【体験者さまの声】人間関係の悩み:悪いことが起こるのは自分のせい、そう思うと自分を出せない
心の本音を聴くカードセラピーお客さまの声
悪いことが起こるのは自分のせい、そう思うとなかなか自分を出せない
20代女性のクライアントさまより、許可をいただいて掲載しております
「どうにかしなくちゃ」という焦りでいっぱい
会社の電話で、会ったこともない人から怒られた。
ちょっと機嫌が悪かったようだったけど、すごく怖かった。
考えてみると、誰かに何か指摘されると、いつも怒られているように感じてしまって、心がギュッと悲しい気持ちになっていました。そして、「こんなふうに悪いことが起こるのは自分のせいなんだ…」という思いに駆られて、自然な自分を出すことが怖くて…
自信を持てずにいたクライアントさんから、セッション後にいただいたご感想です。
クライアントさんはセッション中にいろいろなことに気づかれました。
「考えてみるとあの頃から、人に怒られたり、指摘されたりすることが怖いんです。」
少し心理セラピーの域になりますが、クライアントさんは中学生の頃、あるクラブで先生や先輩から、思いがけないことでひどく責められたことを、セッション中に思い出されました。
「子どもの私に対して、オトナである先生や先輩が、あんなに責めてくるなんて」
ですが、そのことを「こんなこと親に言えない…」と、クライアントさんは心にしまい込んでしまったそうです。
クライアントさんが引いた悩みの根本原因は「試練」のカードでした。
追い詰められて必死の状態です。まさに今の状態にぴったりだったようで、心からしっくり来られたようです。このカードを見ながらお話している最中に、さきほどの昔の出来事を思い出されました。
次に選んだ解決の糸口のカードは「コミュニケーション」
「怒られるのが苦手で、悪いことが起こるのは自分のせい」と感じているクライアントさんにとって、この解決策のアクションは、少しハードルが高そうに感じられたようです。
でも、【心の本音を聴くカードセラピー】の大切なところはここからです。
クライアントさんに、この「コミュニケーション」のカードのイメージをよく見ていただき、私からはカードのメッセージをお伝えしました。
その2つから、クライアントさんが感じることや思い浮かぶことを、思いつくままに話していただくのですが、そのすべては、すでにクライアントさんの中にあるものしか出てきません。
クライアントさんは「コミュニケーション」のカードのイメージに、「やさしさ」と「あたたかさ」を感じました。「できません」や「むずかしいです」という言葉はありませんでした。
そして、ご感想にあるように、「(やさしさやあたたかさを)素直に受け取れたらいいな」と、クライアントさんは感じました。
「受け取る」という印象もクライアントさんのものですね。ほかに「与える」「分かち合う」「生まれる」「交信する」など、さまざまな表現をする方もおられます。印象の表現はクライアントさんによって本当に異なります。
私が「(そのやさしさやあたたかさを)誰から受け取りましょうか?」とお伺いすると、「家族や友だち」と答えておられました。
クライアントさんは、「怒られるのが怖い。何かあると自分のせいなんだ。」と思いながらも、自分なりの安全な場所をちゃんとわかっていましたし、自分がコミュニケーションを取りたい人が誰なのかも、よくわかっていました。
会社の電話で、知らない人に怒られたのは「クライアントさんだから」怒られたのではなくて、たまたまその人のご機嫌がそんな状態だっただけ。そして、それを怖がったり、自分が悪かったんだろうか?と思うより前に、そんな相手を「不快に感じて良い出来事だった」とわかったそうです。
理不尽な怒られ方をしても、「自分が悪いのかな?」と思ってしまう人は意外と多いものです。
中学生の頃、先生や先輩に責められて苦しかったときに、さらに「自分が悪いんだ」と責めていたクライアントさんは
「親に心配かけてしまうかも」
「もしかしたら、このことを言ったら親にも責められてしまうかも」
「友だちに相談しても責められてしまうかも」
と、怖くなって小さく縮こまっていました。
でも、それから10年以上経ち、オトナになったクライアントさんには「素直に受け取れたらいいな」と思う家族や友だちがいる。その安全地帯は、クライアントさんのやさしさやあたたかさがつくったものです。
「自分にはこんな素敵なベースがあるんだ」という安心感があることに気付けば、会社などの外の世界でも、ありのままの自然な自分を表現していくことが少しずつできていくのです。
とはいえ、いきなりは難しい。
なので、少しずつ少しずつで大丈夫。まずは大切な家族や友だちと、やさしさや温かさのある素直なコミュニケーションを取ること。そうやって過ごしていくことをクライアントさんは選びました。そして、素直に感じたことを認める勇気が大切だということにも気づかれました。
そのためには、「快なこと」「不快なこと」を、ちゃんと感じられるセンサーを磨く必要があります。磨くといっても難しいことはありません。
「自分自身で快を選ぶ」
ただそれだけです。
でも、なんでも「自分が悪いからだ」と責めて怖がっていては、「不快」の海をいつまでも泳ぐことになってしまいます。そうなると、不快な状態が続き、いつしかそれが日常の当たり前になって、本当に望む「快」の状態が、むしろ居心地が悪い状態となってしまうのです。そうなっては、より一層自分を苦しめることになりますよね。
小さい頃の出来事がきっかけで、小さな思い込みが生まれます。その思い込みは、小さな自分を守ってくれていたもの。だから、小さな自分は大事に抱えて過ごしてきました。
もうオトナになって、そんな思い込みが必要なくなっても、その小さな思い込みを大事に抱えていることがあります。解決の糸口のカードはクライアントさんにとって「大切な行動」を促してきますが、その解決策があまりにもハードルが高く感じられたり、ご自身の中から何も答えが浮かばなかったり、逆に抵抗が感じられる場合もあります。
そんなときは、もしかすると上手く行かない根本原因は、あなたの小さい頃に深く根付いている可能性があります。このような場合は、別の方法で解決につなげていくこともできます。
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