結婚:不満を伝えようとするから揉めるのだ
もくじ
おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第17日目
今日は火曜日、結婚しているあなたに向けてのメッセージ。
不満を伝えようとするから揉めるのだ
- どうして「いつも」こうなのかしら
- 「前も」言ったのに
- 「言わない」とわからないのかしら
こんなスタンスで持ち掛けたハナシは、揉めごとに発展するか、相手が委縮して反論・反応しなくなるかのどちらかでしょう。そもそも相手は異星人なのですから。
参考記事/結婚:夫婦とは異なる惑星からやってきた異星人同士
人は夫や妻が相手だと、どうしてゾンザイなものの言い方をしてしまうのか。
- 恋愛時代はもっと優しい言い方だったのに
- 今、妻の頭にツノが見えたかも
- 夫の顔が、ガンコジジイにしか見えない
本当に「不満」なのか
あなたが旦那さんに感じていること、イライラすることやモヤモヤすること、それは本当にあなたにとって「不満」なのでしょうか
- こうしてほしい
- ああしてほしい
というのは、不満というよりは願望・希望・願いです。
「不満」というのは、満たされないこと。
具体的に行動を伴うことを「してほしい」場合は、「お願いごと」になります。
逆に、「不満」の場合は満たされない想いを伝えるわけですから、伝え方にもポイントがあります。
本当は不満じゃなくてコレじゃない?
あなたには、旦那さんに「行動してほしいこと」がたくさんあるようです。
それを旦那さんが「行動してくれないこと」が不満なのです。
だとするなら、旦那さんが「行動してくれたら」その不満は解消しますよね。
不満なことがあると、人がどんな表情になるか知っていますか?
満たされないことがあるとき、赤ちゃんなら不機嫌になります。泣いたり怒ったりしますよね。
でも、あなたは満たされないことがあっても、表情には出しません。
出したらはしたないから?
女が怒るなんてみっともないから?
できるだけ我慢しようとして、平静を装おうとします。本当はこう伝えたいのに、歯に衣を着せたようなものの言い方になります。そうすると、ますます異星人OTTOには伝わりません。
それがある日、あなたの「夫が行動してくれないこと」に不満が爆発してしまい、その時は抑えていた鬼の形相がおもてに現れてしまうのです。
あなたは怒ってるの?それとも悲しいの?
旦那さんが行動してくれないことよりも、あなたは旦那さんが自分のことを判ってくれない、もしくは判ろうとしてくれないことに怒っているのかもしれません。
ただ、それって本当の気持ちでしょうか。
判ってくれない時って、たしかに怒りもあるでしょう。でも、その奥にあるあなたの寂しさや悲しさに気づいていますか。
あなたが言わなくても判ってほしいのは、そんな寂しさや悲しさがあるからです。
その寂しさや悲しさは、今生まれたものではなくて、もっとずっと小さい頃、お父さんやお母さんに判ってもらえなかった気持ちと似ているかもしれません。
小さい頃のある日、弟や妹ができて急にお姉ちゃんになりました。
または、お父さんやお母さんが忙しくて、ひとりっ子のあなたはしっかり者の頑張り屋にならざるを得ない状況だったかもしれません。
だから、言いたいことを言いたい時に言えない子だったのかもしれません。長いこと言いたいことを言えずに来て、判ってほしい時に判ってもらえなかったあなたは、オトナになっても自分が言いたいことは出来るだけ我慢して、相手を煩わせてはいけないと感じます。
物分かりいいオトナが、本当のオトナだと信じて生きてきました。
なのに結婚した旦那は何も判っちゃいない。
私がこんなに不満に思って腹を立てていることに気づきもしない。
あなたは怒るという原動力を借りて、寂しさを埋めているのです。
本当はどうしたい?
本当はあなたはどうしたいのでしょう?
旦那さんともっと仲良く、楽しく、毎日を過ごしたいのではないでしょうか。
何でも話し合えるような、くだらないことでも大笑いできるような、陽だまりの家庭を作りたかったのではないですか。
いつから言葉が出なくなってしまったのでしょう。
何に恐れているのでしょう。
あなたが想いを口にするときは、いつも「不満」という形でしか伝えられないのはどうしてでしょう。
感じたことを感じたまま伝えることが、どうしてそんなに怖いのでしょう。
相手は敵じゃない、味方だよ
結婚したということは、ひとつのチームになったということ。
旦那さんとあなたは、ひとつのチームのメンバー同士であって、敵ではありません。
このかけがえのないチームが、安心安全な家という場所でエネルギーを蓄えて、それぞれの立場で羽ばたける。
最高のエナジーチャージの場を得ているはずなのに、その「家」に居る時が一番エネルギーを消耗するなんて。
こんな本末転倒なことはありません。
あなたが「不満」を伝えるとき、それは相手が「敵」になっています。
あなたが「お願いごと」を伝えるとき、それは相手が「味方」になっています。
「敵」はお願いごとなんて聞いてはくれません。
「敵」は不満がやってくれば打ち返してきます。
あなたが伝えるものは、お願いごと。
そのスタンスで想いを伝えてあげてください。
ただ、異星人OTTOであることも忘れずに。
それでは最後に改めて今日のメッセージ
不満を伝えようとするから揉めるのだ
男性は役に立っていると感じると、俄然張り切ってくれます。
俺って役立たず、と感じた瞬間、自信喪失していじけてしまいます。
お願いごとは旦那さんがイキイキとします。
不満は旦那さんがしおれます。
もっといろいろ聞きたいな、というあなたはこちらへ。
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