子育ては比べなければつらくなんてならない
もくじ
おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第133日目
今日は水曜日。子育てしているあなたに向けてのメッセージです。
子育ては比べなければつらくなんてならない
身もふたもないタイトルですみません。
でもホントそうなんです。
今、お子さんに対して、愛おしさを感じられなかったり、「私ってダメなママだな」って元気をなくしたりしている人って、子育てに対して「正解」を求めようとしていないでしょうか。
私、ふたりの子どもを育ててみてつくづく感じるのは、「子育てには正解がない」ということ。
なので、「正解」を追おうとすればするほど、苦しみや辛みが増すんです。
ということで、本日の愛のトリセツの始まりです。
正しさを追う理由
それは、愛です。
愛があるから、正しく育てたくなる。
子どものためなんですよね、正しく育てたい想いが芽生えるのは。
母親として、子どもが授かり無事に産み、そして育てること。
これ、たぶんほとんどのママさんは、ものすごく責任重大なことだと認識していますよね。
赤ちゃんは小さくて、ひとりでは何も出来なくて、「産んだ私が育てなければならない」という重圧を常に感じています。
どうにか殺さないように、命を絶やさないように、育てなければいけない。
食事を与えて、寝心地のよい布団を整え、肌に触れるものは手触りや品質が良く、耳に入るものは美しく、口に入れるものは清潔で美味しく、目に見えるものは情緒に溢れたもの。
いや、考えてもみてくださいよ。
赤ちゃんが生まれるまでのあなたと旦那さんの暮らし、そんな環境でしたか?
それがたったひとり、赤ちゃんが加わることで、生活環境までもガラリと変えようとしてしまう。
赤ちゃんには初めての外界だから、どんな環境でもそれがその子どもの環境です。
でも、今までの暮らしぶりとガラリと変えてしまって、逆に居心地悪くなったり疲れてしまうのは実は大人の方だったりするんです。
気疲れ、というものですね。
これって、「赤ちゃんにはこれがいいんだ」「赤ちゃんはこういうのがスキらしい」という情報によるものです。
だって、そんな情報が入ってくる前のあなたと旦那さんの暮らしには、そんなの取り入れていなかったんですから。
楽しさを感じられないママへ
以前の生活、あなたがあなたらしくいられた生活を、少しずつ取り戻してください。
赤ちゃんが生まれて、全部を赤ちゃん仕様にしてしまい、あなたの居場所がなくなってしまっているのかもしれません。
子どもは子どもの世界をこれからじっくり手探りしながら見つけていきます。
あなたもそうやって、子どもの頃から手探りして見つけてきたスキなものがあったはず。
それを妊娠と同時に辞めてしまっていたり、出産とともに封印してしまったりすることはありませんか。
子どもが出来たからといって、それまで楽しみにしていたことまで全部、投げ捨てることはありません。
最初は眠りの短かった子どもも、徐々に睡眠をまとめて取れるようになります。
生後4ヶ月もすれば、夜中起きずに寝てくれるお子さんも多いでしょう。
ただ、これだって千差万別です。
もっと早くまとめて眠る子もいれば、もう少しかかる子もいます。
「ウチの子はどうして?」を「ウチの子はこう」というふうにとらえるとずいぶん楽になります。
そう、「ウチの子はこうなんです」と胸を張って言えるお母さんこそ、その子にとっての一番頼もしいお母さんです。
子どもを産んだからといって、「じぶん」を諦めないでください。
赤ちゃんに人生があるように、あなたの人生もまた、まだまだ続くのですから。
全部背負ったらつぶれちゃうよ
子どもをおんぶ。
これって長い人生からみたら、ほんの一瞬みたいなものです。
一生あなたが背負って過ごすわけではないのです。
というか、一生あなたが背負えるものではありません。
それでは、あなたの自由がなくなってしまうし、お子さんの自由もありません。
自分の足でスキなところへ駆け出して行きたいですよね、子も親も。
それを、子どものことは、全部自分の責任と強く思い過ぎて、何もかもを背負っていたらあなた自身がつぶれてしまう。
背負うのなら、旦那さんもいらっしゃるわけですよ。
ただ、それすらいつまでも、というわけではありません。
困ったときは実家のじじばば、またはご近所のお友だちに遠慮なく甘えましょう。
今、世の中には親子の悲しいニュースも多いですが、ひとりで抱えないこと、ひとりで責任を負おうとしないこと。
それは赤ちゃんのためにも大事なことです。
が、何よりあなたにとって大事なことなんです。
日中でも夜中でも、つい悶々と考え込んでしまうのは、あなた自身のスキなことを捨ててしまったからなのかもしれません。今からでも拾って始めても無問題。
あなた自身のやりたいことを、一日の中にほんの数分でも良いので取り戻してみてくださいね。
では改めて、今日のメッセージ
子育ては比べなければつらくなんてならない
比べてしまうのは、あなたの愛です。
ただ、自分の時間も大切にしてね、というメッセージをどうか受け取ってくださいね。
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