正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ第３６１日目、本日は別れた方がいいのかな？と悩んでいるあなたへメッセージです。

受け容れなきゃダメ？価値観の違い

価値観というものは、一致しているものほど良しとされますが、私は「価値観の一致」って殆どないと思っているんですよね。

 

むしろ、合わない人の方が圧倒的に多くて、その中でいかに共通項を見つけて歩み寄れるかが、コミュニケーションであり愛の交歓でもあり、人生の醍醐味でもあると思うんですよ。

 

だから、合わない人がいるのは当然だと思うし、合う人がいたら感激するわけなんですよね。

 

それがなぜか、こと恋愛や結婚になると、少しの価値観の違いだけで「もうこの人とは合わない」と判断してしまう人って結構多かったりします。

 

私も最初の結婚はまさにそうで、元旦那さんとは本当に価値観が合わずに離婚しましたが、果たして今の再婚している旦那さんが「価値観が合う」かと言えば、そうでもないなと思うわけです。

 

価値観が合う合わないではなくて、いかに歩み寄れるかという話をしましたが、その歩み寄れる手前に、とても大切な判断事項があります。

 

ということで、本日の愛のトリセツスタートです。

自分の中にある価値観を踏みにじられたら

冒頭に書きました。

価値観が合う合わないではなくて、いかに歩み寄れるかが大事。でもその歩み寄れる手前に、とても大切な判断事項がある、と。

これ、どういうことかというと、お互いへの思いやりがあるかどうか、です。

「なんだそんな当たり前なこと？」と思われましたか？

ただ、これが出来ずにモヤモヤしているカップルって意外と多いんですよ。

 

たとえば、とある相談サイトでこんなお悩みがありました。2年以上付き合っている年上彼女・年下彼氏です。

シゴトの後、彼の家へ行きました。夕飯の献立を考え、その買い物をして彼の家に着くと「〇〇が食べたい」と彼。「今日は作るもの決めてるし、準備して来てるから今度ね」と言っても聞き入れてくれず、彼の近所のスーパーへ買い出し。既に21時をまわり、22時になってようやくごはん。しかも、作っている最中、私は動きっぱなしで彼はゲーム。ムカムカして無言で食べていたら「電車は平気？」と彼。「泊まってもいい？」と言っても「帰ってほしい」と彼。

別れた方がいいと思いながら、別れる勇気がなくて付き合い続けてしまい、イヤな気持ちが生まれては無理やり握りつぶす日々。

 

この彼は自分のことしか考えていません。

その後、謝ったり、何ごともなかったように接してきたりするようですが、こういう彼は彼女がこういう人である以上、変わることはありません。

 

これは価値観を受けとめるでも受け容れるでもなく、価値観に振り回されている状態です。

自分のアイデンティティが失われた状態ですから、付き合うほどに空しさがつきまといます。

線を引いて立ち入らせない大切な領域

それはあなたの自尊心です。

何より大切にしてほしいあなたの気持ちです。

それを大切にしない人は、あなたを幸せにするどころか、不幸のどん底に突き落とすことしかしません。

あなたがどん底からやっと這い上がっても、また同じように突き落とします。

 

あなたが尽くそうとすればするほど、あなたの尽くす愛を踏みにじってきます。

 

あなたは踏みにじられるために、人を愛すのですか？

いつかわかってくれるはず、と期待を込めて這い上がっても、同じように突き落とされながら、こう思っていませんか？

 

「今度こそわかってくれるはず」

「彼は本当はそんな人じゃないはず」

と現実から目を逸らして、望みをつないでいたりしませんか？

 

もうこれってDV予備軍ですよ。

そしてこういうことを言い始めたら、DVを受けている状態です。

 

「本当は彼は優しいんです」

「優しいところもあるんです」

 

あなたのことを心から愛している人は、あなたを迷わせたりしません。

あなたのことを大切に想う人は、あなたを苦しめたりしません。

何よりあなたの行動を踏みにじるような言動はしません。

 

このことに気づいて目を覚ましてください。

受け容れてはいけないニセモノの愛

彼が時折優しくするのは、あなたを失いたくないからです。

でも、勘違いしないでください。

あなたの存在そのものというよりも、あなたがしてくれている事柄を失いたくないだけです。

 

ニセモノの愛は、奪う愛です。

善良なあなたから愛が空っぽになってしまうまで、すべて吸い取る勢いです。

 

ホンモノの愛は、与える愛です。

「ほしいほしい」ではなくて、与え続ける愛です。

しかも、あなたが望むものを与え続ける愛だから、あなたもまた相手に対して、相手の望むものを与え続けたくなるのです。

 

自分のほしいものを相手から奪う行為は、自己満足のためのニセモノの愛。

相手のほしいものを注ぎ続ける行為は、相手を想うホンモノの愛。

 

あなたの愛はどちらですか？

あなたが受け取っている愛はどちらですか？

stand.fm音声配信｜受け容れなきゃダメ？価値観の違い

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

受け容れなきゃダメ？価値観の違い

自分を大事にできない価値観はニセモノの愛で包まれているものです。受け容れてはいけません。私は大丈夫かな？となっているあなたは、初めてのご相談でお話をお聞かせください。突破口が見つかるはずです。