再婚したいのに出逢ってもすぐ冷めてしまうワケ
婚活している30代バツイチシングルマザーの彼女は、再婚したいと思って頑張っているものの、いざお付き合いに進むと気持ちが萎えてしまいます。子どものためにも再婚してパパを見つけてあげたいのに。
もくじ
再婚したいのに出逢ってもすぐ冷めてしまうワケ
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、このままじゃ再婚できない、という恋愛すら出来ないとなっているあなたへメッセージです。
- 再婚したい
- 今度こそ幸せな結婚がしたい
- 子どものためにも
そんなふうに願っていたAさん(30代女性)は、保育園に通う息子さんを持つシングルマザーです。離婚して5年、前の旦那さんとは子どもが生まれてすぐにあることがあって離婚しました。
それから女手一つで仕事も家事も育児も頑張ってきたのですが、再婚を目指して婚活をするもののなかなかうまくいきません。
結婚相談所やマッチングアプリで出逢うものの、デートまで進むとすぐに冷めてしまうのです。
出逢う人ばかりが増えてきて焦りが増してきます。「私はこのままどうなってしまうんだろう?」と、悲しくもなります。
なぜ再婚したいのに、デートまで進むのに、気持ちが乗っていかないのでしょう。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
再婚したいってホント?
ご相談をお伺いしていると、Aさんの中に「結婚したい」と「結婚したくない」が混在しているように感じました。
結婚したいという想いには、心配をかけている親のことが見え隠れし、口を挟んでくるお姉ちゃんの存在もちょっと意識にあるようでした。それから、「子どもにお父さんがいた方がいい」という気持ちも強くありました。
でも、いざ再婚に向かって進むと、気持ちは萎えてしまうのです。
結婚したくないという想いには、子どもとの時間が今は何より大事と思っていること、子どもを交えた交際についての心配、そして再婚してからの子どもとの関わり方がとても気になるようでした。
また、彼女は自立した仕事を持っていましたから、仕事と家事と育児、それから再婚相手との暮らしのことがなんとなく心にどんより重かったようです。
ここまでお話をお伺いしていくと、今Aさんにとって、再婚するタイミングではないように感じるのでそのことを告げてみました。
そうすると面白い答えが返ってきたのです。
「再婚しないといけないような気がしていた」
と。
そして、気づかれたのです。
「私、再婚がしたいわけじゃないかも。今の子どもとの暮らしは楽しいし。でも再婚したら子どもとの時間が取れなくなるかもしれない。それはいやなんです。」
それってつまりどういうことだと思いますか?彼女に私が伝えたのはこういうことです。
Aさんがしたいのは結婚じゃなくて恋愛なんじゃないでしょうか。
Aさんは目の前のキリが晴れるように清々しい表情になりました。
そうなんです!私、恋愛がしたいんです。子どもと家事と仕事に追われて、なんだか自分が自分じゃないような、そんな毎日で疲れちゃって。もっと自分らしさを感じたいなと思ったら、再婚するしかないって思っちゃっていました。
すぐに再婚に至らなくても、恋愛だけで充分だったということです。
恋したい気持ちの真実
シングルマザーだからといって、恋愛してはいけないということはありません。
子どもがいるから恋愛してはいけない、恋愛したら後ろめたい気持ちになる、という人は、安易に再婚の道を選んでしまうかもしれませんが、それが再婚がうまくいかない元になることもあるので注意が必要です。
恋したい気持ちは、今頑張っている自分が、どこか頑張り過ぎている状態になりかけているか、すでにそうなっている可能性大です。
つまり、自分に無理をしているということです。
シングルマザーの心の比重、バランスって難しいのですよね。
子どものことを真っ先に考えますし、自分のことばかり考えていられないし、お父さんのぶんもってやっぱりちょっと肩に力が入りがちなんですよ。
すると、日常生活も時間に追い立てられるようになって、心も乾いてきてしまうんです。
自分を緩めてあげること、が大切なんだけど、このワンオペ状態でいるうちは絶対無理だ・・・それなら再婚しよう・・・なんて短絡的になってしまうのは無理もないことです。
でも、仕事を持っていて子どもの面倒もしっかり見ているあなたなら、もっと自分に優しくココロにときめきを感じることを許してあげても良いのではないでしょうか。
今回のAさんは、ときめきもしないデートに「私さえ耐えれば」と我慢していた傾向もありました。婚活のプロフィールもちょっと変な男性につけこまれそうな内容だったので、修正のアドバイスもしました。
そして「再婚」という枠組みにとらわれて楽しく感じられなかったデートも、少しずつ楽しさを感じられるようになっていきました。
ホントは再婚なんてしたくないのかも
再婚したいと思いながら、婚活をしていて出逢う相手がこんな人たちばかりなら、ホントは再婚なんてしたくないのかもしれません。
- 遠距離の相手
- 転勤が多い相手
- 仕事の時間帯が異なる相手
- 連絡マメすぎる相手
恋愛以外にもしなければならないことがたくさんあるシングルマザーにとって、これらの人たちは負担になりやすいものです。
自然に出逢ったケースを除いて、避けた方が良さそうですし、敢えてそういった人ばかりに出逢うのだとしたら、心の底では「再婚したくない」が発動しているのかもしれません。
そして、シングルマザーの恋愛は、いずれ再婚に繋がるものということを踏まえても、あまり実生活に負担が大きすぎる相手は現実的ではありません。
あなた自身の悩みが増えたり、やらなければならないことが爆増するのは不本意だと思いませんか?
本気で再婚したいタイミングかどうか、わかるのは自分だけですが、周囲の心配のためとか、子どもの父親としてとか、自分の気持ちを後回しにした基準で考えると危険です。
stand.fm音声配信|再婚したいのに出逢ってもすぐ冷めてしまうワケ
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
再婚したいのに出逢ってもすぐ冷めてしまうワケ
本当の気持ちをお伺いすると、それは「再婚じゃなくてもできるよね」ということばかりなのに「再婚したい」と言っている人って案外いらっしゃるんです。今、自分が本当に望むものがよくわからなくなってしまったというあなたは、一度お話をお聞かせください。