育児:子育てを、すべてルーティンに するべからず

おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第8日目

 

今日は水曜日。子育てしているあなたに向けてのメッセージ。

 

子育てを、すべてルーティンにするべからず

 

妊娠中は自由に本が読めたり、食べたい時に食べたいものが食べられたり、急かされることもなくのんびりと自分時間を楽しんでいた。

 

メイクにも気を遣っていたし、ヘアスタイルだって前髪の数ミリの長さでさえ気にしていたし、眉毛のカタチも手入れに余念がなかった。

 

待望の妊娠、不安と期待の妊娠期間を経て、命がけで出産。

 

  • いつもニコニコのお母さんでいよう
  • 子どもの興味のあることは何でもさせてあげよう
  • キレイなママと言われるようにお手入れも続けよう
  • 旦那さんのお世話だってこれまで通りやれるはず
  • あんな服を着せて、こんな場所に行こう

 

それらの夢、叶うとか叶わないとか言う前に

 

  • ニコニコしたのはいつの日か
  • 子どもの興味は予想外
  • キレイなママのためのお手入れってなんだっけ
  • 旦那さんよ、自分で出来ることは自分でやれ
  • 着せたかったあの服は汚されるから着せられない
  • 行きたかったあの場所に行けるのはいつの日か

 

だもの

だもの

 

  • ニコニコしてなんていられない
  • 朝も晩もない
  • ご飯は温かいうちに最後まで食べられない
  • 化粧道具の入った引き出しは開かずの間
  • 前髪うっとおしいからいつもピンで留め、後ろは束ねるか、ショートヘア
  • 自分の眉毛の世話より、子どもの爪切りが先

 

なんでこんなに予定通りに進まないの

一日がとんでもないサプライズだけで過ぎていく

私の時間はほとんどないし 
 
子育てってなんでこんなに忙しいの? 

 

 

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そうだ!毎日をパターン化すればラクなんじゃないの?

 

そうよ、プランを立てればいいんだわ。

何時から何時はコレをして、何時から何時まではアレをして、この時間帯はテレビを見せて家事をしちゃおう。

 

ナイスアイディア!私って天才。

 

さぁ、その通りに毎日が進んでいくでしょうか。

 

  • お出かけ間際に、お腹痛い
  • 公園に行こうとしたら、今日はおうちがいい
  • 絵本を読んだら、これはイヤ
  • テレビを見せてるのに、「ママ、これして遊ぼう」

 

なんで?なんで?余計にイライラしてる?←してるしてる(笑)。

うちの子なんで空気読めない?←読めませんて(笑)。

 

子どもは予定通りに動かない

 

子どもって自由気ままな生きものです。

喜怒哀楽に衣着せないんです。

わがまま放題、やりたい放題です。

親の顔色、なんのその。

お腹が空いた。

これじゃいや。

つまんない。

眠い。

はっきりしてます。

 

楽しいときは、声かけても返事しなかったり、微動だにしなかったり、口開けてじーっと見てたり、ちびるほど笑い転げていたり。

 

何もかもが気分のままですから、予想なんてできません。

プラン立ててもあんまり意味がない。

 

プラン通り進めたいお母さんにとって、逆にストレスになるのは無理もありません。

 

予想通りにいかないならノープランになる

 

予定を立てるからツラくなるんです。

思った通りに進まないって、イライラしますよね。

 

子どもは思った通りにいきません。

あなたの予想したことを、その子独自の発想で良くも悪くも裏切っていきます。

 

でもそれが、その子の個性であり、生命力なんです。

お母さんはそれを見守ることしかできません。

 

もちろん、命にかかわることは止めなければなりません。ですが、子どもの生命に係わらないことであれば見守るテイが母子ともに心の平穏を保てます。

 

そしてね、比較対象があるから「うちの子大丈夫なのかしら?」ってなるんです。

 

育児書を読み過ぎないこと、近所のお子さんと比較し過ぎないこと、自分の母親や旦那さんのお母さんの言うことははっきり言って時代遅れですから、話半分に聞いておきましょう。

 

「そうなんだ!さすがお母さん!」「お義母さん、そんなふうに〇〇さんを育てられたんですね」

と表向きには言っておきましょう。

 

だけど、その子はあなたの子どもです。

その子がひとり立ちできるまで、あなたが責任を持って見守る義務があります。

 

そこで人の言いなりになっていたら、あなた自身が親離れできていないことになるし、お母さんであるあなたが周囲と比べてばかりいたら、お子さん自身も常に不安になってしまうかもしれません。

 

「ボク、これやっていいのかな」

「私、これやりたいって言ってもいいのかな」

「これはイヤだけど、お母さんが悲しむからやめておこう」

なんていうのは、子どもが親の顔色を見る始まり。

 

どんなことが起きたって「お母さん見てるから大丈夫だよ!」「やってごらん」「できたね」「どうやったらできるかな」と一緒にそばにいるだけでいい。

 

前回の記事でも書いたけれど親が子どもに出来ることって、2つくらいしかない。

子育て:楽しみを自分で見つけられる子は幸せな子ども時代を過ごしてる

 

  • ご飯を食べさせること
  • 睡眠がちゃんとできる場を整えること

 

お母さんが予定通りに行かないことでイライラするくらいなら?

 

改めて、今日のメッセージ

 

子育てを、すべてルーティンにするべからず

 

「今日は何しよっか?」

そんなふうに語り掛けて、子どもの「あのね、これやりたい」を大切に。

 


 

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