子育て:「シャツが出しっ放し!」の子どもの親は、放任主義とは限らない
もくじ
おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第43日目
今日は水曜日。子育てしているあなたに向けてのメッセージ。
子育て:「シャツが出しっ放し!」の子どもの親は、放任主義とは限らない
お子さんのはみ出したシャツをしまってあげていませんか?
そうですね。幼稚園~小学校低学年の頃、そんなふうに手を出してしまうお母さん、多いのではないでしょうか。
これ、「誰のためにしまってあげているの?」って考えたことはありますか?
- お母さんがちゃんとしてないって思われるから?
- お子さんのお腹が冷えちゃうから?
- 見た目がだらしないことで困るのは誰?
あなたがもし、お子さんのシャツをしまってあげているとしたら、どんな理由からでしょうか。
やってあげる愛、やってあげない愛
赤ちゃんは生まれてしばらく、自分ひとりで何にもできません。
お腹が空いたら泣く。
おむつが汚れても泣く。
暑くても寒くても泣く。
泣く・泣く・泣く・時々笑う・寝る・泣く・泣く。
泣くことたっくさんありますね。
それがだんだん。
起きている時間が長くなるにつれ、周りのことが判ってきます。
してあげなければできなかったことが、できなくても自分でやりたがるようになります。
こけてもこけても自分の足で歩こうとしたり。
手づかみでご飯を食べようとしたり。
そうやって、徐々に人間らしい動きをして、トイレも自分で行けるようになって、明日の準備も自分で出来るようになって。
それなのになぜ?
シャツのスソが出っぱなしなのに気づかないの?!
イライラしますよね。
いろんなことが一人前に出来るようになって、いろんなことも一人前に口答えするようにもなったのに、シャツのスソははみ出したまま平然としているなんて。
さぁここで、お母さんにとって試練が来ました
おむつ外しを思い出してください。
最初からおむつ外しがうまく行くのはマレです。
スパゲッティだって手づかみでした。
なんなら納豆ご飯だって手づかみしてました。
それが今や、下着のパンツです。
お箸やフォークだってお手のものです。
ですが、シャツのすそだけはしまってあげちゃう?
そこ、おむつ外しの初期段階と一緒ですよ。
そこ、スパゲッティや納豆ご飯の手づかみと一緒なんです。
何でもやってあげていると、いつまでもやってもらうことがあたりまえになります。
やってもらうことって意味がよくわからないまま成長してしまう
おむつ外しで下着のパンツになった時、おしっこしてしまったら漏れます。
そこで「あ!」となるんです。
お母さんが、じゃなくてお子さんが。
スパゲッティや納豆ご飯を手づかみして食べていると、手はベタベタになります。
フォークやお箸を使うようになったら手が汚れないし、食べやすいことに「あ!」となるんです。
お子さん自身がね。
そうやって、自分で気づくことがとってもとっても大事。
- こうした方がいいよ
- こうしなさい
- これはダメ
- あれはダメ
言うのは簡単だし、指示出すのも簡単。
おトイレ行きたそうなら、パンツ脱がせてトイレまでお子さん抱えてダッシュすれば、漏らさず間に合います。
スパゲッティや納豆ご飯も、ずっと食べさせてあげていれば、何も汚れません。
その方が早いし簡単だし、イライラも減ります。
お母さんのね。
だけど、やってもらってることって、意味がわからないまま成長していってしまうんです。
だらしなくても死にはしない。
だらしなくてもお母さんのせいじゃない。
子どものために、手を出さない。
そういう見守り愛って、空よりも広く、海よりも深いんですよ。
改めて、今日のメッセージ
子育て:「シャツが出しっ放し!」の子どもの親は、放任主義とは限らない
それは愛です。
子どもがひとりでも生きていけるようになるために。
だらしなさを自分で感じて、自分で気づくために。
心を鬼にして、シャツのスソがはためいているのを見ているのです。
過保護は子どものためならず、なだけでなく、お母さん自身のためにもなりません。だいたいがお母さんの安心のためにしているようなものだからです。
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