正しい恋愛の悩み方：愛のトリセツ第３６６日目、本日は失恋や離婚による別れに苦しんでいるあなたへメッセージです。

遠距離恋愛：彼と別れたほうがいいか迷います

遠距離恋愛だから別れた方がいい、別れない方がいい、という線引きはできません。

たぶんこれ、遠距離恋愛を経て結婚した人は痛感されると思います。

 

恋愛って距離じゃないんですよ。

でも、あるカップルにとっては、その距離がとっても重要なポイントになったりすることがあるのも事実です。

 

とある相談サイトでこんなご相談を見かけました。

お互いにアラサーで遠距離恋愛中。私はすぐにでも結婚したいし早く子どももほしい。ただ彼は結婚願望があまりなくて、私と一緒にいるためなら仕方なく結婚するという考え方。彼はまず「同棲してから結婚を考えたい」方向。仕事のことを考えると同棲開始は1年後、結婚に至るのは更に月日が流れるわけで、早くても結婚は2年後以降・・・

この状況だけを見ると、彼女が結婚に焦ってしまうほど彼のことが好きで、彼はまだ恋愛時期を楽しんでいたいようにも見えますね。

 

ただ、彼女はこうも言っています。

彼は、相手の気持ちをあまり考えず、悪気なく思うままを発言します。その何気ない言葉に傷ついて何度も泣いてしまっている。彼に「謝って」と言わない限り、自分から謝ることもないです。1～2ヶ月に1回のデートで、私がイライラし始めてケンカすることが多いけど、一緒にいると楽しいし、やっぱり好きなんだなって・・・

でも、あまりにもツラい気持ちが何度も起こってしまうため、「別れたい」ということも彼に伝えたりはしているけれど、彼は「はいはい」という感じで。実際別れることを考えると、悲しい気持ちになるので関係がずるずると続いているんです・・・

そこで悩むわけですよね。

当初書いた通り、彼女には結婚したい、子どもがほしい、という願望がありますから。

ということで、本日の愛のトリセツスタートです。

自分のキャンバス・相手のキャンバス

本当はこうしたい。

たとえば、今回のお話でいうと「結婚したい」「子どもがほしい」という自分の描きたい未来。

 

でも、今のままではそれが叶わないかもしれない。

そう思うと、この人と付き合っていても意味がないんじゃないか？

このままじゃ、私の望んている「結婚」も「子ども」も叶わないんじゃないか？

 

なんて気持ちになりますよね。うん、わかります。私も25歳くらいの頃はそんなふうに思っていました。

 

アラサー前後の彼氏・彼女という恋人関係の場合、結婚に進むのか、結婚せずにパートナー関係を続けるのか、微妙に話題にのぼったりのぼらなかったり、どちらかの思惑が膨らみ始めると、これまでの関係性が崩れてしまうことがあります。

 

でも。

 

人生は一回きりですし、自分が描く夢や希望があるのなら、それを描いてこそあなたの人生です。

 

結婚生活は、ひとつのキャンバスにふたりで絵を描いていくようなイメージがありますが、結婚していたってひとりひとりの人生のキャンバスがありますから、それはひとつのキャンバスとはちょっと違います。

 

ただ、結婚となると一番近くにいる相手となるわけなので、相手が描いているものを間近で見られるんですよね。

 

こういう未来を描きたいんだ。

こういうデッサンから始めるんだ。

というものを、一番近くで一番早く見ることができます。

 

それを知るのに必要なのがコミュニケーションであり、スキンシップであるところの、愛の循環なんじゃないでしょうか。

 

彼女が思う「結婚したい」「子どもがほしい」という願い、希望、夢。

それはわかるのですが、では彼はどうなのでしょうか。

 

彼もまた「結婚したい」「子どもがほしい」という願い、希望、夢を持っているのでしょうか。

このままあっという間に40歳

いきなりギクっとするようなこと書きましたけど、こういった遠距離恋愛で、心が落ち着いた状態でいられるカップルってあんまりいないんじゃないかと思うんですよ。

 

会えない時間ってホントに切ないもので、会える前日がピークで、会った瞬間からまた離れる時間までのカウントダウンが始まって切なくなるんですよね。

 

恋愛を新鮮な気持ちで楽しむという意味でなら、遠距離恋愛は「ツラいけど楽しい」「新鮮な気持ちを保てる」などのメリットがあります。

 

ただ、現実的に結婚したいとか子どもがほしいという人生設計とも言える夢がある場合、お互いの気持ちがはっきりしないまま継続していくことは、あまりお勧めできません。

 

この方の場合「彼が好き」より「結婚したい」「子どもがほしい」の気持ちの方が大きいように感じるからです。

 

だとしたら、もっと身近にそういう人を見つけるというのも１つの手です。

 

どうしても「彼じゃなきゃイヤ」の場合、相手の気持ちや状況をもっと確認すると思うんですね。

 

ただ、この方は「彼といると楽しい」「私を一番笑わせてくれる」という意味で「やっぱり好き」なんです。

彼といるときの自分が好き、ということでもあるのかな、と。

 

少し気づいてきましたか。

 

彼でなければならない理由がね「自分向き」なんですよ。

 

だから、このままでいくと、会えない時間はただ切なくて、会えばケンカになってしまうという状態のまま年を重ねてしまうこともあり得ます。

彼が好きなの？子どもがほしいの？

自分が彼にできること、自分が彼に注げること、自分が彼に与えられること。

よりも。

 

自分が彼から得ているものがあって、自分の夢に彼を付き合わせようとさせていることに気づいていません。

 

きついことを言うようですが、自分のペースだけでモノゴトを運ぼうとしている人に、幸せはやってきません。

 

彼の望む「1年後に同棲、その先に結婚」

彼女の望む「すぐに結婚、そして出産」

 

お互いの「結婚の意味」や「結婚の重み」をとことん話し合ってみてください。

この女性は「彼との結婚を前向きに考えた方がいいか」「きっぱり別れた方がいいか」で悩まれています。

 

この段階で「彼と人生を歩きたい」より「結婚がしたい」が強いことがわかります。

自分の描く未来に合う人は必ずいますから、別の人生を描く彼の行く道も尊重してあげましょう。

stand.fm音声配信｜遠距離恋愛：彼と別れたほうがいいか迷います

stand fmにてラジオパーソナリティとして、音声でも配信しています

では改めて、今日のメッセージ

遠距離恋愛：彼と別れたほうがいいか迷います

遠距離恋愛がどうか、というよりも、お互いの望む方向がどうか、というところはしっかり話し合いましょう。ひとりでうまくいかないときは、お話をお聞かせくださいね。