このままだと離婚になる結婚とは?
ウチ、ちょっと夫婦喧嘩多すぎない?というご夫婦が、何十年と連れ添っていて、そんなにケンカしてなかったよね?というご夫婦が、あっという間に離婚してしまうことってあります。
もくじ
このままだと離婚になる結婚とは?
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、仲が良いってどういうこと?わからなくなってきちゃったというあなたへメッセージです。
そう、夫婦喧嘩を大切なコミュニケーションとして連日開催しているご夫婦ってあるんです。傍から見ればどう見ても「これ別れた方がお互い幸せなんじゃないの?」と思えるような状態だったとしても。
「とことん言い合ってお互いの本音を知る」というやり方が、たまたまヒートアップしているだけということなんです。ウチもしょっちゅうではないけど、そういうことあります(笑)。
逆に、言い合いなんて殆どしないというご夫婦が、ある日突然離婚になる場合、お互いの腹の中がオモテに出ることなく別れてしまうこともありますね。こちらの場合は「感情が冷え冷え」な状態なので、お互いがもう触れ合わない、つまり身も心も接触しないという状態なんです。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
このままだと離婚になるかも3選
離婚したい!と強く思っているのなら別ですが・・・
離婚なんてしたくない・離婚するしないで揉めるのは面倒って考えているのだとしたら「その状況」が続くのは、ちょっと考えた方がいいかもしれません。
という場合の「その状況」というものを、今日は3つお伝えしたいと思います。
かくいう私は、28歳の時に結婚して40歳の時に小学生の2児を連れて離婚していますが、当時、私たち夫婦のほかにも、私の住んでいた近所では離婚を選ぶご夫婦がとても多かったんですよ。
- その原因はさまざま
- 旦那さんの浮気・不倫
- 奥さんの浮気・不倫
- 旦那さんが帰ってこない(浮気でも不倫でもなく失踪でもなく)
- 相手への気持ちが冷めた
- 旦那さんの暴言・暴力
などなど。
ただ、これは「離婚への決定打」であって、「離婚が開花」してしまった状態です。
でも、それ以前に「離婚しそうな種」「離婚しそうな芽」の段階があるはずですよね。
それが、「このままだと離婚になるかも3選」としてお伝えしたいことなのですが。
さっそくお伝えしますね。
その3つとは・・・
- コミュニケーション不足
- 不安と不満の蓄積
- 一方の頑張り過ぎ
が挙げられます。もちろん、その他にも「離婚になるかも」という要因ってたくさんあります。けれど、この3つは本当に「離婚へまっしぐら」になりやすいのです。
離婚になる夫婦・離婚にならない夫婦
先に挙げたこの3つ
- コミュニケーション不足
- 不安と不満の蓄積
- 一方の頑張り過ぎ
ですが、これは離婚になる夫婦・離婚にならない夫婦の境目にもなります。
■ コミュニケーション不足
心も身体もコミュニケーションが足りていないのです。話すのが面倒という場合、「言わなくてもわかるでしょ」「言う前にわかってよ」という想いが手前にあるので、どうしても横柄だったりぞんざいなモノの言い方になりやすいもの。これは言われた方の自尊心はどんどん傷つけられてしまいます。その結果、浮気や不倫に繋がることもあるでしょうし、それは相手に冷めてしまったからという理由にも通じます。私の友人に「旦那さんが帰ってこない」という当時30代で2児の母だった彼女のケースは、家庭での存在意義を「なぜか」旦那さん自身が感じられなかったことと、そのご主人は会社を持っていたのでお金と別の居場所に不自由しなかったことなど、負の要因が重なってしまいました。
■ 不安と不満の蓄積
不安と不満が積み重ねられるというのは、奥さんだけ・旦那さんだけ、というわけではありません。お互いに積み上がっていきます。浮気や不倫に走る旦那さん奥さんともに「自分が相手から必要とされていない」という感覚を持つと、よそで頼ってくれる人との会話から、そちらに安心の場を持って安らいでしまうのです。不安と不満は本来自分自身で解消していけるものなのですが、心理的に成長がとまっていたり、幼い思考の人の場合「相手が解消してくれるものだ」と錯覚していて、寂しさに耐えきれず別の女性・別の男性にその役割を求めてしまうのです。
でも、夫婦で「今こんなことを想っている」など、素直に自由に会話ができたり、自分の不安をありのまま話せたり、不満に感じることを相手を思いやりながら伝えたりできれば、蓄積されることはありません。
■ 一方の頑張り過ぎ
家事も育児も仕事も、家庭における何もかもを全部一方が取り仕切るような夫婦の場合、片方は指示待ち症候群のような状態になりますが、それは「やる気がある相手」の場合で、そうではない場合は「やらなくてすむなら何もしない」というぐうたらの促進にしかなりません(笑)。結果、頑張る片方は疲れる一方、もう片方はのほほんと気苦労なしの状態が出来上がります。
いや、これ「のほほん側」としては最高にラクチンなのですよね。この状態は手放したくありません(笑)。けれど、頑張る側はたまったもんじゃありません。何も報われないんですもの。疲れてボロボロになっても感謝の言葉のひとつもないんですもの。
答えは「頑張ることを辞める」なのですが、性分で辞めることが出来ない人も多いです。しかも、自分が頑張ってるもんだから、相手にも同等分頑張ってほしいんですよね。
ところが、頑張っている人の弱点として、先にお伝えした「コミュニケーション不足」を兼ね備えていることが殆ど。だからうまく伝わらず、爆発するときは大ゲンカになって決裂してしまったりするのです。
離婚にならない夫婦は、この3つがうまく回っています。
- コミュニケーションが取れる
- 安心と満足の蓄積
- どちらも頑張り過ぎない
屈託なくありのままの自分として会話ができて、家庭の中には安心のつぶつぶや満足の微笑みが溢れています。ぶつかることがあっても、相手の想いも尊重しながら折衷案や着地点を見つけ出そうとします。この「見つけ出そうとする」姿勢が、「見つけられなくても」大切なのです。
しかも、どちらか一方だけが頑張るということがありません。どちらもぐうたらか、どちらもほどほどに自分の持ち場をやるという程度。家庭の中でまで、頑張り過ぎたり、気を張っていたら疲れてしまうということを互いが認識していれば、一方だけが頑張って「なんでいつも私ばっかり」「どうして俺ばっかり」という愚痴の出どこになることはありません。
離婚にならない結婚がしたい
既に結婚している人なら、ちょっと見直すだけで今後の結婚生活がよりHappyになっていくことでしょう。これから結婚しようとしている人やこれから結婚相手を見つけようと思っている人なら、ちょっと視点を変えるだけで、離婚になんかならない結婚ができるはずです。
- コミュニケーションが取れる
- 安心と満足の蓄積
- どちらも頑張り過ぎない
これって実は、対結婚相手だけに限ったことではありません。
友だち?職場の人間関係?親子?
いえいえ、あなた自身に対してもっとも必要なことなのです。
- 自分とのコミュニケーションを取ること
- 自分の中に安心と満足を積み重ねていくこと
- 本当のあなたも外向きのあなたも頑張り過ぎないこと
自分自身に出来ていないことが、自分以外の誰かに心を込めてできるはずがありません。まずは自分に対してやってみることが肝心です。
自分とのコミュニケーションは自分の本心に触れることです。そしてそれを素直に周囲に表現していくこと。
自分の思っていることや感じていることに、罪悪感を抱いたりすることはありませんか?
「こんなこと考えちゃダメだ」
「こんなふうに感じたらいけない」
などと、感情や感覚を抑え込んだりしていませんか?
ここがうまく出来ないと、どうしてもコミュニケーションが取りにくくなってしまいます。
自分とのコミュニケーションが取れない要因、それはこういったものが挙げられます。
「自分の考えることは大したことない」
「自由に感じたり考えたりしてはいけない」
「言いたいことを言ってはいけない」
「私が選んだり決めたりするとうまくいかない」
など、幼少期に取り入れてしまった、今となっては不要な思い込みによるものです。初めてのご相談でお話をお伺いすると見えてくるあなたの思い込みの数々・・・。のりぴ塾生で、今は自分らしさ全開で生きている塾生たちもみな、最初は「どうしてこんな思い込みを持ってしまったんだろう」というものに縛られて苦しんでいました。
ある30代の塾生が言っていました。「のりぴと一緒に軌道修正する!という道を選んでから、思い込みの呪縛が解けました。今は『人生ってこんなに自由で楽しいものなんだ』と心からそう思えるようになりました。」と。
次はあなたの番でしょうか。
stand.fm音声配信|このままだと離婚になる結婚とは?
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
このままだと離婚になる結婚とは?
離婚って、結婚する前には露呈していなかったことがオモテに出てきて、それがお互いに見逃せないことである場合に起きやすいと思うんです。だから結婚前も結婚後も、夫婦ともども素の自分が出せることが必要不可欠なんです。これはもちろん、結婚後に取り組んでも遅くはありません。素の自分で生きていきたいあなたはご相談くださいね。