子どもが小さいうちに再婚したいあなたへ
一度結婚に躓いたアラフォー女性。彼女には小さな子どもがいます。最初の結婚で傷ついた彼女は再婚を考えていて、出来たら子どもが幼いうちに再婚してあったかい家庭を築きたいと考えています。
もくじ
子どもが小さいうちに再婚したいあなたへ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、私に夫を、子どもにパパをと思っているあなたへメッセージです。
再婚したいんです・・・という切実なる願いを持ってご相談にいらっしゃる方って、実はあんまりいません。大概少し迷っている方が多いんですね。
とはいえ、20代~30代で「再婚」を視野にいれているシングルマザーの方の中には、「子どもが小さいうちに」と望まれるケースは少なくありません。子どもが成人してからというよりも、子どもとともに新しい家族をつくりたいと願うがゆえ、そういった考え方にたどり着いた方が多いように感じます。
子どもが物心がつく前に離婚を経験し、出来るだけ早く再婚をして、子どもにとってのお父さんと自分にとっての旦那さんとともに、本来築くはずだったあたたかい家庭を、今度こそちゃんとつくっていきたい・・・と願う気持ちはよくわかります。
私も子どもが小5と小3の時に離婚をしたので、今度結婚する時は「絶対あたたかい家庭にする」って思いましたもん。でもね、実は私「子どもが小さいうちに」というふうにはあんまり思わなかったんですよ。それにはちょっと理由があるんです。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
子どもが小さいうちに再婚するメリット
今日は子どもが小さいうちに再婚するメリットと、反対にデメリットもお伝えしていこうと思うのですが、まず最初に「メリット」をお伝えします。
- 小さいうちから接するので子どもが新しいパパとして馴染みやすい
- 家計が安定する
- 学校のイベントで心が痛い想いをしない
- 自分の親が安心する
- 近所付き合いで肩身の狭い気分にならない
- 前の結婚では出来なかったことを早いうちから再構築できる
- 育児を新しい夫と共有できる
- 家事や育児、仕事面でひとりで抱え込まずに済む
いかがでしょうか。そのほかにもメリットはあるかと思うのですが、これらを眺めてどんな感じがするでしょう。
これらのリストを挙げておいて何ですが、一概に「小さいうち」と言っても、これ結構範囲が狭まるような気もしているんですね。あとお子さんの性格・性別・性質もあるでしょう。
ケースバイケースと言ってしまえば身も蓋もないのですが、私が今回お伝えしている「小さいうち」というのは、0-2歳くらいかなと思っています。ギリギリ3歳くらいも入るかな。
この年齢の頃だと「小さい頃」として新しい家庭の空気や、温かい雰囲気が幼少期の記憶として残りやすいと感じるからです。
でも、3-4歳~小学生時代、それから中高生くらいの頃の再婚のタイミングは、それぞれ別の意味でちょっと慎重になった方が良いように感じます。
それから、ここに挙げたリストを見ていただくとお分かりになるかと思うのですが、「お母さんの都合」によるものがすごく多いと感じるかもしれません。簡単に言うと「お母さんの肩の荷が少し軽くなる」ということのために子連れ再婚する、という色がやや濃くなるように感じます。
でも、子連れ再婚そのものがまず、結婚する当人同士のためなので、それは仕方がないとは思うのですが、比重として「子どもを連れた側」ばかりにメリットがあると、結婚生活にちょっと支障が出てしまうかなと感じます。
結婚って自分のメリットのためにするというよりは、夫婦ふたりで家庭を築いていくという双方の「想い」や「熱量」が合わさって育てていくものですよね。となると、あんまり「自分のメリット」ばかりを追求するようだと、子どもを連れていない側の不満が噴出する方向になってしまうのではないでしょうか。
子どもが小さいうちに再婚するデメリット
さて、子どもが小さいうちに再婚するデメリットについてなのですが、これ結構あると思うんですよね。小さいうちに・・・となるとどうしても「子どものパパ」を相手に要求してしまいがちになるのですが、これが躓きのもとになってしまうこともあります。
ということで挙げていきますね、デメリット。
- 小さい子どもに慣れない夫にパパとしての自覚が芽生えない(自分の子どもではないので結局他人事)
- 家計で線引きされる(子どものぶんは養育費で賄えと言われる)
- 学校のイベントで好奇の目にさらされる(その視線に耐えられない)
- 自分の親が心配する(孫とうまくいっているのかしら?等)
- 近所の人たちから詮索される(そんな気がしてしまう)
- 前の結婚で出来なかったことがやっぱり出来ない(どこか遠慮してしまう)
- 育児を新しい夫と共有できない(夫は自分のことばかり、自分の子どもが出来ればそっちばかり)
- 家事や育児、仕事面、結局ひとりで抱え込んで「ツラい」と言い出せない
いやぁあるんですよ、実際こういうことが。思っているよりずっと、新しい旦那さんが自分の子どもの父親として家庭に馴染むって大変なことなんです。「父親として馴染む」というところを目指そうとすると、相手には本当に荷が重くなってしまうんです。
だって相手は、あなたと結婚したいという気持ちはあっても、子どもの父親になりたいと思っているわけではないですもん。相手が子どものほうを先に気に入って、「この子可愛いな」という気持ちから、「この子の面倒が見たい!じゃあこの子のお母さんと結婚しよう」とはならないですよね。
なので、子どもが小さい頃に再婚したいっていう気持ちはなんとなくわかるんですけど、意外とハードル高いというか、思っているよりうまくいかないことってあるよ、と言うことなんです。
再婚するベストタイミング
私ごとですが、私が離婚したのは子どもが小5と小3のときです。そして、再婚したのは子どもが24歳と22歳のときで、ちょうど二人とも大学院・大学を卒業する手前でした。翌年からは二人とも就職、という時期です。
子どもたちの気持ち、私は直接聞いていないのですが、春からはそれぞれ独り暮らしが決まっていた長男と長女は、私の母にこう言っていたそうです。
お母さんが再婚すること、安心した。仕事が決まって一人暮らししちゃうから、ひとりで残しておいたら心配だったけど、ひとりじゃないから良かった。
私の再婚した夫とは、10年くらい付き合いがありましたが、その期間、子どもを交えていろんなところに旅行に行ったり、スキーや釣りやバーベキューをしたりしました。
彼は再婚していなくても「お父さんがしてくれるようなこと」をたくさん子ども達に経験させてくれました。結婚経験がない彼なので、もちろん子育て経験もありません。
でも、父親という荷の重い肩書を背負うことなく、子どもたちの心に「楽しかった記憶」をたくさん共有してくれました。
今も「お父さん」とは呼びませんが、何かあると子どもたちは彼に相談してきます。
よく言っているのですが、彼は私の子どもたちと「家族」になりました。
子どもにとっての父親は「実の父親」だけです。彼と子ども達は養子縁組していますが、それでも本当の父親は元旦那だけ。でも、今は「家族」としてつかず離れずの良い関係性を築いています。
時に真剣にケンカもするし、ゲームで大笑いもする。一緒に出掛けたり、旅行に行ったり、美味しい料理の作り方を話し合ったり。どこにでもあるような家庭の話題でほっこり和んだ時間を過ごしています。
再婚するベストタイミングは、たぶんひとりひとり、本当にそれぞれ異なるのでしょうが、私は私のタイミングで再婚して良かったなって思っています。
でね、ポイントがあるんですよね、幸福な再婚のタイミングって。
それはね、まず第一に「子どものため」だけになっていないこと。
そして第二に「自分のため」が強めではないこと。
それから第三に「子どもの親ではなく、新しい家族」を目指せるかどうかということ。
元からあるあなたの家庭に、新しい彼が入って来るというのではなくて、新しい家族をみんな同時スタートでつくっていくということ。
stand.fm音声配信|子どもが小さいうちに再婚したいあなたへ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
子どもが小さいうちに再婚したいあなたへ
子連れ再婚したいけど、迷いが多い・・・このままホントに再婚していいのだろうか?というあなたは、一度お話をお聞かせください。