え?こんなことが?夫婦不仲の原因は意外なこと
旦那との関係がどんどん悪化していっています。冷たい空気が家じゅうを埋め尽くしているようで、心も身体もヒエヒエ。このままずっとこんな関係が続くなんて気が遠くなりそう。
もくじ
え?こんなことが?夫婦不仲の原因は意外なこと
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、夫婦仲が悪くて耐えられないというあなたへメッセージです。
夫婦仲の問題って、「ある」という家には、イヤな空気がものすごく充満しているけれど、「ない」という家には、ホントにイヤな空気ってないのでしょうか。
揉めたり、口を聞かなかったり、お互いに罵り合ったり、傷つけ合ったり、「〇〇してくれない」と心の中で悶々したり・・・。夫婦仲の問題があるという家庭では、日常茶飯事のようにイヤなことで心が忙しいものです。
では、夫婦仲が問題ない家庭って、どうなんだろうか。
口を聞かないとか、罵り合うとか、「〇〇してくれない」とか、心の中でモヤモヤイライラしたりとか、本当にないんだろうか。
もし万が一、そういう想いが湧いてきたらどうしているんだろうか。
いや、もしかしたら、そもそもそういう想いすら抱かないんだろうか?
なんて。
夫婦仲に問題が「ある」という家庭の妻は疑問に思うでしょう。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
些細なこと、されど侮れないこと
夫婦不仲の原因は意外なこと、というテーマでお話をしていますが、それは本当に小さなことでもあります。だけど、けして侮れないことってあるんです。
夫婦仲が良くない・・・とご相談にいらっしゃる方は、結婚生活のすべてにおいて「うまくいっていない」と感じていることが多いのです。
ところが。
夫婦仲が良い・・・というか、夫婦仲のことなんて意識にものぼらないほど結婚生活を滑らかに過ごしている方って、うまくいかない夫婦の話を聞くと、「どういうこと?」ってなりがちだったりします。
その「どういうこと?」の意味合いとしては、「そんなに気にすること?」だったり、「それって考えすぎじゃない?」ということが殆どなんですね。
もうここにビッグヒントがあるのですが、夫婦仲が良くなかったふたりが、夫婦仲が良いふたりに、あっという間に変化してしまうのも、夫婦仲が良くない原因が小さなことだからです。
夫婦仲が良い人が、夫婦仲の良くない人の話を聞いて「そんなに気にすること?」だったり、「それって考えすぎじゃない?」と思うことだと先ほどお伝えしました。
それってつまり、傍から見て明らかに「そりゃ夫婦仲も悪くなるよね」ということではない、ということです。
例えば・・・
- 旦那さんが浮気して帰って来ない
- 旦那さんが暴力をふるう
- 旦那さんが働かず家でお酒ばかり飲んでいる
- 旦那さんがギャンブル依存症で借金ばかり増えていく
のようなことではない、ということなんです。
例に挙げたような旦那さんであれば、迷うことなく放り出して「逃げたらいいのに」「離れればいいのに」と言えるのですが、そうではなく。
例えば・・・
- 黙ってご飯を食べている
- 夫婦の会話がない
- テレビばかり見ている
- 家のことを何一つ手伝ってくれない
- 休みの日はぐうたらしている
みたいなこと、です。
そういう事実から、妻の中でさまざまな想いが派生してモヤモヤした黒雲が胸に広がっていき、黒い想いで旦那さんを覆ってしまうのですが、それこそが夫婦仲の良い妻からすれば「そんなに気にすること?」だったり、「それって考えすぎじゃない?」ということそのものなんです。
だって嫌じゃないですか?!黙ってご飯を食べているんですよ。夫婦の会話なんて全然ないし、テレビばかりずーっと見ているし。家のことなんてひとつも手伝ってくれず、休みの日はぐうたらしているんですよ!!これ、夫婦不仲って言いません?!!
って声が聞こえて来そうですが、私、これ夫婦不仲って捉えたらどんどんそっちに向かってっちゃうと感じるんですよね。だって、同じ状況だったとしても、捉え方が真逆の人っていらっしゃいますし、その方が圧倒的にHappyですもん。
お互いの価値観を抹殺し合う夫婦
以前、ご相談者さまにもいらっしゃいました。
- 夫がやることすべてにイライラしてしまう
- 夫の出す音、例えば声やゲーム音やテレビの音量等に気持ちが逆撫でされてしまう
- 夫がご飯を無言で食べていると虚しくなる
こういう妻は、夫の一挙手一投足を「見張る」という状態になっていますから、自分から「イヤな気持ち」に向かうモードに入ってしまっているんですね。
その間、自分のやりたいことや自分の好きなことは、頭の中からも心の中からも抹殺されてしまっている状態なので、楽しみも喜びも感じていません。
ひたすら「夫の言動や行動」を注視する日々になって、イヤなところを見つけてはため息をつきます。
イヤなところを注目しているのですから、イヤなところが見つかるのです。
良く聴くかもしれませんが、部屋の中で「赤いもの」を探してみましょうと言われれば、赤いものを探しに行きますよね。普段、目にも留めていなかったものが「赤」であることに気づいたりしますし、いくらでも赤いものが目に付くでしょう。
でも、「じゃあ、今見ていたものの中に、青いものはありましたか?」と聞かれたら、思い出すことが出来ません。
「赤いもの」「赤」「レッド」という意識で探していたのだから、「青」は目に入っていなかったのです。
改めて「青」を意識して辺りを見渡せば、いくつも「青いもの」が目に入ってくるのに・・・。
でも、「じゃあ黄色いものはいくつありましたか?」と聞かれれば、やっぱりわからないのです。
そう。人は注目しているものしか見つけられません。
ところで、夫婦にはそれぞれの価値観があります。それは、良いも悪いもなく「本人にとって大切にしている価値観」がそれぞれにあるということです。
その価値観は、たとえもう一方が受け容れることが出来なかったとしても、「受け止める」ことは出来るはずなのです。
以前もお伝えしていることですが、改めてお話しすると、受け容れるということは「自分ごととして腑に落ちるほど共感できるもの」なのではないかと思うのです。
受け止めるというのは少し違っていて「腑に落ちるまではいかないけれど、あなたはそうなんだね」という意味の受けとめのことです。
旦那さんを見ていてイライラしたりモヤモヤしたりしているときって、事実に対して自分の価値観が付け足されている時に起こりやすいと感じます。
例えば・・・
- 黙ってご飯を食べている
- 夫婦の会話がない
- テレビばかり見ている
- 家のことを何一つ手伝ってくれない
- 休みの日はぐうたらしている
という事実があるとします。
夫婦仲が良くないと感じている妻はこんなふうに感じていましたね。
だって嫌じゃないですか?!黙ってご飯を食べているんですよ。夫婦の会話なんて全然ないし、テレビばかりずーっと見ているし。家のことなんてひとつも手伝ってくれず、休みの日はぐうたらしているんですよ!!これ、夫婦不仲って言いません?!!
では、夫婦仲が良いと感じている妻は、どんなふうに受け止めているのでしょう。
例えばこんな感じかもしれません。
声も出ないほど美味しいのかな、今日のご飯。味わってくれて嬉しいな。夫婦の会話って言うけど、おしゃべりって四六時中しているものっていうより、会話がなくても同じ空間にいてあったかい気持ちになったりすることが嬉しいんだよなぁ。あれ?テレビをジーっと見てると思ったら、今度はネットで検索し始めてる。わ、テレビでやってるお店の予約してる~。家のこと、言えばちゃんと手伝ってくれるし、次は旦那から率先してやってくれてる。仕事で疲れているのに、ホントありがたいな。休みの日は一緒にぐうたら。お腹が空いた~って音を上げた方がご飯作るの(笑)。根くらべも楽しいですよ。だから毎日がなんだかんだ面白いんです。
こういうの、無理にそうしようとしてもやっぱりムリがありますよね。
でも、以前、相談者さまにもいらっしゃった
- 夫がやることすべてにイライラしてしまう
- 夫の出す音、例えば声やゲーム音やテレビの音量等に気持ちが逆撫でされてしまう
- 夫がご飯を無言で食べていると虚しくなる
と仰ってた皆さんも、その後、自分自身の心を整えることで、受け止め方が変化していきました。
- 夫がやることにイライラしなくなった。その分、自分のことに大切にするようになった。自分を大事にすればするほど、イライラは消えていった。
- 夫の出す音が気にならなくなった。というか「夫を見張っていた」ということに気づき、見張らなくなった。夫を見張っていた時は、自分で自分のことも見張っていて苦しかった。
- 夫が無言でご飯を食べていても虚しくなくなった。というか会話するようになった。黙々と食べている姿が愛おしく思えた。
こういうの、自分を大切にする方法がわからなければそうはならないし、自分を見張るクセを根本的に解消しなければやっぱり夫を見張るクセもやめられません。
無言で食べる夫を愛おしく思え!と無理強いしても、愛おしくなんて思えませんし、会話が生まれることもないでしょう。
立て直すなら今
夫婦仲が良くないと感じている人で、夫婦仲を良くしたいと思っている人は「立て直す」というチャンスの扉の前に立っている状態です。
この扉を押すも押さないも、あなた次第。
旦那さんを見張り、自分を見張り、旦那さんに頼ることも、自分を厳しくする手綱を緩めることもせず、ギチギチの状態でその結婚生活を続けていくのか。
自分を見張るクセを取り除き、旦那さんに素直に頼り、甘え、自分を大切にして、心の風通しのよい家庭を再構築していくのか。
あなたの選ぶその1つ1つが、すべてのカギを握っています。もし今の状態が「自分が望まない状況」であるのなら、それは選び直せばいいだけのこと。選び直すのに勇気は要りませんし、自信も不要。
だけど「選びたいのに選べない」のだとしたら、やっぱりあなたにとって不要なクセが、あなたの幸せの邪魔をしているのです。
立て直すチャンスが来ているのだとしたら、これはあなたの心が「もういい加減立て直しましょう」と言っていること。それに気づいたなら一歩進むタイミングです。
stand.fm音声配信|え?こんなことが?夫婦不仲の原因は意外なこと
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
え?こんなことが?夫婦不仲の原因は意外なこと
夫婦仲の問題は、結婚している限り続きます。心のクセが醸し出す「イヤな気持ち」というものは、勝手に消えてくれません。もう何年もイヤな気持ち・・・だけど、出来ることなら「改善したい!」というあなたはご相談ください。