結婚の理想と現実:そのギャップに落胆している人が持っているもの
もくじ
おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第37日目
今日は火曜日、結婚しているあなたに向けてのメッセージ。
結婚の理想と現実:そのギャップに落胆している人が持っているもの
それは、恐れや不安、哀しみや怒りだったりします。
そして、これらの感情は、現実旦那さんに向けられているようで、本当は対旦那さんではなかったりもします。
- 結婚してびっくり
- こんな感じの人だったっけ?
- 私ってこういう人だったっけ?
- なんだかイメージと違うなぁ
- 思ってた感じじゃないな
- こんなはずじゃ
結婚してからイメージと違う暮らしをしている人は、思いのほか多いようです。
妻側が感じているとしたら、当然のことながら、夫側も感じていることでしょう。
結婚すると状況が変わります。
お互い、新しい暮らしに一生懸命になります。
なので余裕もなくなります。
余裕もない中、いろいろやりくりしているのはお互いさまなのです。
結婚して落胆してしまう人
結婚して感激ばかりの人
この差が生まれてしまうのは、結婚前の在り方にありました。
でも、結婚してからだって全然遅くありません。
「落胆」は、「期待」があるから生まれるもの。
「期待」は、相手への想いがあるから生まれるもの。
あなたのそのギャップから生まれた落胆は、あなたが過去の「今」で見ないようにしてきたことや、思い違いをしてしまったこと、それらがカタチを変えて現れてきています。
そして、「今」を通り越して、未来の「今」に飛んでいき不安や恐れを膨らませてしまうのです。
結婚前に描いていた絵に旦那さんはいましたか?
あなたが描いた結婚生活に、今のあなたの旦那さんはいましたか?
あなたが描いた毎日の暮らしに、今のあなたの旦那さんの居場所はありましたか?
そんなイメージを持って結婚した人は、それが現実となり、それだけで幸福感を感じています。ただこれは、「一緒にいる」「そこに彼がいる」というイメージだけですね。
実際に「どんな」暮らしをしているかまでイメージしている人は、なかなかいないのではないでしょうか。ただ、それには理由があります。
結婚生活が未経験のためイメージできない
自分の生活に彼がいつもいる状況が、どんな状況かイメージできない、というものです。が、もしそうなら、正直言って、そんな状態で結婚するものではありません。
- 一週間ほど旅行してみてください
- 1か月ほど一緒に暮らしてみてください
- ひとりじゃないっていう状況を体感してみてください
結婚は絵に描いた餅ではありません。
- すっぴんも晒すし
- 体調不良の日もあるし
- げっぷも出れば
- おならも出ます
とってもとってもナマナマシイのです。
結婚前にふたりで描けなかったあなたへ
- 失敗した!私、そんなの全然描かなかったわ。
- ふたりででも描いてないわ。
- なんか勢いで結婚してたわ。
という人でも遅くはありません。
今日からだって、今からだって描き直せるんです。
- 例えば、今夜のご飯。
- 例えば、今度の週末。
- 例えば、来月の旅行。
- 例えば、買い替えたいキッチン用品。
- 例えば、捨てたいと考えている大物家具。
今まであなたが全部ひとりで決めていたことってありませんか。
- あの人に聞いても、わからないって言うに決まってる
- あの人に聞いても、ダメって言うに決まってる
- あの人に聞いても、どこだっていいよと答えるに決まってる
- あの人に聞いても、スキにすればと返ってくるに決まってる
今まであなたが全部「決まってる」って思っていたことってありませんか。
これらがあればあるほど、妄想劇場の主人公です。
主役のあなたは、登場人物のセリフまで全部喋っちゃっているようなものです。
物語がつまらないのは、あなたが全部を演じるからです。
役柄を本来の相手にかえしましょう。
- 例えば、今夜のご飯、「あなたなら何が食べたい気分?」
- 例えば、今度の週末、「あなたならどこへ行きたい気分?」
- 例えば、来月の旅行、「あなたならどんな場所の景色が見たい気分?」
- 例えば、買い替えたいキッチン用品、「あなたならどんな使いやすさを基準に決める?」
- 例えば、捨てたいと考えている大物家具、「あなたならどんなふうに処分する?」
あなたの「こうに違いない」をひとまず置いておいて、旦那さんに聞いてみるのです。
それが本来の役柄の人が答える「ホンモノのセリフ」です。
最初はぞんざいな答え方に感じるかもしれません。
なぜなら、旦那さんは今まで、セリフのなかった大道具の「木」のような存在だったからです。
急に振られてアタフタします。
- 急かさないでください。
- 怖い目で問い詰めないでください。
- じっと答えるまでゆるやかに待ってあげてください。
それが結婚前にふたりで描けなかった人の第一歩になります。
大きなキャンバスのひと筆目、のようなものです。
貴重なひと筆なんですよ。
未来を見過ぎるとコケるんです
人は過去からやってきて、未来に向かっていると思いがちですが、常に「今を生きているだけ」です。
昨日も「今」を生きたし、明日も「今」を生きるでしょう。
過去の「今」を想い出して悔しがったり、怒ったり、未来の「今」を想像して不安になったり哀しんだりします。
でも、いつだって「今」を感じることが肝心なのです。
過去を見過ぎて、「今」の感情はなかったことにして
未来を見過ぎて、「今」の想いはなかったことにして
そうして「今」が置き去りになっていく。
そうすると、本来のあなたが喜びを感じることができにくくなります。
「どうせ言っても無駄」
「きっとこう返してくるに決まってる」
「前に言ったけどダメだった」
これらは過去や未来の出来事を取り出して落胆しているのです。
過去や未来が、「今」からの逃げ場になっているのです。
それでは最後に改めて今日のメッセージ
結婚の理想と現実:そのギャップに落胆している人が持っているもの
それは、恐れや不安、哀しみや怒り。
これって実は旦那さんへ対してではなかったりします。
あなたが過去の「今」で見ないようにしてきたことや、思い違いをしてしまったこと、それらがカタチを変えて現れてきています。
もう捨てても良い感情を、捨てられないまま持ってきてしまいました。
過去の「今」にかえしましょう。
未来の「今」にかえしましょう。
あなたが浸る場所は「今。
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