子育てのツラさ、すべては「比較」から生まれる
もくじ
おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第68日目
今日は水曜日。子育てしているあなたに向けてのメッセージ。
子育てのツラさ、すべては「比較」から生まれる
子どもが出来ると、「一人前に育てる!」って思った時点でもう肩にチカラが入っています。
- 人に迷惑をかけないように
- 世に出して恥ずかしくないように
って、ちょっと待って!
子どもって、いろんな人に迷惑かけながら成長していくものじゃないの?
「そうは言っても…」
って、ほらほらあなた、またひとりで全部抱えようとしていない?
わかる。
私もひとり目を産んだあと、そう思ったもの。
だからこそ伝えたい。
ひとりで抱えないこと。
そして、そのツラさは、比較から生まれてるってこと。
何にツラさを感じていますか?
子育てって、もっと楽しいものだと思ってた。
新生児の頃って、首はすわってなくてぐにゃぐにゃだし、泣くだけだし、ほぼ寝てる割に夜中は2度3度と起きるし。
私の産後1週間目の夢は「目覚ましナシで起きるまで寝かせてほしい」だったもの。
*余談ですがYAMAHA音楽講師の頃の私は、「笑っていいとも!」と共に起床して、ラジオの「オールナイトニッポン第1部」が終わる頃寝ていました。不規則・不健康極まりない生活。
結婚したことも子どもが出来たことも、このうえなく幸せなはずなのに、私は「身体と心と思考で出来てるんだなぁ」と実感したのが子育て。
考えてることと感じてることは違うし、考えていたって身体が追いつかないこともあるし、感じていることがあっても考えは及ばなかったりする。
その第一波が「睡眠」でした。
次点は「自分の時間」かな。
子どもが可愛いっていうことと、そういう自分だけの「睡眠」とか「自分の時間」を確保するというのは別問題・別次元なんですよね。
今あなたがツラいと感じているのはどんなことですか?
- 日中、小さな我が子と一日家にいること?
- 育児書通りの子育てが出来ないこと?
- 今日もご飯をあんまり食べてくれなかったこと?
- 人見知りが激しくてどこででも泣いてしまうこと?
- やんちゃ過ぎて外に連れて歩けないこと?
- 本を読んでって言われるがままに、一日中本を読んであげてばかりいること?
- 仕事が思うように出来ないこと?
当たり前のことだけど、もしまだしていないなら、旦那さんと話してみましょう。当たり前って書きましたけど、その当たり前が出来てないママ、多いんです。
ちなみに私は旦那さん(今となっては元旦那さんですが)に、まとめて言っていました。朝は比較的ゆっくり目とは言え、シゴトがいつも午前さま帰宅でなかなか育児の実情を話す時間が持てずにいてですね、これホントよろしくないんです。
もう自分から
- 言っても無駄
- 説明する時間が面倒くさい
このループにハマると、旦那さんの出番がどんどん減り、育児に関わることが極端に減ります。つまりすべてが妻の仕事になっていくんですよ。
だから早めの対処が大事!
この子育ての大変な時期に言いたいことが言えないなんて最悪ですよ。
一番夫婦がコミュニケーションをとる時期。
もし、言う時間がない、直接言えないのなら、紙に書いてみましょう。
気づいた時に、何がツラいのか書き出してください。
そして眺めてください。
自分で視覚化してください。
そして、自分にしか出来ないことなのか?考えてみて。
これは、子どもが可愛い・可愛くないとかそういう問題じゃなくて、睡眠不足はすべてのエネルギーを削いでしまうんですよ。
するといい方向にモノゴトを見出せなくなっちゃうんです。
そのツラさが生まれるわけ
簡単に言うと焦りなのかもしれません。
子育てって産んだ瞬間から、いえ、妊娠した瞬間から自分が果てるまで続きます。
子どもが50歳になり、自分が80歳になったって、子は子、親は親です。
何歳になっても子どもに対して
「これでいいのか?」
「このままでいいのか?」
「ずっとこのままなのか?」
と親は思っています。
アブアブの頃も
よちよちの頃も
小中高生になっても
成人しても。
そしてね、それらの殆どが「周囲との比較」から生まれるんですよ。
「うちはまだ」
「あそこのウチはもう」
という自分のペースが乱される情報に焦るんです。
- 小さい頃なら子どもがいつ歩いた。
- 何をしゃべった。
- いつ字が書けた。
- どこの高校に入った。
- どの大学に入った。
- どこに就職した。
- いつ結婚する。
- いつ子どもができる。
- 孫が出来る。
- 孫がいつ歩いた。
- 何をしゃべった。
以下ループ(笑)。
比較が夫婦の外部にあるならまだしも、夫婦内にあると悲惨です。
子どもは、常に「比較」という他者とのものさしで計られることになるのですから、たまったもんじゃありません。
そんなものさしは、さっさと捨ててしまえ!です。
ツラかったら人に育ててもらう手もある
ものすごく極端な話をしますが、子どもを産んだものの「自分にはムリだ」と感じたら、人を頼ってください。
施設もあります。お子さんが出来ないご夫婦に育ててもらうということだってできます。
そうじゃなく、殆どのママは自分の手で育てたいし、育てているはず。
だけど、ツラいという状況ではないでしょうか。
あのね。
ツラいのは全部抱えているからなんですよ。
ツラかったら手放してください。
ツラいことを、ひとつひとつ手放すことです。
先ほど書いてみたツラさ。
どうしたら手放せますか?
どうしたら手放せそうですか?
それらは全部、あなたが抱えていないといけないことですか?
仕事と同じですよ。
役割を全部抱えている社員は、忙しそうなだけで実はシゴトのできない人です。
適材適所に業務を割り振って、効率よく回せる人こそシゴトが出来る人。
家庭内のことだって同じです。
「助けて!」を言いましょう。
手が空いている人がいませんか?
手を貸してくれる人はいませんか?
あなたにだって、コーヒー一杯、ゆっくり飲む権利がありますよ。
すべて抱えてしまうと、愛を感じるスペースさえ埋まってしまう
心のゆとりもないままに、子育てをしているとお子さんも敏感に察知します。
哀しそうな人を見ていると哀しくなるんです。
お子さんが、お母さんの哀しそうな表情を見て哀しくなって泣く。食欲が落ちることもあるでしょう。熱出したりすることもあるかもしれません。
「母である私のせい?」って思わないでくださいね。もし「自分のせいかも?」って思うのだとしたら、あなたが抱えているものを減らしていけば自然と解消されていきます。
あなたが抱え過ぎていることに、まだ気づけずにいる旦那さんに、教えてあげてください。あなたが声をあげずにいたら、誰も気づきません。それが当たり前だと思われてしまいますよ。
あなたの様子に気づいていない周囲の人に、知らせてください。いつだって助けを求めてください。
改めて、今日のメッセージ
子育てのツラさ、すべては「比較」から生まれる
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