自分を幸せにしてあげられないあなたへ

「結婚したいけど動けないんです」と人のお世話が大好きな心優しいアラフォー女性が仰います。お仕事はまさに「人を幸せにする」職業。だけど自分のことはそうできず。

自分を幸せにしてあげられないあなたへ

正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、大切な自分にだけ愛を届けられないあなたへメッセージです。

 

ある40代の女性は一度離婚を経験していましたが、離婚から10年経ち「そろそろ私もパートナーがほしい」と思い始めていました。

 

ところが、なかなかしっくりくる人と出逢いません。

というか、「パートナーがほしい」「再婚もしてみたい」と思っているのに、どうも気持ちが入らないのです。

 

お話をお伺いすると、彼女はとても「苦労を背負い込みやすい」タイプでした。

苦労を背負い込みやすいというのは、自分がなんとかしなきゃと思いやすいタイプでもあります。

 

恋愛したい

彼がほしい

そう思う気持ちはあるにはあるけれど、年老いた家族のことが心配でなかなかそんな気分にどっぷり浸ることもできません。

 

彼女と話をしていると、ご実家のお父さんやお母さん、そしてきょうだいのことでものすごく怒りを感じていることがわかりました。

 

ただ、激しい怒りを彼女自身感じてはいるけれど、同じくらい沈み込むような悲しみも抱えていました。

 

気になって気になって仕方がないことが心に蓄積し過ぎていて、そして、家族の問題も全部自分が抱え込んでしまっていて、自分の幸せどころじゃなくなっていたのです。

 

こんな状況の彼女が、果たして恋をしたり再婚したりできるのでしょうか。ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。

つらいことばかり目について

自分の家族との関係に、身動きが取れないような不具合が起きていて、自分にとっての幸せなことを見つけにいくことが出来ない・・・

そんな状態だと彼女は言いました。

 

とはいえ、このままでは気持ちが落ちて鬱々としてしまうと感じた彼女は、日頃は好きなことしかしていないそうです。

ただ、それでも気持ちが晴れません。

 

これは一重に、やっぱり「家族のこと」が彼女にとっては大切で、何より一番の気がかりなもので、そこには笑顔があって、その中心には自分がいたい・・・という切なる願いが心の内に秘められているからです。

 

ただ、彼女にはお父さんやお母さんに許せないことがてんこ盛りにありました。

その許せないことを思えば、お腹の底から煮えくり返るような気持ちになりました。

 

許せない自分がいることを許そう・・・

そう思って、自分を出来る限り甘やかして、好きなことだけするようにしているそうです。

 

ただ、やっぱりどうしても晴れないのです。

気持ちがどうにもどんよりしてしまうのです。

自分のことはいつも後回しの弊害

  • 恋がしたい
  • パートナーがほしい
  • 再婚もしてみたい

 

そう思うのに動けない彼女の原因は、間違いなく「家族にある」と彼女は思っているようでした。

 

ただ、私はその原因は「彼女にある」と感じました。

 

家族といる彼女はいつも緊張感を持っていて、子どもとしてリラックスしていたことがなかったそうです。

「子どもとしてリラックス」なんていう言葉が出てくる事自体、ちょっとその家庭で「子どもとしての居場所」があまり感じられずに成長してきたのかなという印象を持ちます。

 

子どもはワガママで言いたい放題、自由奔放、天真爛漫。それを怒られたり笑われたりしながら大人になっていくものです。

 

でも、彼女の成長過程では、彼女が大人のかわりにしっかりせずにはいられない環境だったようです。

 

私がいないとこの家族はまとまらない

そう感じてからずっと、彼女は「家族を背負って」生きることになりました。

 

自分のことを後回しにして、家族のことをまず世話をすること、それが彼女の役割になりました。

 

一度結婚して家族から離れたけれど、離婚してまた家族を目の当たりにして「やっぱり私がいないと」と思ってしまったのかもしれません。

 

でも、それを手放さない限り、彼女が自由自在に恋をしたり、パートナーをつくったり、再婚したりなんてことはなかなかできそうにありません。

笑顔の中心に自分がいる

彼女の本当の夢は、恋でもパートナーでも再婚でもないように感じました。

 

家族関係が壊れていると感じているこの女性の本当の願いは、何を置いても「家族の笑顔」のようにみえました。

 

そしてその中心には、同じように笑っている自分がいることでした。

 

ただ、現実はどうしても自分の笑顔が後回しになっています。

 

愛情は親から子へ流れて来ます。存分に親からの愛情を得た子どもは、それを自分の周りの人達にも与えてゆけます。

 

けれど、幼い頃から逆の立場を演じてきた彼女は、親からの愛を受け取り損ねていました。実際は親からの愛情は彼女に注がれていたのでしょうが、彼女は自分が親の立場に立つことで家族を背負って来ましたから、自分が親への愛を注ぎ続けたのです。

 

逆流が起きて、親からの愛は彼女の手を素通り。

彼女からの愛は、悲しみと怒りにまみれ、悪循環になってしまいました。

 

これを軌道修正するには、彼女の心の中にある悲しみと怒りを存分に吐き出させてあげること、そして、子どもらしさを出せずに成長してしまった自分自身に思い切り子どもらしさを体験させてあげること、です。

 

心の中に住んでいる幼い自分が満足できるように。

 

思い切り自分らしさを取り戻せたら、気づけば家族の真ん中に笑っている自分を見ることが出来るでしょう。そのかけがえのない安心を手に入れることが出来たなら、恋もパートナーも再婚も、やがて現実のものとして楽しみを伴って彼女の前に現れるはずです。

stand.fm音声配信|自分を幸せにしてあげられないあなたへ

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

自分を幸せにしてあげられないあなたへ

もしかしたら私、彼女のように何か要らないものを背負い込んでいるのかも・・・というあなたは一度お話をお聞かせください。


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