幸せになりたい、でも再婚する勇気が持てません
最初の結婚が苦しかったから、再婚するなら絶対に幸せになりたい。だけど、今再婚に向けて付き合っている彼との再婚話、なんとなく腰が引けてしまう。
もくじ
幸せになりたい、でも再婚する勇気が持てません
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、再婚も難しいよね、というあなたへメッセージです。
ところで、再婚ってそんなに難しいものなのでしょうか。
私は40歳で離婚して53歳で再婚しました。
子どもは二人とも成人していましたが、今思い出してみても、そんなに難しいことだったのかなって思うんですよね。
いや、正直に言えば、再婚を決めるまで迷いがなかったかと言えばウソになります。
再婚した夫は初婚で8学年年下。
いろいろ思い悩むまではいかないまでも、一瞬のためらいは生まれました。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
シングルマザーの再婚事情
あるアラフォーシングルマザーの麻由美さん(仮名)は、10歳の男の子を抱え、仕事に子育てにひとり奮闘中です。
最初の離婚の原因は夫の不倫。麻由美さんは妊娠が発覚したばかりでした。
その後、女手一つでお子さんを育てながら小さな幸せを子どもとふたりの家庭で築いてきましたが、縁あってある男性と出逢います。
彼は麻由美さんの息子さんのことも可愛がってくれ、彼のご両親も本当の孫のように大切に扱ってくれる。もちろん麻由美さんに対しても良くしてくれます。
麻由美さんはそんな彼と5年以上付き合ってきましたが、いざ再婚となると二の足を踏んでいるようなんです。
彼女の懸念はいくつかありました。
地方住みで彼の実家で暮らすことになりそうな不安
彼のご両親をゆくゆくは介護しなければならない不安
息子の進級進学のタイミングがいいのかという不安
大きなご実家に親族が帰省したり、人が集まることが多そうな不安
その不安を抱えて、再婚の話は嬉しいものの・・・。
最初の結婚があんまりな結果だった彼女は、ためらってしまっているのですが。
やめときなさい
ひとつ「やめておきなさい」と言わざるを得ないことをお伝えしたいことがあります。
先ほどの麻由美さんの例はあくまで一例ですが、「迷うならやめときなさい」ということではありません。
「ひとりで解決しようとしているならやめときなさい」とお伝えしたいのです。
ひとりで解決しようとしがちな人は、ひとりで子どもを育て、ひとりで仕事を頑張ってきた人にとってはごくごく当たり前のことなのですが。
結婚は「ひとりでなんとかするもの」ではないし、「ひとりでどうにかなるもの」でもありません。
最初の結婚で「ひとりでなんとかするもの」だと勘違いして、「ひとりでどうにかしようとした」結果、離婚に至ったという人も多いはずです。
私はむしろそれでした。
いつもひとりでなんとかするものだと思い込み、ひとりでどうにかしようとしてパンクした経験があります。
だからこそ。
ひとりで抱えてはいけないのです。
先ほどの彼女の抱えている懸念で言えば
地方住みで彼の実家で暮らすことになりそうな不安は、結婚したらどこに住むのが最善なのか、ふたりで相談すること、がまず必須です。
この時、お互いに納得のいく結果を導き出せるかどうかが、この先の未来の明暗が分かれます。
彼のご両親をゆくゆくは介護しなければならない不安は、彼のご両親に限らず、彼女のご両親のことも頭に置きながら考えることです。
そして、介護は「妻がひとりで頑張る」というものではないということ。どんなサービスがあってどのように利用していくのかを「ふたりで」考えていくことです。
息子の進級進学のタイミングがいいのかという不安に関しては、息子の意見を尊重することです。
子どもは親が思っているよりずっと、親の離婚のことで心が傷ついていることがあります。
彼女の場合は妊娠中のことですから、親の離婚を感じることもなく息子さんは生まれてきましたが、自分には父親がいないという想いは幼少期から抱えてきていることでしょう。
その場合、母親が再婚するということ、自分に父親が出来るということに関して、喜びと同じくらい不安も持っていることを覚えておく必要があります。
お子さんの気持ちを最優先した決断をすることをお勧めします。
大きなご実家に親族が帰省したり、人が集まることが多そうな不安に関しては、自分ひとりでやり切ろうとしないことです。
親族の協力はもちろん、ご主人の協力も予めお願いすることは当然として、これらをどう取り仕切っていくのか、お義母さんお義父さんの考え方や協力申請も必要になってきます。
そしてすべてにおいて言えることは、これらを風通しよく自分の意見を率直に伝えられるかどうかにかかってきます。
迷いのない再婚ってあるの?
正直に言って、迷いのない再婚ってないと思うんですよ。
その迷いの多くは「私は再婚して幸せになれるのだろうか」なのではないかと思うのですけど、こればっかりは再婚してみないとわかりません。
ただ、「私は再婚して幸せになるんだ」という決意は絶対に必要だと感じます。
私も53歳で再婚した時、「今より幸せになる未来しか感じられない」と思ったから再婚しました。
一ミリも不安を感じることなく、ということではないですよ。
もちろん不安はあるけれども、それはふたりで乗り越えていくという決意のようなものがあったからこそ、再婚したい!って思ったのです。
その瞬間には、最初の結婚にあったような「私さえがんばればどうにかなる」みたいな気持ちは微塵もありませんでした。
自分だけが頑張ってもうまくいかないっていうことは、経験済みでしたから。
あなたの再婚が素晴らしいものになりますように。応援しています!
stand.fm音声配信|幸せになりたい、でも再婚する勇気が持てません
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
幸せになりたい、でも再婚する勇気が持てません
再婚したいけど不安が残る、というあなたはご相談ください。