彼の特別の存在になるのが怖いんです
恋愛したい!恋人がほしい!と思いながら、いざ彼氏が出来ると泡のように恋が終わってしまう人っているのですが、もしかしたらこんな状態なのかもしれません。
もくじ
彼の特別の存在になるのが怖いんです
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、恋人がほしいのにいざとなるとビビッてしまうあなたへメッセージです。
こういうお悩みをお持ちの女性って「短い恋愛を繰り返してしまうんです」みたいなことを仰るのですが、実情はちょっと違うんじゃないかなって思うんです。
「短い恋愛」と表現されるんですけど、実際は「恋愛」にまで至っていないのではないでしょうか。
いわゆる「彼氏・彼女」の関係になる以前に別れに至ってしまっているというか。
というのも、冒頭にお伝えしたように「特別な存在になること」に恐怖を感じてしまうため、深い付き合いまで進めないんです。
これは何も「肉体関係になれない」とかそういう意味ではありません。
むしろ、そうなるのは早いんだけどその先がない・・・みたいな人もそういう傾向にあるのかもしれません。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
恋はしたいけど不安が山積み
婚活や恋活をしていて、恋愛がしたい・結婚がしたいと思っている女性はもうたくさんいらっしゃるんですが。
この方は本当に恋愛したいのかな?
この方は本当に結婚したいのかな?
と感じてしまう女性も意外と多かったりするんですよ。
そう。
恋愛がなかなかうまくいかない、出逢っても恋愛が長続きしないと悩んでいたアラサー女性の冴子さん(仮名)もその一人でした。
冴子さんは、お洒落やメイクや食にも興味があって、人を好きになる気持ちもあって、自分ではごく普通の平均的なアラサー女性だと思っていました。
でも、人並みに出逢いもあったし、告白されることもあったりするけれど、恋愛に関してだけは「ごく普通の平均的なアラサー女性」ではないと感じていました。
なぜなら。
いざ恋愛が始まる段階になると、一対一という関係性が重く感じてしまうから。
いえ、冴子さんが相手を一途に好きになることは問題ないし、むしろドキドキするから良いのだけど、相手が冴子さんに一途になったり、積極的に来られると、重いというより恐れを感じてしまうから。
相手の唯一の存在になることに恐怖心を抱いていては、とても恋愛なんて出来ないし、結婚なんてもっと無理です。
なので振り返ってみれば、どれも軽い風邪みたいなお付き合いばかりになってしまっていました。
自分で恋をぶち壊す人
冴子さんのように自分で自分の恋愛をぶち壊してしまう人は、単純に自分に自信がないというただそれだけで一括りには出来ない深い問題を抱えていることがあります。
実は冴子さんは小さい頃からお母さんに虐待を受けていたのです。お母さんだけでなく自分のお姉さんからも。
一番愛すべき母親、一番信頼すべきお姉さんから受けたその虐待は、冴子さんの身体だけではなく心もひどく傷つけました。
そんなお母さんやお姉さんでしたが、時々は冴子さんに優しく接することもあったそうです。
冴子さんがものすごく勉強を頑張ってテストや通信簿の成績が良かった時
お母さんやお姉さんのお手伝いをした時
そんな時はものすごく嬉しかった冴子さんでしたが、そうではない日々の方が圧倒的に多くて、そんな陽だまりのような日は年に何回もありませんでした。
こんなふうに幼少期にありのままでいられる自分の居場所がなかったり、ありのままの自分を否定されたり蔑まれたりして育った環境だったりすると、心はどんどんひしゃげてしまいます。
ひしゃげたまま大人になって、いろんなモノゴトが理解できるようになったとて、そのひしゃげた心は無理に元には戻せませんし、元がどうだったかなんてわからなくなってしまうのです。
子どもらしくいられなかった幼い頃を過ごして来た人にとってはありがちなのですが、子どもらしくいられなかった影響、子どもらしくさせてもらえなかった影響は思っているよりずっと、大きな影響力を持ちます。
うまくいったらどうしよう?
冴子さんは恋愛をしたいと思いながら「うまくいったらどうしよう?」という想いが常に心のどこかに棲みついていることに気づきました。
そしてそれは同時に「相手から見て私が唯一の存在になったらどうしよう?」ということでもありました。
私なんて相手にとって、たったひとりの愛される人なるほどの人間なんかじゃない
頑張らなければ
完璧にこなさなければ
愛されない人間なんだ
そうはっきり明確に思っていたわけではないけれど、実際にセッションでお話をお伺いしていくうちに、冴子さんの気持ちはどんどんクリアになっていきました。
そうだ、私は存在してはいけない人間なんだ
私がここにいるためにはもっと役に立たなければいけないんだ
冴子さんがこれまでの人生で掲げてきたそんな信念が、逆に冴子さんを縛りつけてうまくいかない源になっていたことに冴子さんは愕然としました。
だけど、まさにこれが冴子さんを苦しめてきた問題です。
これを手放していくには、今までの自分を否定することになる?と恐怖感も感じていました。
でも・・・
そうではありません。
手放すということは、冴子さんにとってもっと大切なものを抱きしめるために、今もっとも大切なこと、必要なことだったから。
自分の中にある、自分を苦しめているものをごっそり手放したからこそ、自分の中にもともとあった自分をもっと楽に、そして幸せにするためのものをたっぷり抱きしめることが出来たのです。
人はみな、いろんな思い込みを持ち、それが常識となって生きています。
その常識を一度疑ってみると、案外クルっと幸せ方向に運命の矢印が向いてくれるものですよ。
stand.fm音声配信|彼の特別の存在になるのが怖いんです
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
彼の特別の存在になるのが怖いんです
恋愛とは結婚とは、お互いがお互いの特別の存在になるもの。そこにビビッてしまう・・・というあなたはご相談ください。