子どもは親の思い通りになりません
正しい恋愛の悩み方:愛のトリセツ第168目
今日は水曜日。子育てしているあなたに向けてのメッセージです。
子どもは親の思い通りになりません
私が産んだこの子が、親である私の言うことを聞くのは当たり前だ。
そんなふうに育てられたママ自身、結構多いですよね。
私も「親に口ごたえするのか」「子どものくせに生意気だ」という言葉は、父からも母からも言われたことがあります。
そして、「そうか、子どもは親に言いたいことを言ってはいけないんだ」「子どもは親に従うものなのだ」とかなり小さい頃に思い込み、その思いにが成長するなかでも根強く残り、思春期に苦労した記憶があります。
今でこそ、子どもは親の思い通りになるものではないとはっきりわかりますが、それが自分の子育てとなると、親と同じことを子どもにしてしまっていたりして愕然とすることもあるのです。
ということで、本日の愛のトリセツの始まりです。
もしも思い通りになったなら
あなたの小さい頃を思い出してみてください。
お母さんがあなたに言うこと、全部聞いて約束を守って褒められて、お母さんの笑顔が嬉しくて。
だけど、ほんとうはお友だちと同じように水たまりに長靴でバシャバシャやりたかった幼稚園の私
習いごとは、そろばんじゃなくてバレエがやりたかった小学2年生の私
お祭りに友だち同士で出かけたかった小学4年の私
中学では卓球部じゃなくてバスケ部に入りたかった私
でも、お母さんが言うから、自分が本当にしたかったこと諦めた。
我慢した。
言う通りにしておけば、間違いないって言うから、そのまま受け容れてた。
これは私の幼少期の話です。
だけど、友だちは自分のスキなことを優先してもらってた。
やりたいようにさせてもらってた。
洋服もお母さんが選んだものじゃなくて、自分で決めるって言ってた。
いつしか気づく。
「自分の好きなもの、自分で決めていいんだ」と。
そうやって、思い通りにならない幼少期を過ごした人は、いやーな気持ちを抱えながら生きてきたくせに、どこかその指示に安心して、「人に指示されることが安心なこと」と思い込み、「自分で自由にやることは不安なこと」にすり替わってしまうことがあるのです。
事実、私は高校生になっても「自分のことを自分で決める」ということがとても苦手でした。
決めてもらってきたから、進路ですら漠然としていて、漠然としているから何から勉強していいかわからない。
高校生という思春期の時期に、反抗期が重なり、加えて母親からの指示命令、父親からの進路への口出しで、八方ふさがりな感覚を持っていました。
当時、自由な気持ちが持てなかったのは、勉強方面だけでなく、どこか恋愛に対しても相手主導になってしまい、本当の私がしたいことって何だろう?と、いつも答えの出ない問題を解いているような気分になったものです。
個性が出るたび拍手してください
それでもさすがに高校3年生になると、自分の未来を自分で描きたくなる衝動が起きます。
「もう親の言いなりにはならないぞ」となります。
18年かかってようやく気付いた「私は自由」というものは、親への大きな反発とともに弾けました。
子どもを思い通りに押しつぶすのは簡単です。
子どもにとって親は絶対だからです。
ですが、子どもにも心があり、何より子どもには子どもの人生があります。
それはもう生まれた瞬間からその個性として芽生えているものです。
寝ている姿勢のこだわり。
ミルクの飲み方。
ご飯の食べ方や食べる量。
好きな味、好きな遊び、好きなもの。
好きなにおい、好きな絵や色、好きな肌触り。
親は親の好きなもの、子どもにとって良さそうなものを勧めてきますが、子どもには子どもの「好き」があります。
幼少期、親の言いなりになっていた子がオトナになると、親の言いなりはイヤだったくせに、自分の子どもに親としてのこだわりで真綿で締めてしまうことがあります。
なぜなら、親の言いなりというものは、当人はイヤだったのですが、指示に従っていると結果としてラクな部分があったからです。
苦しくもあり、ラクでもあったのです。
デメリットだけでなく、メリットもあったということです。
反抗するほど
反抗するほど、自我に気づいていきます。
でも、反抗できなかった子どもはそれを受け容れるしかありません。
成長するにつれて「おかしいな?」「なんかウチはへんだぞ」と、そして自分も「イヤだな」「本当はこうしたい」という想いに気づき始めます。
それでも、決めてもらっていたラクチンさを考えると、全部が自由になることはとてつもなく怖い。
なぜなら、自由には責任がつきまとうからです。
自由と責任はセットだからです。
親が口うるさく、また過保護の場合、親が責任を全部担ってくれています。
何かあったら守ってくれるからです。
だけど、成長というものは、自分が全部担うことができるようになることです。
親は、子どもが自分で人生の荒波を泳いでいくチカラをつけることが役目です。
子どもの代わりに泳ぐことでも、いつでも両手を引っ張りながらバタ足させることでもありません。
思い通りにならない子どもほど、自分で自分の人生を生きるチカラを備え始めています。
それは誇らしいこと。
親はただ、それを見守ることしかできません。
では改めて、今日のメッセージ
子どもは親の思い通りになりません
思い通りにならない子どもなら、どうぞ褒めてあげてください。
そして、そんな自我のある子どもを産んだあなた自身のことも、褒めてあげてください。
どちらもとっても素晴らしいことです。
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