ムカつく:夫はいつも正論をぶちかましてくる
夫と話をしたくありません。ちょっと質問したり、愚痴をこぼしたりしただけで、マシンガンのように正論をまくしたててくるんだもの。私はそんなことを聞きたいわけじゃないのに。
もくじ
ムカつく:夫はいつも正論をぶちかましてくる
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、正義感の強い夫かもしれないけど、疲れちゃうわというあなたへメッセージです。
旦那と口論になるときは大抵これ。
私の言い分を最後まで聞かないうちに、言葉を遮断して言ってくる「正論」。
世の男連中に聞かせたいこと、それは「オンナは正論が聴きたいんじゃないんだよ」ということ。
というか、女は聴きたいのではないのです。
真逆よ、「言いたい」のです。
つまり「聴いてほしい」のです。
それなのに、男が「正論」を言ってくるってことは、それは「女が聴く側に回る」っていうこと。これにどうして気づかないのでしょうか。そう、どうして気づかないかと言うと、「聴きたいんじゃないんだよ」ということを男が知らないからなのです。ということで、本日の愛のトリセツはじめます。
夫と話したくなくなる妻へ
正直、夫と話していると疲れるんです・・・という妻は、結構聞きます。
これはご相談者さまだけでなく、私の友人にも数多く存在する悩みのひとつです。
何を隠そう、私もそう思ったことがあります(笑)。
まぁだいたい男性って正論をぶちかましてくるのですが、間違った情報を正論と思ってぶちかましてくることもありますから、その精査は大事。とはいえ、それを指摘するとまた怒ったりもするので厄介なんですよね、ホント(笑)。
でもね、ちょっと思うことがあります。
旦那さんが正論かましてくるって思っている奥さんって、自分の言い分が正論って思っていることってありませんか?
お互いに「自分の考えが正しい」と思うからこそ、相手の考えは受け容れることができないっていう現実は、それぞれに大切な持論があるがゆえのことだと思います。
ここで大切になってくるのは、お互いに正論をかざし合っていることではなくて、お互いに相手が正論と信じていることを「そうなんだ」と受けとめてあげることが出来ないところが問題だと感じるのです。
夫と話したくなくなる妻の夫もまた、妻と話したくなくなっているっていうことはよくあるのです。
たとえ相手の言っていることが「正解」と思えなくても、「そうなんだ」という言葉ひとつ返すことが出来ないくらい余裕がないというのも困ったものだと思いませんか。
それを覆す方法はいくつかあると思うのですが、せめて、それに気づいた方がいち早く「そうなんだ」という言葉を返すことが出来たなら、その後のふたりの会話にも変化が出てくるかもしれないのに。
正義の味方の正論責めにうんざり
旦那さんの正論の源には、それが正しかろうと正しくなかろうと、「俺は(妻の)役に立っているぞ」という感覚から来るものがあります。
妻が愚痴をこぼせば、その愚痴の根源となるものを排除しようとします。
ある40代の女性が旦那さんに「仕事の愚痴」を吐いたところ「そんなの辞めちゃえば」と返ってきて大ゲンカになりました。
「仕事を辞めたいわけじゃないのに」と彼女はプンプンです。
旦那さんは彼女のあまりの剣幕にびっくりして、早々に自分の部屋に入ってしまいました。
「都合が悪くなるとウチの旦那はすぐに逃げ出すんです」って、激怒していました。
この話を聞いてあなたはどう思いますか?「仕事辞めちゃえば」と言った旦那さんはそこまでヒドイのでしょうか。
私はこの奥さんは旦那さんに愛されているなと感じたんですよ。
仕事の愚痴を奥さんは「聴いてほしい」だけだったのかもしれないけれど、旦那さんは更にその上をいく「そんなに妻が苦しんでいるなら、その源を排除しなければ」という想いから「そんなの辞めちゃえば」という言葉が出たのではないかと思ったんです。
このご夫婦はどちらも言葉足らずなところが、夫婦喧嘩を無駄に発生させているんじゃないかな?と思ったんですが、奥さんは「仕事は好きだし辞めたくないけど、ただ聴いてほしいだけなんだけどね」という言葉が足りなかったし、旦那さんは「そんなに大変なら仕事辞めてもいいぞ。俺が頑張って稼ぐから」と言う言葉が足りなかった。
お互いが愛情を持っているのにも関わらず、愛情として捉えるどころか批判として捉えてしまう。
これではうまくいきません。
夫婦がこうなってしまうのは、慣れによって相手のことがわかったつもりになるだけでなく、自分のことも相手がわかっているだろうという予測を立てがちになり、言葉を端折ることが原因です。
ちょっと言葉を追加するだけで回避できることまで、自分たちでぶち壊してしまっているのです。
正論を言わせない方法
とはいえ、旦那さんが正論をぶちかましてくるのって、正直鬱陶しいということは間違いありません(笑)。
「聴いてほしいだけなんだけど」と前置きするのはもう忘れずに行いましょう。
これ、どうして必要かというと「正論を求めていると思われている」という旦那さんの勘違いを阻止するためでもあります。
正しい考えを伝えて妻を救おう!
妻の苦しみを僕が取り除くんだ!
という正義感でいっぱいの旦那さんの愛情を、なんだか気分が悪くなるだけの正論に変換する前に、ちゃんと伝えておけば「そうなんだ」という言葉が出てくるかもしれません。
あなたはたぶん「そうなんだ」という言葉を聴いたなら「そうなのよ」って返せるはずです。
それを、あなたの愚痴をハナから「それはそうしてるお前がダメだろ」みたいに言われ、否定されるからムカつくのですもんね。
ただ、男の人って意味のない会話とかエンドレスな話って苦手なところがあります。だって、井戸端会議が好きな奥さまたちを見かけることがあっても、井戸端会議が好きな旦那さんたちを見かけることってあんまりないと思いませんか?
stand.fm音声配信|ムカつく:夫はいつも正論をぶちかましてくる
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
ムカつく:夫はいつも正論をぶちかましてくる
私も経験がある夫の正論。ちょっと気を配ることで愛情も感じられるし、コミュニケーションもスムーズに回っていくようになりますよ。いつも夫婦喧嘩に発展しちゃう!というあなたはご相談ください。