幸せは人の笑顔と自分の我慢で出来ている
誰かの笑顔、例えば彼氏や夫、親などの家族の笑顔を見ることは本当に幸せ。だけど待って、私は笑顔だろうか。そう。なんだか私だけ笑顔じゃないような気がして。
もくじ
幸せは人の笑顔と自分の我慢で出来ている
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ、これってもしかして自己犠牲ってヤツ?となっているあなたへメッセージです。
世の中の「お母さん」と呼ばれる役割を持っている人は、いつも自分のことが後回しになってしまいがちなのですが、それが自分の喜びになっていたらそこまで不穏な気持ちにはならないと思うんです。
ところが、恋愛や結婚において、パートナーやその家族に関して「お母さん的な役割」を買って出てしまうと、たちまち悲劇に変わってゆくことになるでしょう。
人の笑顔を見ることが嬉しい、というその気持ちはけしていけないことではありません。むしろ誇りに感じて然るべきことだとも思えます。
でもそれは、あなた自身も笑顔であることが大切なのですよね。
人の笑顔の裏側であなたが眉間にシワを寄せていたら?悲しそうなやりきれない想いを抱えていたら?
それでは元も子もありません。
ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。
私の幸せは人の幸せ
40代の寿子さん(仮名)は、小さい頃から自分の周りの人たちが笑顔になることに喜びを感じて生きてきました。
ところが、なんだかうまくいかない。
結婚して子どももいて、すべてうまく行っているような環境であるにも関わらず、なんだかやるせない。やり切れない。
自分の心がうまくいかない、と感じるのです。
その正体が良くわからず悶々としていたところ、寿子さんはカードセラピーを受けてくださいました。
カードセラピーでは悩みの原因がわかり、その後、その解決策が示され、その解決策を行動していくことで得られる未来がわかるものです。
占いではなくて、心理学に特化したセラピーセッションなのですが、寿子さんはこのカードセラピーで悩みの原因は「犠牲」のカードを引き当てました。
この「犠牲」のカードから、自分の心を自分で読み取っていくのですが、思い起こせば自分自身が自己犠牲で生きていることに気づいたのです。
同時に生まれる「罪悪感」という想いにも気づきました。
人の幸せこそ自分の幸せと思い込んで来た過去の自分が頭に流れて、涙も一緒に流れてきました。
自己犠牲を捨てられない
自己犠牲をしてしまう原因は、寿子さんの生まれ育った環境に起因していました。
寿子さんのお父さんはとても厳しく、いつも母に対してきつく当たっていたことを思い出しました。
そんなお母さんお父さんを見て、幼い寿子さんがどんな決断をしたかと言えば、「私がみんなを笑顔にしなきゃ」「私がお母さんを守らなきゃ」という想いでした。
おどけてみせたり、お母さんのすることを一生懸命手伝ったり、時にはお母さんを責めるお父さんをなだめるためにお母さんの盾になったり。
幼い寿子さんは健気な子ども時代を過ごしていたのです。
そんな寿子さんに必要な解決策のカードは「信頼」でした。
でもこの「信頼」のカードから、寿子さんが感じ取ったのは「他人との信頼関係」ではなくて「自分との信頼関係」でした。
私は私を信じていないかも
私は自己犠牲と言いながら、それは偽善なのかも
と、またしても罪悪感のような想いに囚われてゆきました。
役に立つ人にならなければ
幼い寿子さんは、なんとしてもお母さんを守りたかった。
だからお母さんの役に立ちたかったのです。
お母さんを守れなければ、お母さんの役に立たなければ、自分には価値なんてない。生きている資格はない。
ハッキリそう言葉で肝に銘じていたというより、幼いがゆえに「感覚」として心に刻み込んでいました。
それが成長するにつれて「お母さんを守れなければ、お母さんの役に立たなければ自分には価値なんてない」というテーマがこう変化していきました。
寿子さんが結婚したことでそれは「家族を守れなければ」や「家族の役に立たなければ」というテーマに置き換わっていきます。
そして、自分自身を自己犠牲に導き、自分の笑顔と引き換えに家族の笑顔を見ることで自分の価値を感じていたのです。
でもそれって本当に自己価値があることになるのでしょうか。
自分自身が喜びを感じていないことに気づいた寿子さんはカードセラピーをきっかけに、これは間違っていると気づき、まずは自分との信頼関係を結び直すことを選びました。
自分との信頼関係を築き直すために、本当は小さい自分はどうしたかったのか、本当はどうしたくなかったのかを感じて、いかに自分自身が自分の心を自分で雑につぶしていたかということを思い知りました。
そして丁寧に自分の本当の想いと向き合う時間をつくりました。
そうしたら出てくる出てくる本当の気持ち。
その真実に触れるたびに、自分自身が生まれ変わるような感覚を感じ、寿子さんは偽善ではない自分の笑顔を愛おしく思えたのです。
カードセラピーの3枚目で、寿子さんが引いていたカード、得られる未来は「インスピレーション」でした。
いかに今まで自分のインスピレーションを封印していた人生を歩いてきたことか、こんな感覚が自分と信頼関係を築くことが出来れば得ることが出来るんだ・・・と半信半疑でしたが。
寿子さんは心の軌道修正セッションを何度か重ねるうちに、本当の自分自身を迎えに行くことができたので、その頃には「自分のインスピレーションで生きていく」という生き方が自然と身についていました。
要らない思い込みで、自分の心に鎖をかけてしまっているとしたら、こんなふうに解いていくこともできます。
stand.fm音声配信|幸せは人の笑顔と自分の我慢で出来ている
stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています
では改めて、今日のメッセージ
幸せは人の笑顔と自分の我慢で出来ている
悩みの原因がよくわからない・・・というあなたはカードセラピーでその原因を探ることもできますよ。