LINEからの質問:恋活・婚活する上でガンの既往歴はいつ言う?打ち明ける?
こちらは、LINE公式アカウントのお友だちからの質問にお答えする記事です。現在ガンで闘病中の20代の女性からのご質問です。ガンだけど恋愛したい。ガンだけど恋活・婚活したい。そう思うことはいけないことでしょうか。
彼女はこれまで、ふたみ主催のオンラインお茶会「のりカフェ」に参加してくださったり、個人セッションを受けてくださったりしていました。自分にとって大切な家族がほしくて初めての婚活もされていたのですが、昨年末にガンが見つかり現在は治療に専念されていて、そのうえでご質問をいただきました。(ご本人さまの了承を得て掲載しています)
最初から言うと誰も寄って来なさそうだし、知り合ってしばらくして伝えた時に「それならやっぱやめた!」とか言われたら悲しい。(私も「ガンでした」と言われたら当事者ながら身構える。その気持ちはわかる。)
また、5年は再発のリスクがあるので経過観察期間があるけど、いつから恋活始めていいのか。健康状態は人より劣るので、ハンデ感をどうにかしたい。
(20代女性/原文まま)
もくじ
不安を受け容れる
はい、恋愛に限らず、いろいろな面でとっても弱気になってしまうと思います。ただそれは、無理もありません。ガンと言う病は今の時代、治る病というふうに言われていますが、実際になってみた人でなければわからない不安や恐怖があるでしょう。これはガン以外の病、また病以外でもそうですが、自分自身の弱気・弱音を受けとめた先にこそ、強気な現在が生まれるものです。今、ハンデ感を感じていらっしゃるということなので、苦しい部分ももちろんあるでしょう。けれど、今後のためにはとってもラッキーなこと。痛みを感じた分、そこから回復するパワーは力強く、自信が宿りますから。
人間って少しでも体調がすぐれないと、たちまち気分が滅入るものです。でも、それを認めずにないことにして頑張り続けてしまう人が多いもの。それって、強さではなく弱さなんですよ。
「自分は今、○○が痛い」「○○が重苦しい」「○○がだるい」など、ありのままを認めることで、「休もう」「寝よう」「病院へ行こう」という先の行動が生まれます。弱い部分を受け容れるんです。強くなるためにね。そうすると徐々に普段通りの自分が蘇ってきて、ひと山超えて強くなる。そんな繰り返しで人はココロもカラダも成長しているのです。生まれてこの方、体調がすぐれない・気分が滅入る→元気になる・楽しくなるというのを繰り返し乗り越えてきて「今」があります。
あなたは今、ガンと闘病中です。病そのものの不安も大きいはずです。身体に負担の大きい運動・行動はもちろん避けていらっしゃるでしょう。完治に向けてどんなふうに過ごして行けば良いか調べたり、まっすぐ治療に専念していると思うのです。
ご自身の弱い部分を認めて受け容れる。「今はガンである」→「治療しよう」という行動をしているのです。だからその先、ひと山超えたら今までのあなたより着実に強くなりますよね。自分にも、人にも。
恋活をいつから始めたら良いか?
闘病中だから「恋をしてはいけないのか?」という問題について、私の答えはNOです。だって、病気と恋愛はベツモノですから。
病がカラダの問題だとしたら、恋愛はココロの問題。どんなに身体がくたびれていても、愛する人を想う気持ちが消えないように、心が動き出す恋愛は全然問題ありません。むしろ、ココロの元気によってカラダの元気に繋がっていくこともありますよね。好き!とか嫌い!という感情、想いはコントロール不能な部分があります。なので、恋には「待った」がないんですね。もし、誰かを好きになることがあったら、いつだってGOGO!でOKですよ。恋活は今すぐでも始めてだいじょうぶです。
自分に既往症がある場合、いつのタイミングで相手に伝えればいいか?
逆に、あなたならいつ、相手からそのことを知らせてほしいでしょうか?ここで気にしたいことは、相手の立場に立つのではなく相手の位置に座ってみることです。目線を同じくしてみること。そうすると、自然と自分が進むべく道筋が見えてくるでしょう。
あなたが相手のことをまず知りたいと感じるのなら、最初にあなたから伝えることです。あなた自身が知らされる立場だとして、ある程度経ってからだと「騙された」とか「隠された」と感じるかもしれないと思われる場合は、特に最初にお伝えする方が良いでしょう。でも、恋愛感情は抜きにして「お友だちとして信頼関係を築いてから」ということであれば、後から伝えるというケースもありかもしれません。
出逢い方として、同じ病の人が集うサークルや、そういった事業に携わる方々の場合でしたら、病自体をお互いに受け容れ易く、ひとりひとりの人間・個性として関われるというケースもあるでしょう。
既往症はコンプレックスと同じ
ただ、既往症というのは病は病ですが、コンプレックスと感じていることと同義なところもあります。ガンという病気ではなくても「これを言ったら引かれるかも」というコンプレックスや趣味嗜好・性癖など、人それぞれ大なり小なり人には言いにくい素を持っているものです。
一緒に生活する以上、言っておいた方が良いことがあるとしたら、それについてお互いに受けとめ合えるかどうかが肝になってくるでしょう。理解はできなくても受け容れられるかどうかということですね。
今回はガンで闘病中ということですので、相手が病気のことについて詳しく理解できなくても、その事実を受けとめられるどうか、受け容れられるかどうかが肝です。「ガンの詳しいことはわからないけど、それを含めてキミを受け容れるよ。大事な存在だよ。」と理解して愛を循環できるかどうか、です。
昔ドラマでね、結婚した夫の性癖が「夜の生活は女性が赤いハイヒールを履かないとできない」というものがあったんです。1992年の有名なドラマ「ずっとあなたが好きだった」で佐野史郎さん演じた冬彦さんというマザコン男性なんですが。これも事前に知っているのと知らないまま結婚したのでは、心象も結婚するか否かも全然違ってくると思うんですよね。「絶対イヤだ」という女性がいる反面、全然平気な女性もいますから。
堂々と、恋せよ乙女
堂々とご自身の病と向き合っているあなたですから、恋活をするとしてもどうか堂々としてください。あなた自身が自分の個性・プロフィールとして、病を受け容れているのであれば、それを自然なかたちで受け容れてくれる人だけを目指して、希望を持って恋活することです。
実際に、ガンで闘病中に恋愛をして結婚をされた方もたくさんいらっしゃいます。恋はハートです。動いている心臓と同じで、自分の意思で止めることはできません。ご自身の病に気後れしそうな場合、想い出してみてほしいのは、結婚してからガンになられる方もいらっしゃるということです。そしてガンじゃなくても、さまざまな病と闘っている人はたくさんいます。昨今ですと新型コロナウィルス。これはもう、いつ・誰が・どこで感染しても不思議ではありません。生きている以上、病にかかる可能性は誰もが持っています。
そう考えると、人間というものは、何もどこにも異常がないパーフェクトな状態というのはないんですよね。生身の人間は、あちこち傷つきながらそれを癒しつつ、それぞれの病やクセと共存して人生を全うしていきます。
恋をしちゃいけないルールはない
どんな病気になっていても、恋をしちゃいけないなんてルールはありません。だから「病が治ってからじゃないと、恋をしてはいけない」なんていうことは絶対もありません。あなたがあなたらしく居られる相手と、心から寄り添えるような恋愛が出来るよう応援しています。
そのためにも、まずはあなたがあなた自身を受け容れてください。あなたを無条件に受け入れてくれる家族のように。そう、お母さんやお父さんがあなたを受け容れてくれていると感じられることこそ、今後の恋活の吉方を指す羅針盤と舵取りの基盤になります。
あなたがご自身を愛せなければ、あなたを心から愛そうとする人も不安になってしまうものですよ。あなたは愛の結晶でできています。お父さんお母さんだけじゃない、おじいちゃんおばあちゃん、そのまた前のご先祖さまたちから繋がって注がれてきた愛の結晶です。この世にたったひとりの貴重な存在です。
お大事にしてください。そして素敵な恋と出逢えますように。
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追記:既往症があっても素敵なパートナーと出逢った方からの応援メッセージ
後日、こちらの記事にLINE公式アカウントのお友だちから「私も既往症がありますが今はパートナーがいます」とのメッセージをいただきました。
こちらの記事です