最初の結婚で傷ついたからこそ、再婚はものすごく慎重に進めてきたつもり。今の夫はとても優しくて、私の連れ子にも良き理解者でいてくれるけど。

再婚したらずっと幸せでいたいって夢物語？

正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ、こんな幸せあっていいの？いつかボロボロ崩れちゃうんじゃないの？と不安を感じてしまうあなたへメッセージです。

 

一度離婚はしたけれど、縁があって再婚できて、もうすぐ子どもも生まれるのに「この幸せは本当なのか」不安になってしまう・・・。

 

今ある幸せは長く続かないんじゃないか

話がうまく行き過ぎる

どこかで不幸になってしまうのかも

 

なんて折角の幸せ気分に自分で水を差してしまっているのだとしたら、これ、相当損していますよね。

 

とはいえ私も再婚した当初、こういう気持ちに少なからずなったことがあるのでわからなくもないです。

 

こういう人は実際いて、ある思い込みがネックになっていることがあります。

 

ということで、今日も3つに分けてお伝えする愛のトリセツ、はじめます。

この幸せを受け取れない理由

離婚で傷ついた過去はあったけれど、今は再婚して幸せ・・・という40代の美里さん(仮名)はまもなく生まれるお腹を撫でながら思うのですが、時々ふっと不安が過ってしまう育休中の女性です。

 

最初の結婚は元夫のお金遣いのことが原因で離婚。その後、ひとり息子を抱え、正社員の職に就き、実家に世話になりながらなんとかやってきたところで今の夫と出逢って再婚に至りました。

 

美里さんが抱えている不安は、再婚した夫への不満から来るものではなくて、幸せ過ぎる日々に対するものでした。

 

ずっとこの幸せが続くのか？という不安は、いつまでこの幸せは続いてくれるんだろう？という不安でもありました。

 

期限付きの幸せのように感じて。

いつかスパッと不幸に転じてしまうような気がして。

 

単に妊娠中だから不安定なのかな？とも思ったりもするけど、話がうまく行き過ぎているような気がしてどうにも心が不穏になってしまうのです。

 

こういう想いは確かに、妊娠中のマタニティブルーにもあることでしょう。

 

得も言われぬ不安は妊娠中は持ちやすかったりもします。

 

ただ、根本的に「自分の幸せ」を心から喜びを感じられずにいるのだとしたら。

 

それは出産した後も、ふっと頭に過ってしまうことでしょう。もしくは、これまでの人生でも「幸せを感じる場面」で、「幸せを感じてはいけない」ような気持ちになっていたことでしょう。

 

そうなってしまうのには理由があります。

 

例えば、完璧主義が災いしている場合。

親が完璧主義で事あるごとに「おまえはダメだ」と言われて育った経験や、失敗した時だけ親が自分の方を見てくれた経験。

 

また、「成功したり目立ったりすると人に恨まれる」と親から言い聞かされていたり、実際に成功したり目立ったりすると友だちが離れていった経験があったり。

 

逆に、どれだけ何をやっても親が認めてくれなかったり、親に褒めてもらったことがなかったり。

 

一方、親が人生を楽しんでいるように見えない人たちで、自分だけ楽しんではいけないと思って育って来ていたり、親が幸せそうに見えなくて、自分だけ幸せになってはいけないと思い込んでいたり。

 

さまざまな思い込みが潜んでいることがあります。

いつだって自分の選んだ道

そうは言っても、人生はいつも選択の連続で、それには待ったなしの案件も多数存在します。

 

今日着ていく服も、今日食べるものも、全部自分が選んでいるものです。

 

自分の意思で選んだもの、道、コト、人。

その結果、たとえ失敗することがあっても、その先にはまた自分が選ぶべきモノで出来ているものです。

 

美里さんの場合、離婚する羽目になった元夫は失敗と捉えることもできるけれど、その離婚がなければ今の旦那さんには出逢えなかったでしょう。

 

傷ついて、親に世話になって、子どもさんがいなかったら、正社員の職を真剣に探すに至らなかったかもしれません。

 

そうやって美里さんが選んできたからこそ、今素晴らしい暮らしが存在している現実を、どうかしっかり受け容れて抱きしめてほしいものです。

 

仮にこの先、幸せが続かなくなるのだとしたら、それもまた美里さんが選んだものが原因となっていくことでしょう。

 

不安に感じる想いもまた、美里さんが選んでいるものから生まれています。

 

このままずっと続くのか？

 

という不安は、先ほどお伝えした通りで、どこかで自分は幸せになってはいけないと思っているのかもしれません。

 

離婚した苦労

シングルマザーとして一人息子を育てた苦労

正社員の職を一生懸命探した苦労

両親に世話になった肩身の狭さ

 

それらのことは当たり前に受け容れることが出来て、今ある幸せを存分に味わえないというところに、ちょっと美里さんの受け取る感覚に違和感を感じてしまいます。

いつまでも続くために

今の幸せがいつまでも続いていくのだと、信じて暮らしている人の方が、もしかしたら少ないかもしれません。

 

というのは、毎日「幸せだなー」と噛みしめながら暮らしている人がどれだけいるのか・・・案外そういう感覚を大切にしている人って多くないように感じるからです。

 

でも、一日のうちで「幸せだなー」と感じる瞬間を多くキャッチできる人って、やっぱりずっと幸せを持続しているように感じます。

 

小さなことで充分なんですよ。

 

• 炊いたご飯が最高にツヤツヤで美味しかった。幸せだなー。
• 玄関開けたら、花壇の葉っぱが雨に濡れて綺麗だった。幸せだなー。
• お風呂で首までつかって見上げたら湯気がモワモワでほわーんとなった。幸せだなー。
• 今日のおかずはちょっと焦げたけど味加減最高だった。幸せだなー。
• 朝の寝グセが芸術的で笑ってしまった。幸せだなー。

 

何だっていいんです。

どこに幸せを見出すかなんて、人の自由なんですから。

 

人から見て「え？そんなこと？」ということこそ幸せのひと粒だったりするんですよ。

 

人生はその連続ですし。

結婚生活はその一部ですし、ね。

stand.fm音声配信｜再婚したらずっと幸せでいたいって夢物語？

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

再婚したらずっと幸せでいたいって夢物語？