意を決して別れを決意して、前を向いて歩き出したつもりだったのに・・・ふと気づけば過去を振り返ってしまう。別れる前の暮らしや、ふたりの想い出を心に蘇らせては・・・

別れなければよかったと思っているあなたへ

正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ、今日は離婚や恋人との別れを悔んでいるあなたへメッセージです。

 

別れて正解！

別れてせいせいした！

これからは私の自由！

そんなふうに思える人は幸せ者です。

 

だって私は立ち止まったまま。

別れなければ良かった

アノ人以上の人はいない

あんなに愛せる人はこれから現れるはずがない

そんな想いに囚われてしまって、未来どころか「今」「現在」も見つめることができずにいる・・・

 

ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

「別れなければ良かった」の真意

別れなければ良かった、という想いを抱き続けている人は、現実の世界に不満を抱いているのですが、そもそも「現実」を見ることができていませんから、「現実の存在」にすら気づいていないとも言えます。

 

別れなければ良かった、というケースは、自分が振ってしまった場合だけでなく、振られてしまった場合・離婚した場合など、状況はさまざまです。

 

でも、「別れなければ良かった」と言っている人たちが、あのまま別れずにいたとして「幸せである」という確証はありません。

 

なぜなら、別れるに至ったのには理由があるからです。

 

少なくとも、一旦は終わらせる理由と原因があったからです。

 

そこを受け容れずに、別れなければ良かったと言っていても、そのふたりの関係性は幸福ルートに進むことはないでしょう。

 

それは「現実を見ていない」という「現在」と同様、別れる以前・別れた当時ともに、その当時の現実を見ていないのです。

 

そして、過去の想い出にしがみつき、関係性に執着しているだけです。

別れて正解だったの？

別れて正解だったかどうかは、これからのあなたの生き方にかかっています。

ただ、大抵の場合「別れ」は正解であることが多いです。

 

先程もお伝えした通り、別れに至るということは、それだけの理由や原因があるから。

 

そこがクリアにならない限り、お付き合いを継続してもうまくいかないでしょうし、改めてお付き合いを再開したところでうまくいくはずもありません。

 

別れて正解というふうになるには、別れに至ったふたりが、それぞれ別の人間になるほどの気持ちの切り替えが必要です。

 

別れに不正解があるとしたら、あなたが「今」を生きていない、「現実」を見ずに「現在」を生きていないということになるでしょう。

 

時は前にしか進まない人生の列車のようなもの。それなのにずっと過去の方向に向かって、逆走しているのですから。現実の世界からどんどん離れていってしまっています。

別れたからこそ、見えてくる世界

これをよく注目してほしいんです。

「別れなければ良かった」と思っている人にこそ、注目してほしいもの。別れたからこそ見えてくる世界をよく目を見開いて見てみてほしいんです。

 

あの人のことばかり見ていて、見えていなかったものがだんだん視界に入って来るでしょう。

それは、あなたがもともと見たかったものかもしれません。

 

あの人のことを想うばかりで、あなたの人生を彩る大切なものたちが、ほかにもたくさんあるってことに、気づかずに生きていたこと。

 

あの過去の自分も、今を生きている自分も、その瞬間瞬間を見つめているのは、あなた自身の「目」「心」「感覚」です。

 

別れによってツラさに胸を切り裂かれ、痛みを感じていた心が、過去に留まることによって、いつまでも傷が癒えないままになってしまっていた・・・

 

それが、今

自分の目に映るものを、ちょっと眩しい気持ちで顔を上げて見渡したとき、本当にあなたが望んでいるものが小さな足音を立てながら近づいてくることに気づけるはずです。

stand.fm音声配信｜別れなければよかったと思っているあなたへ

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

別れなければよかったと思っているあなたへ