結婚生活って性格の不一致に気づいたら離婚？
もくじ
正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ第１９７日目
今日は火曜日、結婚しているあなたに向けてのメッセージ。
結婚生活って性格の不一致に気づいたら離婚？
性格の不一致。
よく離婚の際に使われる言葉ですけど、性格の一致っていうものがあるのならちょっと知りたいものです。
性格が合う合わないというのはあるでしょうが、一致とはいったい…。
それは幻のように「一致しているような気がしている」だけなのではないかしら。
性格なんて不一致でオッケー。
恋愛には関係ないですし、好きになっちゃったら性格なんて二の次だし、性格がいいからとか性格が合うからとか、そういう理由づけがないんですよ、恋愛には。
そして、お見合だろうと婚活アプリだろうと、結果として心とか気持ちの部分が動いて結婚に至るのでしょうから（いや、単に条件で突き進む人もいるかもしれないけれど、それでも「嫌いと感じる人」とは結婚しないでしょうから）。
性格の不一致に気づいたからなんだ？！というのが答えではあるのですが、まぁそんなヒトコトでぶった切ってもあれですのでちゃんと話しますね。
ということで本日の愛のトリセツのスタートです。
性格の不一致とお互いの違い
私、最初の結婚が離婚に至ったのは、ずっと「性格の不一致」って思ってたんですけど、最近それってちょっと違うなって思っているんです。
というのは、私と再婚した今の旦那さん、性格全然違います。
でも、お付き合い期間も含めたら、最初の結婚よりはるかに長く一緒にいます。
性格はもともと不一致なもの。
それはお互いの違いとして受けとめればいいだけのことです。
となると、私は最初の結婚を「性格の不一致」という当たり前のことを理由に、離婚を選択したことになりますが、いやいや本当のところはそれを隠れみのにした本心があったはずなんですよね。
最初の結婚も、結婚する前までは気が合っていたと思うんです。
出逢って5日でプロポーズされて半年後には入籍というこのスピーディさは、私の中では願ったり叶ったりの運命感がありましたし、実際結婚当初はそれでよし！なところはたくさんありました。
ですが、ここにひとつ落とし穴があって、お互いの性格の不一致がどうのとかあんまり知ることもなく結婚してしまった、ということでしょうかね。
そもそも私自身、とってもワガママで自分中心な20代を過ごしてきましたが、反面、見捨てられ不安の愛情欲しがり女だったところもあるわけで、相当にこじらせ女子だったわけです。
自分のことで手いっぱいで、人を思いやる余裕がなかったんですよ。それまでの恋愛のことを省みても、自分のことすら思いやれていたかも疑問です。
受け容れられない？受け容れたくない？
結婚していて性格の不一致というのは、普通にあると思いますし、一致している夫婦の方が少ないんじゃないかなと感じますが、じゃあ何がポイントになるかというと、「相手を受け容れられるか」ということと「受け容れたいか」ということだと感じます。
「受け容れられるか」となると、ちょっと忍耐めいてしまいますけど、「受け容れたいか」というのは愛情を持って、自ら向かう意思を感じますよね。
「性格は違ってもあなたを受け容れられるか？」だと、えーっとちょっとこういうところは直してくんない？みたいになるけど(笑)。
「性格は違ってもあなたを受け容れたいか？」だと、うんうん、どんなあなたでも受け容れたいよってなりません？
そうなんですよ、「そうしたいかどうか」というのが大事であって、「そうできるかどうか？」というのはなんか違うんじゃないかって、やがて無理が来るんじゃないかって思うんですよ。
だから、性格なんて違って当たり前感を持ってる人は、性格の不一致だけで離婚ということにはならないでしょう？
だって、違うから好きになったんだもん(笑)。
じゃ、性格の不一致に不満を持つ人はどうなのかって言うと、「性格が同じだ(似てる)から、私のことも受け容れてもらえるかも」みたいな淡い期待ですよね。
「こうしてもらえるかも」みたいな「もらえる期待」。
結婚て、もらえる期待でするとうまくいかないんですよ。
与えることと受けとめること、両方ないとね。
性格の不一致と性格の一致に拘る人って、与えるよりもらうことに重きを置いてしまいがちなんです。
まぁまぁ心の奥底にある「こうしてほしい」という気持ちが満たされないまま成長してしまった人にありがちなんですけどね。
受け容れるということ
旦那さんに受け容れてもらいたいという想いが強くあり過ぎると、受け容れてもらえないことがあると「ほらまた」という想いに注目しやすくなってしまい、「私はやっぱり受け容れてもらえない」という想いを強化してしまいます。
それって実は、「旦那さんに受け容れてもらえない」のではなくて、「あなたがあなたを受け容れていない」ということなのです。
どうせ私は受け容れてもらえない
どうせ私は大事にされない
どうせ私は雑に扱われる
どうせ私の言う事は聴いてもらえない
いつそんなふうに思い込んでしまったのでしょう。
ここを解いていってあげると、人に受け容れてもらうより先に、あなたがあなた自身を受け容れられるようになります。
実は、人って他人100人に受け容れてもらうより、たったひとりしかいない自分自身が受け容れる方がよっぽど強力なエネルギーになります。
それでは最後に改めて今日のメッセージ
結婚生活って性格の不一致に気づいたら離婚？
性格の不一致は誰にでもあります。
離婚したいとしたら別の理由があるはず。
そして、性格の不一致は当たり前と受け容れた先に、自分自身を誰よりも受け容れてあげることでエネルギーやパワーが湧いてきますよ。
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