再婚:子どもが懐くより先にあなたが懐きなさい
もくじ
おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第29日目
今日は木曜日。離婚・再婚しているあなた、または離婚・再婚を考えているあなたに向けてのメッセージです。
再婚:子どもが懐くより先にあなたが懐きなさい
再婚は再婚でも、子どもを連れた再婚。
いわゆる子連れ再婚、子連れ婚、ステップファミリーというケース。
ちょっとデリケートになり過ぎてしまう「子連れ側」「子連れてない側」の問題。
男女の恋愛の先にある、ごくごく一般的な結婚と同じなハズなのに、なぜか当人が身構えるからややこしいことになります。
「そうは言っても、子どもを連れた再婚はハードルが高い」
「子どもが懐くか心配」
「旦那さんになる人が、私の子どもを可愛がってくれるか不安」
という、「まだ見ぬ世界」への心配ごとは尽きません。
そう、まだ見ぬ世界。未知の世界だから、誰にもわからないこと。
彼と私の子ども
子どもがあなたの産んだお子さんで再婚する場合、彼にも子どもがいようと、彼が初婚だろうと、あなたの産んだお子さんと彼は他人です。
でも、あなたと彼も他人です。夫婦って、もとは他人同士なんです。それは最初の結婚でもそうです。
元旦那さんとお子さんは、たとえ親であるあなたと元旦那さんが離婚しようとも親子です。その事実をお子さんともども認識していること、再婚する新しい旦那さまも認識していること。これってものすごく大事です。
彼と私の子どもは、本当の親子にはなれません。けれどそれって寂しいことでしょうか。
彼と私
子連れ再婚の場合、「彼と私」という立ち位置のなかに「彼と私と子ども達」という組み込みパターンがあります。
算数では、計算式に( )があれば先に計算するなどの決まりがありますよね。
例えば、計算式(2+1)×5=15 の場合
先に2+1を計算してから、5を掛けますね。
この( )の中の(2+1)が、あなたとあなたの子ども。5が彼のようなものです。
( )がなかったら、
2+1×5=7となりますよね。
計算の決まりごととして、数式に足し算・掛け算が混在している場合、掛け算が式の後ろにあっても先に計算します。
そのため、計算方法としては、1×5を先に計算して2を加えますので7になります。
- (2+1)×5=15
- 2+1×5=7
( )のあるなしで、結果が全然異なるんですよ。
あなたには、お子さんがいますから( )が付きます。計算式を見ても倍以上数値が異なりますよね?
あなたとあなたのお子さんの両方がいて「あなた」です。
そのまるごとを、彼は愛して結婚するということ。
それは、あなたのお子さんの親になるという意味というより、「あなた+お子さん=あなたそのもの」を大事な家族として迎え入れるということです。
子連れ再婚の不安
子連れ再婚の不安は、未知の部分に対するものが殆どでしょう。
- これからどうなっていくのか
- 幸せになれるのか
- 子どもと彼がうまくコミュニケーションがとれるのか
- 再婚してうまくいくのか
あなたの不安の源は、起きていないことへの心配ごとですが、以前このような想いをどこかでしていて深く傷ついたり、周囲の意見に惑わされたりして心が揺れている状態なのかもしれません。
またダメだったらどうしよう
という想いは、ダメになった過去へ心は旅をしています。
そして、一気に「今」を通り越し、「ダメになった状況」を未来に備え付けて憂います。
不安とは、過去と未来を往復している悲劇のドライブのようなもの。
「今」は愛する大切な彼がいて、可愛い大切な子どもがいて、幸せなはずなのにそこは見ない。
過去と未来のドライブは、現実に起きていることではありません。でもついそんな悲しい映像を脳内に浮かべてしまうのであれば、過去のどこかで決着がついていない想いがまだ心のどこかに残っているのかもしれません。
それがこの現実の「今」に対して、もうあなたにとっては不要な警鐘を鳴らしている。つまり、傷ついた気持ちがあって、それを見ないように頑張ってきたあなたの心の叫びです。あなたが「今度こそ幸せになる」と決めた瞬間、足を引っ張るように蘇ってくるのです。
何度もゾンビのように蘇る不安には、そんな可能性がありますが、それは傷ついた想いを消化してあげることで消えていきます。不安が消えない状態って、まだ癒えていない想いがあるんですね。
それはなかなか自分では気づきにくいものです。なぜなら見たくない、感じたくない気持ちだから。ただ、感情はコントロールができないものです。だからふとした瞬間蘇ってきてしまう。安心で安全な場所で、自分の本心と対話していくことで傷ついていた心と向き合い、癒し、あなたの中にゆるぎない安心が生まれていきます。
家族になろうよ
子連れ再婚がうまくいくかどうかは、子どもが懐くより先に、あなたが彼に心を開き、本来のあなたのまま勇気をもって飛び込めるかどうかです。
そこに自信は要りません。
子どもが懐くかどうかは、あなたが彼に懐くかどうかによります。
あなたが彼に遠慮し過ぎたり、気を遣ってばかりいたら、心の壁は厚くなる一方です。
あなたと彼、あなたと子ども、子どもと彼、それぞれの間に境界線は必要ですが、壁は不要なもの。家族として暮らしていくなら、壁で隔たれてばかりの家では気詰まりしてしまいますよね。
あなたが彼にオープンになることで、子どもも安心していきます。なぜなら、お母さんであるあなたが安心していられる状態が、子どもにとってもっとも信頼できる場所だからです。
では改めて、今日のメッセージ
再婚:子どもが懐くより先にあなたが懐きなさい
今よりちょっと先に進みたくなったら、こちらでお話をお伺いしています。
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