子連れ再婚:子どものお父さんにはなれません、でも家族にはなれます
もくじ
おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第14日目
今日は木曜日。離婚・再婚しているあなた、または離婚・再婚を考えているあなたに向けてのメッセージです。
子どものお父さんにはなれません、でも家族にはなれます
- 再婚するのはいい、でもこの子のお父さんになれるかな
- なんかあったら血の繋がってるママの味方なんだろうな
- 懐いてくれるのかな
子連れ再婚には不安がいっぱいです。子どもを連れている方も、子どもを連れられてくる方も。
ウチも私が2児連れての再婚ですが、再婚前より再婚してからの方が、本当によく揉めました。
- この再婚、大丈夫なのか?
- 無理があるのかな
- 子どもを連れての再婚って、自分以外のところでものすごく気を遣うものなんだ
そんなことを想って、再婚した当初は肩に力が入っていました。
考えてもみてください「この人が今日からあなたのお父さんですよ」なんて言われたって「はいそうですか」というわけにはいきませんよ
あなたが独身として結婚する相手は、あなたのことだけ見ています。やがて、結婚することにより、家族や親族とのお付き合いが生まれます。
でも、あなたが子どもを連れて結婚する相手は、あなたのことだけを見ているようでいて、そうではありません。
あなたと切っても切れない、あなたが命より大事にしているあなたのお子さんのことも見ています。
ここで、あなたのことしか見えないような人は、まずやめておいたほうがいいでしょう。
あなたが子どもを連れているとして、あなたが結婚する相手は子どものお父さんの立ち位置に立つわけですが、実際、子どもの気持ちのうえではそうではありません。
子どもにとってのお父さんは実のお父さんだけです。
子どもにとってのお母さんがあなただけであるように。
そこをないがしろにしてしまうと、子どもの心が痛みを伴います。
再婚にあたって婚姻届けを提出すれば、あなたと彼は妻と夫。配偶者となります。
でも、子どもにとっては?
あなたと彼が夫婦になったからといって「今日からこの人があなたのお父さんですよ」と言われても、子どもにとっては「お父さん♪」というわけにはカンタンにいきません。
また、伝え方によっては、自分を半分否定されたような気持ちになってしまいます。
「もう失敗できない」と、危機感を持つ再婚は危険
再婚するからといって、肩に力が入り過ぎてしまうと、あなた自身がギクシャクします。些細なことが気になって、毎日を楽しめなくなってしまいます。
- なんだか子ども達が落ち着かない
- 旦那さんに迷惑じゃないかしら
- 私ばかり注意していてイヤだな
- 少しは父親っぽく叱ってほしい
- 子どもたちも旦那さんも、私にばかり言ってくる
- 当人同士で話してほしいな
- なんだか気疲れしちゃう
再婚当初、こんな想いが見え隠れしていて、私はものすごく疲れました。
でも、なんでこんなに気にしてしまうのでしょう。
それは全部自分ひとりで背負おうとしていたからです。
「もう失敗できない」
「もう子ども達を悲しませたくない」
「旦那さんは初婚なんだから家庭の温かさを感じてほしい」
私の独りよがりの感情が、大きな責務のように肩に乗っかりました。
そもそも、今のダンナさんは前の旦那さんではありません。前のケースが必ずしもあてはまらないのです。
今までの経験は、活かすものであり、怯えるためのものではありません。
こういうことは自分ひとりで背負うものではない。
家族みんなでお互いを思いやりながらつくりあげていくものだ。
そうわかるまでに少々時間がかかりました。
そうわかるまでに最初の結婚のとき以上にぶつかり合いました。
子どもも旦那さんも、そんな事情知ったこっちゃない
私がひとりで苦悩している間、子どもたちと旦那さんの関係はというと、けっして悪いものではありませんでした。
私がそばにいなくても、子どもたちと旦那さんは仲良く話していましたし、夕飯のときも休日も、みんなリラックスしているように見えました。
ただ、私ひとりがなんだかモヤモヤと重い空気をまとっていました。
再婚する時、彼は44歳で私は53歳。44歳男性なら20代や30代の女性と結婚して子どもを持つことだって可能です。
実際、恋愛時代にそのことを何度か確認もしました。
「あなた、もっと若い女性と結婚すれば自分の子どももてるのに」
だけど、旦那さんは再婚する前に言っていました。
「子ども達ふたり含めてのりぴでしょ」
その言葉はものすごく私は嬉しかったけど、それでもなんだか「悪いなぁ」「申し訳ないなぁ」と心のどこかで感じていました。
そんな想いが、ちゃんと感謝して受け容れられていない想いが、再婚してから頭をもたげて、時折不安の風が吹くのです。
まるごと全部で私だと、彼が言うのをそのまま受け止められていたら、こんなに苦悩することはなかったでしょう。
それでもひとつ、つくれるものがあるとするなら
子どもの父ではなくて、私の夫である旦那さんと、ではどうやって家庭を築いていけばよいのでしょう。
子どものお父さんにはなれない、と旦那さんは言います。でも、子どもの面倒は父親並みに面倒を見てくれます。
面倒を見ると言っても、再婚する時、上は大学院2年、下は大学4年で、ふたりとも成人しています。それでも、就職のことやシゴトの悩みなど、父親的アドバイスはとっても的確です。私が言うより子ども達も受けとめやすい。
再婚するとき、旦那さんは「子ども達の父親になる」という気持ちはほぼなかったそうです。その代わり「家族になる」という想いはとっても強かった。
お父さんにはなれないけれど、家族にはなれる。
お兄さんにしてはちょっと年が離れてるけれど、一緒に住む家族として、寛いだり食事したり、笑ったり泣いたりする時間を共有する家族。
そんな気持ちで結婚生活に突入したそうです。
実際、再婚してから娘の帰りが遅かったりすると、心配するのは旦那さん。帰ってくると玄関まで出迎えに行くのも旦那さんです。
息子が帰省すると、私より殆ど旦那さんと話しています。男同士のハナシは私にはちんぷんかんぷんですが、ふたりを見ていると微笑ましい気持ちになります。
そんな様子を見るにつけ、「あぁ私が気負い過ぎていたんだな」と感じます。
では改めて、今日のメッセージ
子連れ再婚:子どものお父さんにはなれません、でも家族にはなれます
新しい家庭、新しい家族、それはこれから始まります。
Happyな子連れ再婚、応援しています。
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