人目が気になって自分が出せません
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ第238目、本日は人間関係でお悩みのあなたへメッセージです。
もくじ
人目が気になって自分が出せません
人目が気になる、という方はのりぴ塾にも8割ほどいらっしゃいます。
それ自体で悩まなければ問題はないのですが、自分自身の行動に制限が掛かったり、自由に振舞えなかったり、人の顔色や反応が自己価値のすべてのようになってしまうと、それはそれは苦しいものになります。
- 自分を出すと何が起きてしまうのでしょう。
- 自分を出すことでツラいことがありましたか。
- 自分を出したら何かひどい目に遭ったのでしょうか。
遠い過去、近い過去、あなたをイヤな気分にさせてものがきっかけに、ありのままの自分を出せないばかりか、自分自身がありのままの自分にフタをしてしまったのかもしれません。
ということで、本日の愛のトリセツの始まりです。
誰かに見張られているというその目は誰の目
自分の好きなことをすることに、抵抗感が強めな人は、当然のことながら自由に生きることを禁じられて育ってきました。
でも、ここで注目すべきは、けして親が自由を奪い取るタイプでなかったとしても、子ども側が「自由ではなかった」と感じていたら、それは自由ではなかったという感覚が残るということです。
兄弟姉妹がいて、同じように育てているつもりでも、解釈は個々に異なります。
ある兄は母親のことを「過保護だ」と言い、ある妹は「放任主義だった」と感じることもあるからです。
実際に、兄には過保護で、妹には放任主義に育てるというケースもあるかもしれませんが、大抵の親はそこまで厳密に差をつけて育てることをしているヒマがありません。
兄と妹の性質の違いで、受け取り方が異なるなんていうことは、これに限らず多々あるものです。
いずれにしても、親が思う育て方をしていても、子どもにそのまま受け取られることはなく、子ども側が自由勝手に思い込みを持ちながら成長していき、その結果、子どもなりの常識が出来上がりオトナになります。
誰かに見張られているような気がするオトナは、幼少期の頃、親が怖くて「言いたいことが言えない」「したいことができない」ということが、ままあります。
- これを言ったら否定される
- これをやろうとしても無駄だと言われる
- こんなのあなたには出来ない
- 無理なことをなぜやろうとするの
- こっちにしておきなさい
- そんなの馬鹿らしい
親の何気ない一言に傷つきしおれること数知れず。
- 自分はダメだ
- 自分じゃ出来ない
- 私にはムリなんだ
- 私は諦めなければならない
- 私のやろうとすることは馬鹿らしいこと
- 私には価値がない
- 私のやろうとすることは無駄なこと
そんな気持ちに遅かれ早かれ到達するのは時間の問題です。
それをもし、無理やりにでも貫き通そうとするならば、親の目が変わり、表情が変わり、怖い想いをするからです。
親の表情が自分のしていることの価値観の把握に繋がってしまっていたからです。
実は誰が見張ってるの?
そんな幼少期を過ごし、やがて成人してオトナの仲間入りをします。
「これからは何でも自由に決められる!」と頭で思うものの、現実ではなかなか自分で決められなかったり、自分の決めたことには自信が持てなかったり、不器用な20代を過ごすことになります。
これ、何を隠そう私のことです。
結局、親の言いなりになっているという最大のデメリットは、実は最大のメリットだったことに気付いて愕然とするのです。
自由でいるには責任がついて回ります。
でも、小さい頃から自分で選んだり決めたり、その結果、躓いたり転んだりすることすら防御されて育ってきたから、そういう経験がなくて、自分で選ぶことや決めることがめちゃくちゃ怖いのです。
つまり、自分のことが信じられない。
自分の決めることが責任が持てない。
何かあった時、責める相手がいないから、自分で決めたくない。
ここは葛藤ですよね。
私もオトナになってから、自分で選び、決めることで相当失敗したり、傷ついたりを経験しましたから。
でも、それは必要なんです。
大人になる手前で、本当はもっと経験しておきたかった数々の「やってみたい」「行ってみたい」「興味がある!」「ひとりでしてみたい」をすっ飛ばしてきてしまったから、これはもう後からやってきた青春みたいなものです。
それでも、最初はとっても勇気が要りました。
のりぴ塾にも自分で決められない、選べない女子がいらっしゃいますが、もうオトナになっているのにそれが出来ないという人は、大概自分で自分を見張っています。
お母さんという役割の人が口を出さなくなった変わりに、自分が自分にダメ出しをするのです。
- お前にはムリだ
- あなたには出来ない
- そんなことしたら嫌われるよ
- しないほうがいいよ、失敗するよ
自分で自分に制限をかけて、縛っていくのです。
自ら自由を捨て、縛られにいくのです。
だって、自由になるには責任がついてまわるから。
もし失敗したら、周りの目が攻撃してくるから。
自分を縛る安心感
それはまるで、がんじがらめにあなたを縛っていたお母さんに抱かれているような窮屈な安心感に似たものがあるのでしょう。
人目が気になるという状況は、誰かに見張られている感覚で、それは昔は「お母さん」だったものが、やがて「自分」になり、そして「他者」からの視線にすり替わっていきます。
ですが、他者はあなたのことを見張るほどヒマじゃありません。
他者は万人が万人あなたに興味があるわけじゃありません。
ですが、見張られている方がどこかで安心の人は、まずは自分で自分を見張り、それでも自分を信用できないから、他者から見張られていると思うと安心するのです。
- 見放さないで
- 見捨てないで
- 私のやってること見ていて
- 間違っていたなら教えて
- 人に見られるのはイヤだけど見放されるのはもっとイヤ
ついつい人の気を引く行動をしてしまったり、思わせぶりな態度を取ってしまったり、試すような行動をして逆に嫌われてしまったり避けられたり。
自分の中に自分を信じるモトとなるものが見出せなくてツラいから、人目が気になって、人目から自分の価値を判断してもらおうと委ねてしまうんです。
もうそんなツラい他者判断を捨ててもいいんですよ。
では改めて、今日のメッセージ
人目が気になって自分が出せません
それを理由にまた自分で自分の行動を制限して、何もしなくても良い状況を作り出しているのです。
今のままで人生良いのでしょうか。
何も自由に出来ないまま、一生が終わってあなたは満足ですか?
こちらのサロンでも人生の楽しみ方をメンバーとともに話し合い、突き進んでいますよ。
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