頑張り屋さん必見:つい苦しくなる方向を選んでしまう
私ばっかりツラい道を歩いているようで、のほほんとお気楽に過ごしている人を見るとイライラして来ちゃうんです。こんなに頑張っている私の気持ちが報われなくて、能天気な人が幸せだなんて不公平過ぎる。
もくじ
頑張り屋さん必見:つい苦しくなる方向を選んでしまう
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、頑張っているのにどうして私ばっかり苦労するの?というあなたへメッセージです。
私のところにご相談にいらっしゃる女性の皆さんは、98%が頑張り屋さんです。
頑張ることってけして悪いことではありません。
だけど、自分が苦しくなるほど頑張るというのは、何かに追われているような気持ちになりますし、何より問題なのは「頑張っていない自分はダメ」という固定観念にとらわれてしまっているということです。
助けを求めることや、諦めること、失敗することや、手伝ってもらうこと。
それらをどれも「恥」だと思っていたり、「いけないこと」だと感じていたり。
そのため、いつも表情はこわばっていて、自分にも他人にも厳しいという四角四面な考え方に縛られています。
よくよく自分の選んでいる道を振り返ってみると、どうにも自分が苦しくなるような選択ばかりしてきたような、人生そのものが修行か道場か、そんな鍛錬の場になってしまっているような、苦行にしか感じられないのです。
でも、それを乗り越えて達成感を感じれば、やってよかったとも思えるし、それが出来てこそ自分の価値があるとも思えるのです。
いますよね、こんなふうに自分を追い込むことで成果をあげてきた人って。
緩める時とパワーオンにする時と、両方兼ね備えていれば問題ないのですが、いつでもパワー全開ではいつかそのエネルギーは枯渇してしまいます。
それよりなにより、ある日パタっと動けなくなってしまうことだってあるのです。
だから、私のところにご相談にいらっしゃる「頑張り屋さん」には、頑張らないことを推奨するのですが、これがなかなかやめられないんですよね。辞め方がわからないのです。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
あなたが選んでいるもの
これがものすごく大切なのです。
あなたが選んでいるもので、あなたの世界は出来ているんですもの。
見ているものも
聴いているものも
全部あなたが選んでいるのです。
ほら、街なかの雑踏っていろんな音がしているでしょう?
それでも、耳に届くのは「あなたが興味のあるもの」にピントがあってキャッチしているのです。
パチンコ屋さんの前を通過する時、たまに自動ドアが開いたタイミングでジャラジャラと大音量が外に漏れ出してくることがありますよね。でも、一瞬耳に入ってもすぐに消え去っていくと思います。
ところが、心の奥の方に「夕飯の支度」のことを気にかけている人は、八百屋さんの声やお肉屋さんの声には敏感です。「タイムセール」なんて声はすぐにキャッチします。
この心の奥の方のことを無意識と言いますが、その無意識にあるものが見えるものや聴いているものを勝手に選別しているのです。
今日は「頑張り屋さん」に向けて、この頑張り屋さんがつい「苦しくなる方向」を向いてしまうこと、「苦しくなること」を選んでしまうことについてお伝えしようと思うのですが、これもやはり無意識の中に、それを選んでしまう種が蒔かれているということでもあるのです。
頑張り屋さんのある日の顛末
頑張り屋さんは、昨日今日頑張り屋さんになったわけではありません。
もうずっと昔から頑張り屋さんとして生きてきているので、自分は頑張り屋さんだという意識すらないのかもしれません。
無意識的に頑張り屋さんなのだから、もう頭にはのぼってこず、いつも心の中で「頑張ることが当たり前」になってしまっています。
「頑張ることが当たり前」ということは、「頑張らない自分」はいないということ。
その判断はシビアです。
頑張り屋さんは周りの動向がとても気になります。
常に「もっともっと」と頑張っているので、自分をジャッジすることが多いんです。
でも、人のこともジャッジしながら動いていたりもします。
ここでちょっと気にしてほしいのですが、人のこともジャッジしているということは、これなんと、集中力が欠けてしまっているということでもあります。
心の中で蒔かれた頑張ると言う想いがある割に、些細な失敗をして落ち込んだりしやすいのは、この集中力が欠けてしまうというところにあります。
頑張り屋さんは完璧主義であることも多いので、それはもう相当な落ち込みようです。
だけど、集中力がないなんて思っていないんです。
それと、頑張り屋さんは「勝ち」「負け」にもこだわります。
するとどうしたって「敵」が生まれやすくなってしまうのです。
ね、どんどん苦しい展開を選んでしまっているでしょう。
メリハリ
頑張り屋さんがつい苦しくなる方向を選んでしまうのは、メリハリがない生き方をしているからです。
頑張るということが当たり前になっているあなただからこそ、緩める時を大切にしてあげましょう。
そうすることで、頑張る自分と休む自分という両方を持つことができます。
頑張り続けると、張りつめた糸がやがてプツっと切れてしまいます。
心の伸縮性を持たせてあげるためにも、緩める時間を持ちましょう。
さて、頑張り屋さんは休むことが苦手でもあります。
ちょっと休もうとしても、もうすぐに動き出してしまうのです。
動くべきものを見つけに行くと言うか、あれもしなきゃこれもしなきゃと自分で全部抱えやすいんですね。
はい、あなたが心から緩むためには「人に任せる」「人を頼る」ということを、今日から最優先で行ってみてください。
全部自分でやらない
これを心がけてみてください。
人に任せるということも、人を頼るということも、人を信じる心がなければなかなかできません。
そうそう、頑張り屋さんは人を信じられないというより、自分を信じられないでいる人もいらっしゃるんですよ。
自分を信じられないから、がむしゃらに頑張り続けることでその罪悪感を消そうとしているのかもしれないですね。
大丈夫。あなたはもともと自分を信じることができる人。
自分を信じることが出来たら、休む自分も頑張る自分も両方受け容れることができるはず。
それはけして「サボっている」というわけではありません。
ただただ、エネルギーをチャージしているだけなのですから。
さぁ、ラクな道が目の前に開けています。
これを選ぶ勇気、持っていますね。
これを選ぶと、耳に入って来る音も、目にする景色も変わってきますよ。
そしてそれは、苦しくなる方向とは別の新しいあなたらしさを開花する方向になります。
行ってみましょうか?
stand.fm音声配信|頑張り屋さん必見:つい苦しくなる方向を選んでしまう
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
頑張り屋さん必見:つい苦しくなる方向を選んでしまう
頑張り屋さんはすぐには辞められないかもしれません。それを生きがいとして、それが当然として生きてきたのだから、それをやめてしまったら一気に自分の価値がさがったような気になってしまうという人もいます。辞め方が肝心です。気になる~というあなたはご相談ください。