子育てに正解を求めるからツラくなる

おせっかいな割に気分よく過ごせる愛のトリセツ第138日目

 

今日は水曜日。子育てしているあなたに向けてのメッセージです。

 

子育てに正解を求めるからツラくなる

 

ちょっと前の記事でも子育てに「正解はない」ということは書いているのですが、それでも人間は目印がほしい生きものなのでしょう。

 

自分に自信がないというよりは、自信がないからこそ何かを頼りにしたくなるし、自分で考えるよりも先人の考えに光の道すじを見出したくなる。

 

その気持ちもとてもよくわかります。

 

私も、妊娠中に育児書は何冊も買いそろえましたし、育児雑誌も複数購読していました。

 

今の時代のように、ネットがない時代。

自分の読解力と公園のママ友情報、じじばばの知恵、総動員で子育てしていました。

 

でもね、思うんですよ。

あれ意味あったのかな?って。

 

ということで、本日の愛のトリセツの始まりです。

 

 

なぜ正解を求めたくなるのか

 

前の記事でも扱っていることですが、大切なことなので改めて書きますと、それは「愛」があるからです。

あなたのお子さんへのかけがえのない「愛」です。

 

  • お子さんを正しい道に導きたい。
  • まっすぐ健やかに育てたい。
  • 勇気とやさしさに溢れた人になるように。
  • 知的で人望のある人になるように。

 

さまざまな想いを持って育てている、それは紛れもない子どもへの「愛」です。

そして同時に、育てている自分への「愛」でもあります。

 

  • しっかり子育てしている自分を認めてほしい
  • 私にも一人前に子どもを育てることができる
  • 私が育てたこともはちゃんと育っている

 

自分の成果のように子どもを育てていることもあるでしょう。

自分の成果というと、なんだか承認欲求みたいな感じに受け取られるかもしれません。

ただ、それはけして悪いことではないと私は思うんです。

 

子どもを育てることって、喜びだからです。

それは育てている人にしかわからない喜びでもあるからです。

 

タネをまき、芽が出て、花が咲く。

道端の人は芽が出てきたことや、花が咲いたことには気づくでしょうが、水をやったり肥料をやったりする手間の部分を知りません。

 

子育てはまさに、その水をやったり肥料をやったりする部分です。

それをしてきたから芽が出て花が咲いた。

その欠かさぬ手間ひまなくして、花は咲きません。

 

だから「キレイな花が咲いていますね」ということは、その手前のかかった作業分への労いでもあるのです。

 

立派な青年に育ちましたね。

素敵なお嬢さんになりましたね。

これは、お子さんそのものをほめたたえている言葉ですが、そこまで育ててきたあなた自身をもまた労われている言葉です。

 

 

あなたが本当に目指しているもの

 

子どもを持って、あなたが本当に目指しているものはどんなことでしょうか。

殆どのお母さんの願いはただひとつ「我が子の幸せ」かと思います。

 

そしてここが大事なんですが、幸せって誰が感じるものなのか?ということです。

 

あなたの幸せは、あなたが「幸せ」と感じて初めて幸せだということになりますよね。

ということは、子どもの幸せは「お子さんが幸せ」と感じて初めて幸せということになります。

 

あなたの幸せ=お子さんの幸せではなく。

 

まだ動けない、何も出来ない赤ちゃんの頃のお子さんは、全身全霊でお母さんが必要。

でも、成長するにつれて、自分の世界を築き始めます。

 

そう「お子さんが感じる幸せの世界」を「お子さん自身が作り始める」のです。

それはあなたがもっとも望んでいる「お子さんの幸せ」でもあるのです。

 

 

 

間違ったら何が起きるの?

 

さぁ、子育てに正解を求めるからツラくなる、というこのテーマ。

実は、お子さんの築き始めた幸せに、あなたが同意できない時に起きる感情なんです。

 

  • うちの子はこんなものにしか興味がわかないのか
  • うちの子はこれが出来ない
  • よその子と違ってまだこんなことして喜んでる
  • もうそろそろこれ始めてもいいはずなのに全然始まらない

 

例えば、歩き始める時期、言葉を発する時期、ひとりで食べられる時期、オムツ外しの時期。

それらが過ぎれば、字が書ける時期、英語が話せる時期、泳げる時期、縄跳びができる時期、逆上がりの出来る時期。

 

比較することてんこもりですよね。

 

  • 何か育て方間違えたかな
  • もっとこうしてあげればよかったかな
  • 私何かし忘れてないかしら

 

大丈夫なんです。

毎日ご飯を食べて、お風呂に入って、夜は爆睡しているのなら、確実にお子さんの幸せな世界を自分で築いているんです。

 

いろんなフィルターをかけて、一喜一憂しているのはお母さんだけかもしれませんよ。

 

 

では改めて、今日のメッセージ

 

子育ては比べなければつらくなんてならない

 

もし比べるとするなら、一年前の我が子と、今日の我が子を比べてみてください。

格段に出来ることが増えているはず。

これらは日々、お子さんは自分の幸せ構築に励んでいる証拠です。

 


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