「できて当たり前」に苦しむあなたへ

仕事?出来て当たり前ですよね。育児?出来て当たり前でしょ?そうやって自分をどんどん追い込んでしまっていませんか?

「できて当たり前」に苦しむあなたへ

正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、当たり前の裏に潜む努力の塊に疲れ気味のあなたへメッセージです。

 

もうこれは「頑張り屋さん」の真骨頂とでも言える現象なのですが、謎の「出来て当たり前」問題で自分の首絞めちゃう人がいかに多いことか・・・。

 

この「出来て当たり前」って仕事に限らずで、家事・育児・趣味など、ありとあらゆることで感じる前提なのだと思います。

 

この思い込みにとらわれてしまうと、本当に悲惨。

 

そう、悲惨なんです。

 

想像してみてください。

 

何もかも初めてのことなのに・・・

 

育児?出来て当たり前よね

仕事?出来て当然です

趣味?出来るからやるのよね

 

なんて思っていたら・・・失敗なんて許されません。ミス出来ません。

 

というか、

 

失敗したらもうそれをする資格なんてない

ミスしたらそれはもうやる意味がない

なんてね。

 

ものすごく極端な結果に繋がるばかりではなく、何も継続できなくなってしまいます。仮に継続していくにしても、とても辛い修行のようになってしまうでしょう。

 

しかも、自分だけでなく、他人に対しても厳しい人になっていきます。

 

ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。

「当たり前」というワナ

こういう前提を持ってしまっている人は、誰かにそう教わったというより、もう身を持ってそいういう経験値を積んできてしまったのでしょう。

 

そして同時に、人から指摘されたり怒られたりすることを、ことさら大きく受けとめてしまいがちで、少しの指摘でも「自分は全然ダメだ」と極論に走りやすいケースが多いのです。

 

例えば、仕事でのミスが発覚した時。

 

上司はその「ミスしたことだけ」を指摘してきますが、こういう想いを持っている人は「私はダメだ」と自分自身全体を否定してしまうのです。

 

ミスしたところだけを修正すればいいのに、自分自身を変えたがります。これはイコール「自分自身を全否定」することに繋がっていきます。

 

例えば、家事で何か失敗した時。

 

アイロンで夫のワイシャツを焦がした、とか、食器を洗っていて割ってしまったとか、いろいろありますよね。

 

そのひとつひとつの事実だけを見るのではなくて、家事をする自分自身を責めてしまいます。その結果、自分は家事が出来ないと思い込み、どんどん家事が嫌いになり、家事が出来なくなっていきます。

 

でも、頑張り屋さんだからすごく苦しい気持ちで家事をすることになります。

 

育児も然り、ですよね。

 

子どもの場合は予期せぬことが起きがちですが、例えば子どもが風邪を引いただけでも「私の管理が悪いからだ」「私が至らないからだ」「母親失格・・・」等と、自分を母親に向いていないだけでなく、子どもをまともに育てることができないダメ人間だと、自分を責めてしまいます。

 

でも・・・頑張り屋さんだから、すごくツラい気持ちで育児をすることになります。

 

これじゃあ楽しくないですよね、全然。

がんじがらめ

当たり前という前提を持っていることで、自分自身をどんどん縛りつけてがんじがらめにしてしまいます。

 

それを解くためには「当たり前」を取っ払うことなのですが、頑張り屋さんは「謎」の前提を手放すことが出来ません。

 

なぜなら、その前提を手放してしまったら「自分には価値がない」と烙印が押されてしまうから。

 

いえ、この烙印は誰が押してしまうかといったら、自分自身なのですが、残念なことに「誰かから押される」と思ってしまっているんですよ。

 

誰かから、というのは自分の周りにいる殆どすべての人たちなんですが、さらに残念なことにこういう「出来て当たり前」前提を持っている人は、他人にもそういう烙印を押しやすいんです。

 

他人に厳しく、他人の言動を細かくチェックして、自分より上か下かで判断しやすいので、人間関係もうまくいかないことが多いのです。

自分を縛っている縄を解く

自分を縛る縄は、自分がかけたものです。

もしそうだとしたら、あなたは自分に対して結構難しいことをやったということです。

 

自分を縛るって物理的に考えて難しいですよね。

ぎっちり縛り切ることって出来ないと思うんです。

 

なのであなたさえその気になれば、するりと解けるんです。

 

あなたが自分の中に大事に抱えている「当たり前前提」を手放すことが、解くきっかけになります。

 

これ以外に方法はないと思います。

 

他人がどんなに褒めても、あなたがミスした時に誰もが指摘しなくなったとしても、あなた自身が自分を赦していませんから、あなたの心は縛られたままだし、頑張り癖もなくなりません。

 

手放す方法は「出来て当たり前じゃないんだ」ということを、心から腑に落とすことです。頭で理解しただけでは多分すぐに元に戻ってしまうでしょう。

 

出来て当たり前じゃないんだ・・・と毎回呪文のように唱えたとしても、「いややっぱり・・・」という想いが邪魔をして「出来て当たり前なんだ。みんな出来てるじゃないか。頑張らなきゃ」という前提はなかなか消えてくれないでしょう。

 

あなたが心の奥でしっかと抱えている「出来て当たり前という前提」は、どうしてそう思い込んでしまったかを知ることからスタートします。

 

ただ、自分が触れるのが怖いことって自分ひとりで触れても浅いところで終わってしまうことが多いと思います。

 

核心に触れる瞬間、私のところにいらっしゃるご相談者さまは、殆ど涙を流されます。それは悲しみの涙であることも多いのですが、恐れを含んでいることも多いものです。

 

そして多くのご相談者さまは、その悲しみや恐れの裏側に大きな怒りも秘めていらっしゃいます。

 

この怒りに気づかないように生きて来た結果、いえ、気づかないというよりは抑え込むようにして生きて来た結果、「頑張る」というエネルギーに変えて自分をいじめてきたのです。

 

そろそろ自分にやさしく接してあげませんか。

stand.fm音声配信|「できて当たり前」に苦しむあなたへ

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

「できて当たり前」に苦しむあなたへ

出来て当たり前から抜け出すと、人にも自分にもやさしくなれるだけでなく、出来ないことと出来ることの区別が出来るようになるので自分の好きなことに自信を持って進んでいくようになれますよ。そろそろ自分にやさしくしてあげたいな、というあなたはご相談ください。


もうここから抜け出したい!一歩進みたい!と思ったら

 

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