子育て: 小学3年生ギャングエイジ男子は癒される秘密基地が必要

おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第33日目

 

今日は水曜日。子育てしているあなたに向けてのメッセージ。

 

小学3年生ギャングエイジ男子は癒される秘密基地が必要

 

  • 口が悪くてイヤになっちゃう
  • この言葉遣いはどこで覚えてきたのかしら
  • 何でもかんでも逆を行く
  • それはしてほしくない、ということをやってくれる

 

子どもには反抗期が何度かやってきます。

切れ目なく反抗期のままの子どももいますし、反抗期がない子どもという場合もあります。

 

反抗期がないように見えても、心も身体もオトナに向かっていますから、不安定な時期を乗り越えつつ成長しているのは間違いありません。

 

反抗期が表に出る子どもはむしろ、わかりやすい子どもと言える。

 

子どもの心が大人に向かって、ブルブルそわそわ育っているのですから、一番身近にいるお母さんやお父さんが一番その電波というか波動というか、発信しているものを感じやすいですよね。

 

  • 今までこんなんじゃなかったのに
  • だれだれさんちの子はこんなふうじゃないのに
  • いつまでこんなんなんだろう

 

いろいろ考え込んでしまうかもしれませんが。反抗期の渦中にいるのは子どもの方です。

 

不安な子どもにとって、癒される場が大切。

それは親にも知られたくない秘密基地のようなものなんです。

 

 

反抗期真っ只中の育児は闘い

 

ママやパパと対子どものようになって、まさに戦いの火ぶたが落とされたように感じるかもしれませんが、実は子ども本人も無意識の中で戦っています。

 

  • 言いたくないのに言っちゃう
  • なんか今まで平気だったことがイヤ
  • あれこれ聞かないで
  • あーだこーだ指図しないで
  • 自分で決めたい
  • 自分でやりたい
  • だけどこれでいいのか不安もあるし迷う

 

自分でも持て余すほどの激情が起きて、どうしていいかわからなくなっているのです。

 

ただ「ウザい」「うるさい」「ほっといて」「…(無言)」などの反応の中には、ひとことで答えられる答えはないのです。

 

そして、その答えすら自分でも模索中なのです。

 

 

自分の思い通りにやりたい

 

私は平成元年生まれの長男と、平成4年生まれの長女のふたりの子どもを育てました。今はもうふたりとも結婚して、仕事を持つオトナになりました。

 

たったふたりの子どもを育てただけで、そんなの太古の昔から繰り返されていることで、子育てのプロなんて言葉は使いたくありませんが(笑)。

 

一応、子どもを育てていて思うことは、反抗期の強い子どもほど「自分でどうにかがんばりたい」気持ちが表立って強いのではないか?ということ。

 

その分、不器用で気持ちの消化というか、やり場にも人知れず悶々としていたりします。

 

自分が悶々としている時に、親から「ああしたら?」「こうしたら?」「ああしなさい」「こうしなさい」と言われてしまうと、どうなるでしょう。

 

考えがほんわかぽこぽこ浮かんでは消えながら自分なりに組み立てているところへ、ごちゃごちゃ言われたら?

 

大人でも「ああもう、うるさい!」ってなりませんか。

 

子どもが小さければ小さいほど、自分でがんばろうとしているところで「答え」を先にもらってしまうとショックなんです。

 

なんというか、推理小説の犯人を教わってしまったような気分です。

 

 

自分で考えて行動する子は癒される場を持ってる

 

うちの長男は生まれてずっと反抗期で手がかかりましたが、それは単に、「私が私の思う通りの子育てをしようとしていたからなんだろうな」と今ならわかります。

 

  • マニュアル通りの育児
  • よその人に迷惑をかけないように
  • 他の子に遅れ過ぎないように
  • 自分ひとりで生きていけるように

 

この中で大事なのは

 

自分ひとりで生きていけるように、だけです。

 

小さいうちはどうしたってよその人に迷惑をかけます。それを体験しながら覚えていくのです。3歳児の殺人犯なんていませんよね?

 

手を出し、口を出し、レールを敷き、そうやって何でも親の思う通りに育てていくと、オトナになって自分で判断できなくなるのです。

 

子どもは、反抗期を何度か経験しながら成長するなかで、必ず自分が戦いの状態からゆるめる場所を持っています。そうじゃなきゃ緊張と興奮ばかりで気持ちが休まりませんから。

 

うちの息子の場合は、「小学校にあった観察池」だったようです。

学校でもきかん坊だった息子は、当時の担任によく観察池に連れてってもらって、じっと水面の動きを見ていたそうです。

 

それがきっかけかわかりませんが、理科が好きになって、生物から化学が好きになり、大学では物理を専攻していました。

 

観察池という癒しの場があったから、自分の気持ちを癒しながらゆっくりオトナになっていったのではないかと感じています。

 

家の中でももちろん、ひとりになれる時間を持っていました。あれこれ口出することは、私自身も、「親に言われて嬉しかった」という記憶がないので、できるだけしないようにしていたものの、やはり母親として言ってしまうことってあるんですよね。

 

そんな時は息子にものすごく反発されましたし、親子喧嘩にもなったものです。

 

 

心落ち着ける場所、モノ、人

 

  • 今までこんなんじゃなかったのに
  • だれだれさんちの子はこんなふうじゃないのに
  • いつまでこんなんなんだろう

 

と冒頭に書きましたが、これは比較対象が過去・周囲・未来です。

「たった今」と「当人」はどうなのか。

 

人はどうしても過去と未来を行ったり来たりして「不安」を拾いに行きます。

何か抱えていないと心配だから「不安」だったとしても抱えておきたいのかもしれません。

 

だけど、過去と未来で拾ってきた「不安」は、現在にはまったく役に立ちません。

 

「たった今」は一生懸命成長の過程にいる子どもが、目の前にいるだけです。

 

子どもが一番落ち着ける場所はどこでしょう。

子どもが一番落ち着けるモノはなんでしょう。

子どもが一番落ち着ける人は誰なんでしょう。

 

その答えは子どもが持っていて、子どもが知っていたら良いことです。

お母さんが知らなくても良いことです。

お母さんはただ、子どもが「自分ひとりでも生きていけるように」見守るしかできないのです。

 

 

すごいね!お母さんには思いつかないよ!

 

心からそう思えることがあったら、それを伝えていくことが子どもの勇気につながります。

自信なんてなくていい。

勇気があれば、トビラは開き、道が生まれます。

 

自信をつけようとするお母さん、どうか勇気をつける言葉をかけましょう。

お母さんの言葉は魔法のようなもの。

 

  • だいじょうぶだよ!
  • すごいね!
  • お母さん、そんなの全然知らなかったよ!
  • こんなことできるんだね

 

自信つけさせようとすると、親のエゴが入りますからね。

ピュアな子どもは見抜いちゃいます(笑)。

 

改めて、今日のメッセージ

 

小学3年生ギャングエイジ男子は癒される秘密基地が必要

 

それでも、

 

  • 口うるさくしてしまう
  • つい口出ししてしまう
  • 何でもやってあげちゃう
  • 我が子がよくわからない

 

そんな時お話しして整理してみると、実は、お子さんのご相談のようでいて、お母さん自身の問題であることが殆どです。子育て中のお母さんからのご相談もお受けしています。

 


 

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