正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ第３７１日目、本日は別れや倦怠期に苦しんでいるあなたへメッセージです。

嫌いになったわけじゃない、でも半年も距離を置いて復縁できる？

「キミのこと、嫌いになったわけじゃないんだ。でもちょっと距離を置きたい」

彼からこんなふうに言われたら・・・

あなたはすんなり「はい、わかりました」と言って、距離を置けるでしょうか。

 

もともと、彼が距離を置きたくなってしまった原因や理由がもちろんあるはずですね。

 

この原因や理由次第で、今後が大きく左右されていきます。

 

ということで、本日の愛のトリセツスタートです。

 

どうして離れなければならないのか？

どんなお付き合いであれ、距離を置くと言うことは原因や理由があります。

 

あるカップルが距離を置くことにしたのですが、その理由はこういうものでした。

彼の仕事が忙しくなったこと。彼は仕事だけでもいっぱいいっぱいの状態でした。そんなところに、私との恋愛も加わって、頭が回らなくなってしまい・・・。彼は恋愛のことを考えるのがツラくなって、彼女への気持ちが冷めてきて・・・。

 

これだけ聴くと、彼は「彼女のことを想っているからこそ」のように感じるかもしれませんが、実際のところは「距離を置きたい」というより「別れたい」と思っていたようです。

 

でも、こんなことを急に言われた彼女にしたら「寝耳に水」の出来事ですから、彼女が一度話し合うことを提案しました。そして、その結果、6ヶ月間距離を置くことに決まったそうです。

 

彼は彼女にこう言います。

キミが何か悪いことをしたというわけではない。嫌いになったということでもない。

でも・・・。彼女はちょっと思い当たってしまうんです。

なぜなら、この彼女。

お付き合いしている期間、彼に対してこんな感じだったそう。

私の希望で毎日のように連絡を取り合うと決めていたこと。そして週に一度は、必ず会うというお付き合いをしてきたこと。

彼から「距離を置きたい」という話が出たとき、もしかしたら、それが重荷になって無理をさせてしまったのではないか、と思い当たります。

 

そう・・・よく考えたら、彼はひとりで過ごす時間を大切にする人だった。だから余計に、こういう私の願いがしんどかったのかもしれない。だけど、6ヶ月も離れていて、本当にその期間が過ぎたあとお付き合いが再開できるんだろうか・・・

 

そんな不安が浮かんでしまうのは不思議ではありません。

距離を置くその理由がコレなら、そのまま別れてしまうかも

一旦距離を置くというのは、ふたりにとって「新たなふたりのため」であることは間違いありません。

その「新たなふたり」というのは、それぞれの生き方・考え方・感じ方を、それぞれが大切にすること。

必ずしも「また同じふたりでお付き合いが再開する」という意味ではないのです。

つまり、疲れてしまった彼が癒されたり蘇ったりしたら、またこの彼女の思い通りのお付き合いが再開するという意味ではありません。

 

彼女が根本的に自分を省みて、自分の不安や不満を彼にどうにかしてもらおうとしていることを辞めない限り、彼と再びお付き合いをしてもうまくいかないし、彼はまた疲れてしまうのは目に見えていること。

 

そもそも、連絡は毎日・週に1回は会うという、自分都合な考え方を改めない限り、たぶんこの彼女は誰とお付き合いしてもうまくいかないでしょう。

 

なぜなら、その「連絡は毎日」「週に1回は会う」という想いが、不安や恐れから生まれているものだからです。

 

彼女が満たしたかったのは、自分の欲。

なので彼はひとつも満たされることがないまま、どんどん空っぽになっていきました。

 

彼女が自分で自分のことを満たすことが出来るようになると、彼に注ぐものが生まれます。それがかけがえのない愛情です。

 

彼女は彼から注がれる愛だけを頼りに生きていたから、今はものすごく悲しくて寂しい気持ちがしているかもしれませんが、このことをきっかけに、まずは自分で自分を満たすという練習をする必要があります。

 

距離を置くその理由。

彼女側が納得して半年間離れることになりましたが「時間が経てばまた同じふたりでやり直せる」という考えを持っているとしたら、それはこのまま別れてしまう可能性大でしょう。

離れても復活できる関係ってあるの？

離れても復活できる関係ってあります。

これはもう、実際に世の中にはいくつもあります。

でも、どんなふたりも「過去のふたりのまま」ということはありません。

 

別れる・ダメになる、という場合は、必ず理由があります。

その理由を払拭できるとしたら、それは「過去のままのふたり」ではまず拭うことができません。

 

どちらか一方が悪いのでもなく、お互いが少しずつ足らなかったり、多すぎたりしたのです。そして、その加減を自分で調整するのではなく、相手に調整を求めたことによって摩擦が起こり、うまくいかなくなり、別れることになったのです。

 

一旦別れて、その後復活してうまくいく人たちは、同じ人間のようでいて、内面は別の人間です。

 

それはたとえば、思いやりというものなのかもしれないし、価値観の変化なのかもしれないし、感じ方が変わったのかもしれないし、考え方に幾通りの道ができたのかもしれない。

 

少なくとも、離れた時点よりお互いに成長しているからこそ、新しい道が目の前に広がります。

 

人は日々、気持ちは揺れて変化していきますが、細胞レベルでは常に変化をしています。それは気づいていなくても、内面的に起こっていること。

 

それでも、一度愛し合ったふたりが、改めてお互いを愛すとするならば、そこに多くの言葉がそんなに必要ではないように、ハートレベルでの一歩抜け出すような成長があってこそ、初めて以前のふたりを超えていくことができるように感じます。

stand.fm音声配信｜嫌いになったわけじゃない、でも半年も距離を置いて復縁できる？

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

嫌いになったわけじゃない、でも半年も距離を置いて復縁できる？

人が別れを決心するときって、相応の決断力を伴っています。どちらともなく言い出したことですら、心の中では小さなすれ違いや思い違いが積み重なって起きています。でも、本当にご縁のある人ならお互いの成長のもと、必ず再会・再開できるはず。ひとりでうまくいかないときは、初めてのご相談でお話お聞かせください。ヒントが見つかるはずです。