夫は私が立て替えたお金を返してくれません。何度か伝えてようやく返してはくれますが・・・。これから先が思いやられます。

お金にずるい夫との未来

正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ、夫婦の金銭問題でがっかりしているあなたへメッセージです。

 

ずるいというか、ちゃっかりしていると言った方が良いかもしれません。

 

とあるアラフォー女性のお悩みですが、彼女の方が夫より年収が高く、年齢も少し年上。彼女自身、これが原因なのかも？と感じているところもあるようです。

 

でも、彼女より少し年下の旦那さんは学歴も高く、性格も穏やかなんだそう。

 

ただ、結婚にかかった大きなお金も、生活に伴う引越し費用も、彼女がまず立て替えることがほぼ。日常的に彼女一旦出している、例えば交通費や食事代などの費用に関しても、彼女がそのことをはっきり言わない限り、旦那さんから自発的に返してはこないのです。

 

彼女は、旦那さんに何度も返してと言うのもイヤだし、言わないと返さないのはどうかと思っています。そして、今後訪れるであろう出産や育児のシーンで、私たち夫婦のこのお金の問題は、いったいどうなっていくのか・・・。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。

夫婦でも貸さない？

結婚して家庭を持つときのお財布事情ですよね。

これ、はっきり分けているご夫婦、一緒のご夫婦、実にさまざまなんですね。

 

夫婦であっても、「自分のお金」という認識が強い人は、「夫婦で使うお金」をその夫婦ごとに最初に決めてしまった方が良いかもしれません。

 

「自分のもの」という意識がある以上、「自分のもの」が減ってしまうことに気分が揺れたり、不快な想いをしてしまうのであれば、夫婦関係がギクシャクしても不思議ではありません。

 

夫婦であっても、「お金の貸し借り」というスタンスでいれば、「貸した→返して」という図式が出来上がりますから、「一緒に使うお金」を最初にお互いに出し合っておき、あとはそれぞれの使い方に委ねるという方式が、このご夫婦には適しているのかな、とも感じます。

 

ただ、もしかするとそういったお金のことに、旦那さんが自分から出そうとしないというところに、この女性が不満を感じているのだとしたら、またちょっと違うかなとも感じるのです。

年下夫、どうしてこうなの？

この女性の場合、旦那さんのことは「高学歴で性格が穏やか」と感じているんですね。一緒にいるのに快適な相手なのでしょう。

 

ところが、お金のことになると彼女は少しイライラしてしまいます。

 

これはこの女性が、この旦那さんに単刀直入に言えないところにキーがあるように感じます。

 

例えば、こういうことです。

 

自分の方が年上であること

自分の方が年収が多いこと

ですね。

 

これによって何が起きているのかというと、彼女が自ずとしっかりしてしまう要因になってしまっているのかもしれないのです。

 

しっかりしてしまうということは、気が利くということで、いろんなことに「気づきやすい」ということです。

 

一方、少し年下の旦那さんはというと「彼女の気づき」や「彼女の気配り」「気が利く」という部分に追いつかないほど、ゆったり構えたのんびり屋さんなのかもしれません。

 

「性格が穏やか」という彼なので、シャキシャキしている感じでもないのでしょう。

 

こうなると、テキパキ彼女とおっとり彼氏。お金を出すタイミングも返すタイミングも、彼女がどうしたって早く気づくので、彼女からみれば彼は「お金に対してずるい考えを持つ人」という印象になってしまうのかもしれません。

 

いや、なんかもったいないですよね。

彼の良いところであるはずの穏やかでのんびりした部分が、お金のことによって印象が真逆になってしまうなんて。

夫婦のお財布

「一旦出しておくね」と妻が言い

「うん、後で返すね」と夫が言い

妻が「返して」と言うより早く

夫が「はい、さっきのお金」と返す。

 

のであれば、この女性も納得なのでしょうが、それがうまく回らないご夫婦なら、いくら「私が出しておいた方が良さそう」と気づいたとしても、すぐにお財布を開かないこと、です。

 

そして、それ以前に夫婦共通で使うお金を入れておくお財布を作っておくこと、です。

 

折角夫婦になったのに、収入の多い妻の方がいつもお金のことばかり気にしているなんて、結婚生活がなんだか楽しくなくなってきちゃうと思うのです。

 

これから先の、妊娠出産だって、「また旦那は気づかないから私がお金を出すんだろうな」って、自分で自分を滅入らせてしまうのだと思うのです。

 

方法としては上記のようなカタチもひとつですが、それよりも大切なのは「ついしっかりしてしまう」というところ、です。

 

私が頑張らなきゃ

私がやらなきゃ

私がお金を出さなきゃ

 

という、さまざまな「ねばならない」に囚われていると、自分でしておきながら後からモヤモヤすることって多いかなと感じます。

 

これらはもう自分にしっかり染みついてしまった思い込みによるものですが、心理ワークや心理セラピーで改善していくことが可能ですよ。

 

個別相談でも、甘えられない・頼れないという長女気質のクライアントさんが、夫や彼に素直に甘えられたり、頼れるようになって、ラクに日常生活を送れるような「本来の自分」に戻っていかれています。

stand.fm音声配信｜お金にずるい夫との未来

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

お金にずるい夫との未来