの周りもきっと、あなたの要素で満ちあふれていることでしょう。
stand.fm音声配信|危ない人間関係:距離を取っても疲れてしまうなら
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています。
では改めて、今日のメッセージ
危ない人間関係:距離を取っても疲れてしまうなら
人間関係の悩みは日常生活に支障をきたすことが多いもの。心地よい関係性を築いて軽やかに過ごしていきたい!というあなたはご相談ください。