正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ第３５７日目、本日は、婚活・恋愛でお悩みのあなたへメッセージです。

どれくらい相手に好意を持ったらお付き合いする？

婚活をしている人、恋愛がしたい人、どちらも「自分から好きになった」場合はこんなことで悩んだりはしないと思うんです。こういう気持ちになるのは「相手から望まれてお付き合いをするかどうか」迷っているときに生まれる想いですよね。

 

あなたは、恋愛や婚活において、どのくらい相手に好意を持ったらお付き合いしようって考えるでしょうか。

 

よくありがちなのが、気持ちのうえでは「将来ずっとそばにいたいと思える人」とか「手を繋ぐことができる人」とか「ハグしたりキスしたりできる人」等を目安にして付き合ってみるものの、ときめかない。

相手は優しいし、趣味も合うし、一緒にいて楽しい。自分の素を出せるし、このまま家庭を持てたなら、きっと幸せになれるかもしれない。

そんなふうな考え方を「打算」といい「妥協」といいます。なんでかというと、致命的な足りないモノがあるからです。

 

• 恋人同士としてのスキンシップをしたい気持ちが起こらない。
• 手を繋ぐことに喜びを感じられない。
• キスしても嬉しくないし、むしろ拒絶感が湧いてしまう。

 

そう、相手との距離が詰められると逃げたくなってしまうんです。

 

相手に慣れていないからとか、そういうことではなくて、これはもう「生理的」なもの。

自分に無理をさせていませんか？

ということで、愛のトリセツ、始まります。

「スキ」の勘違いしていませんか？

出逢って間もない最初のころは、相手に慣れていません。

だから「好きになりたい」「好きになろう」と頑張ってしまうこともあるかもしれません。

ですが、そこがそもそもの誤りです。

 

だってそう思いませんか？

 

• あなたの好きなその洋服やバッグ、スキになろうとして買いましたか？
• 時間ができるとつい行ってしまうあのお店のあのメニュー、スキになろうとして出かけていってますか？
• あなたの大好きなアーティスト、スキになろうとしてファンになったのですか？

 

もう、一瞬で目を奪われてトリコになって、手にとってみたら素材も心地よくて、着てみたらやっぱり素敵！っていう洋服や、思った通りの使い心地のバッグに毎日気分が上がったりしませんか。

一口食べただけで、もう無言で完食してしまったあのお料理は「スキにならなくちゃ」って思って食べていたでしょうか。

私はユーミンが大好きですが、「ユーミンを好きになろう！」と思って好きになったわけではありません。

あなたが大好きなアーティストや俳優さん、何かのきっかけで「いいな！大好き！」と感じてそれから出てくるたびに心がわしづかみされていませんか？

 

これが「スキ」という感情です。けしてなろうとしてなれるものではないんです。なろうとしなくてもなっちゃうものなんですよね。

 

でも、婚活等では最初に努力して「スキになろうとする」という人がとても多い。

「スキなところ」を見つけようとしたりね。

恋人としてのスキンシップ、その気持ちが湧かない理由

マッチングアプリや結婚相談所、またはあまりよく知らない人から告白されて付き合って間もない頃によくある勘違い。

それは

「彼といる時間は楽しい」「彼といると居心地が良い」＝「好き」「恋」

という図式です。

 

「彼といる時間は楽しい」

「彼といると居心地が良い」

って、大切なポイントではあります。

だけど、ここに「ときめき」がないのなら、それは「恋」ではありません。

 

「まだ」なのか「これから」なのかわからないけれど、今は恋ではないでしょう。

まだ恋じゃないからときめかないんです。

 

その状態で、スキンシップってなったらそりゃ当然抵抗感があるでしょう。まだ気持ちがそこまで盛り上がっていないんですもの。

こんな場合は「友だち」という心地よい関係レベルでいる、という選択もありなんじゃないかな。

 

で、気持ちも動き始めているのに、スキンシップには拒絶反応が起きてしまうという人もいます。これはメンタル的な理由や原因があって起きているのかもしれないので、その場合はちょっと深いところが関係している場合が多いです。

 

たとえば

• 人に近づきたいけど怖くて近づけない
• 仲良くなり始めると自分からシャッターをおろしてしまう
• 男性となると緊張が走ったりして近づけない
• 人といるとリラックスできない
• 人から触れられたり、人に触れることがイヤ
• 自分の本音を言うことができない
• 逆に、異性関係で身体の関係は持っても、気持ちが近づくことがない

こんなことが起きていたら、ご自身が小さい頃、親の機嫌が変わりやすかったり、子どもに無関心だったりすることで、子ども心に「近づくと拒絶されてしまう」「近づくと怖いことが起こるんだ」などの思い込みが生まれ、未だなお心の奥底に残っているのかもしれません。

 

こういった思い込みが想い残しとなっていると、現実の世界で思い通りにいかないことがあります。

近づけない原因があるのなら

その根本的な部分を解決していくことで、人と近づくことへの恐怖感は払拭されていきます。

でも、そういった原因がないのなら、「好きと感じるまで友だちでいる」という選択もありなのではないでしょうか。

 

そしてそもそも、マッチングアプリや結婚相談所が向かないという人もいます。そういう人は、職場だったり、過去自然なカタチで知り合った学生時代の友人だったり、友だちを介して知り合った人だったり、「条件から入らない相手」によって、心の壁や心のフィルターを和らげながら、恋愛へと発展することもあります。

 

いずれにしても、あなた自身がどういうタイプなのかがわかれば、こういった自分に無理をさせるようなツラい恋愛探索はしないはずなんです。

 

あなたが恋愛したい理由は、〇〇だから、というものがあるかもしれない。

でも「好きになること」には理由がありません。

それでも、近づくことで抵抗感が湧いてしまうならメンタルの問題がある可能性もある。

 

ということで、何段階かに分けて自分のことを知るところからでしょうか。

ただ、人の感性は生きている以上、常に動いているはず。

見ている世界を作り出しているのは、紛れもなく自分だということは覚えておきましょう。

stand.fm音声配信｜どれくらい相手に好意を持ったらお付き合いする？

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

それでは改めて本日のメッセージ

どれくらい相手に好意を持ったらお付き合いする？

「スキ」はなろうとしてなれるものではありません。そして、スキンシップは自然なカタチで紡いでいくものです。もし、「スキ」の問題で立ち止まっていたらその段階の、「スキンシップ」で立ち止まっていたらその段階の、心のケアをすることで一歩進んでいくことができます。